「Playlist」GROOVER October 2020


DJ SEO

01.THE JADED HEARTS CLUB / REACH OUT I'LL BE THERE

MUSEのマシューやBLURグレアム、JETやNINのメンバーなど7人で構成されているスーパーバンド。FOUR TOPSのモータウン・クラシックをモッドな王道UKロックに会心カバー!

02.JAWNY, CHRISTIAN BLUE / SUPER BAD MANTRA

ハニパイでおなじみジョニーユタ改めジャウニー、LAのアーティストCHRISTIAN BLUEよりのトラックにユタ印なパーパーパーパーなコーラス。ちょっとアホっぽい感じも◎

03.BAD BOY CHILLER CREW / 450 -2020 MIX -

今年のキワモノ大賞が確実視されている?ブラッドフォード発のベースラインラップ新人。童顔ヤンキーな見た目もイギリスらしいし、「ヤッピー!」なサンプルコーラス?もふざけてて最高です。

04.WORKING MEN'S CLUB / VALLEYS

かねてより注目を集めていたイギリスはヨークシャー出身のNWバンド。808な硬いビートにアシッドシンセ/パーカッションが響くマッドチェスター・レイヴ・オン!な1stフルの冒頭曲。

05.GOAT GIRL / SAD COWBOY

サウス・ロンドンが生んだ奇跡のカルテット、ゴート・ガール。超~待望の新曲が遂に。シンセきましたか!そしてグルーヴィー。今まで使ってこなかったBPMで踊れるやつってのも意外。マストで。

06.COCOROSIE / END OF THE FREAK SHOW ft.BIG FREEDIA,ANOHNI,BROOKE CANDY,CAKES DA KILLA

今年リリースされた最新作"Put The Shine On"(名作!)に収録されていたBurning Down The House"をベースに、元コラボレーターANOHNIらを招いてアップデートしたトランプ時代の終焉を宣言するVOTE SONG。ココロジーのラップやクラブ/ワールドミュージックとの親和性の高さも、個人的には不意を突かれた感じで最高ですね。

07.BREE RUNWAY / LITTLE NOKIA

ロンドンはハックニー出身の取り分け犯罪発生率の高い「マーダーマイル」出身というシンガー/ラッパー。最近流行りのロックR&Bみたいなサウンドでも、リナサワヤマやブラックピンクみたく狙いすぎてないのが推しポイント。

08.JW FRANCIS / GOOD TIME

NY拠点のベッドルームlo-fiジャズ、緩い前半から後半はグルーヴィーになるゆるガチなのが良き。デビューフルALは11/6リリースだそうです。

09.KING NO-ONE / GET YOU RIGHT

80'sエレパワーポップの現代版ともいえるヨークの新人。めちゃUSっぽいけどUK。分厚いコーラスが強い!20年前にリリースされてたら確実にクラブヒットしてそう。

10.ROMY / LIFETIME

文句なしに最高なThe xxのロミーによるソロ曲。クラブミュージックへの愛が存分に詰まった華やかなトラックで、曲が終わってしまうのが寂しくなるくらいの気持ちよさ。

11.KITE / TEENAGE BLISS

The Tough Allianceらがいた頃からその周辺で活動してきたスウェーデンのシンセ・ゴス・アーティスト。時代が追いついたのか、再び戻ってきたのかすらわからなくなるほど普遍的な良さが爆発する泣きアンセム。

12.GIRLHOOD / THE LOVE I NEED

ロンドンのネオソウル・デュオ。もろアバランチーズなオケで最高としか言いようがないです。10/23にデビューALリリース予定。


DJ GAMMY

13.JOESEF / DOES IT MAKE YOU FEEL GOOD?

グラスゴウのシンガーソングライター。穏やかなモータウンビート、ホーンとメロディのハーモニーも完璧なソウルポップ。これはかなり良いライン。

14.PVA / TALKS

BIG DADAに移籍しての1発目。ほんまポストパンクとしてのセンスの良さが出過ぎて今後どうにでも羽ばたける逸材。今後に期待し過ぎちゃうね。

15.GERRY READ / SHIT CANT MAKE ANYTHING

UKGの変態がこうなるとは思わなかったですよねな去年からのジェリー・リード。今回はニューヨークなディスコハウスで楽しげ。

16.TRESOR / WALK THRU FIRE

DRコンゴ出身で南アフリカで活躍するトレゾアと書いてトレゾーと読むポップアーティストの新曲。彼はやはり陽気に弾けさせたらかなり強いてのを再確認(笑)なパーティーチューン!

17.MUZI / I MISS YOU

Stormzyとも邂逅してた、加速する南アフリカの音楽シーンの筆頭ムジーのnewEPから。昔のゴム要素は消え、マスカンディなフォーク要素を入れた今っぽいスムースなクワイトチューン。

18.PRIYA RAGU / GOOD LOVE 2.0

スリランカルーツのスイス人シンガーソングライター、プリヤ・ラグーのデビュー曲。シルキーでスムースなR&Bでベースラインがかなり好み。

19.ANDREW ASHONG, KAIDI TATHAM / WASHED IN YOU

サウスロンドンの天才アション待望の新曲!Bugz In The Atticのテイタムとのコラボで、ブラックアーバンフュージョンなナイトドライブ!

20.HEADIE ONE / PRINCESS CUTS (ft. YOUNG T & BUGSEY)

豪華ゲスト陣が眩しい今月のTOPグライムnewアルバム。Don’t Rushシリーズの延長戦かの如きこの曲がアルバムとして良い色付けになってました。


DJ KiM

21. Machine Gun Kelly - drunk face

遂にアルバムを完成させたMGK。絶対に聴いた事ある00年代エモ、ポップパンクとラップ/ヒップホップの組み合わせ。相性良いけど一歩間違えるとめちゃくちゃダサいから難しいところを振り切ってて上手くやってるのめちゃくちゃイケてます!

22. METZ - No Ceiling

SUB POPの爆音ノイズロックバンドが久々の新譜!この人達めちゃくちゃザラついててギラっとしたギターなのに、常にキャッチーというかポップさがあるんですよね。Sonic Youthは唯一無二ですが、このバンドは現行USオルタナシーンのそれと同等の格も持ち合わせています。ライヴ観てえ〜!

23. Ghostemane - Lazaretto

ビデオでバンドを率いてモダンヘヴィネス/メタルの系譜を引き継ぎながら、ハーフに落としてそのままブレイクダウンさせる殺傷能力抜群の一曲。ビジュアルは完全にブラックメタル。

24. Overmono - Everything U Need

Thom Yorke 、Four TetそしてBen UFOらがこぞってフェイヴァリットに挙げる兄弟ユニットの最新EPより。スタジオに篭り「今までの作品で1番完成された作品」と豪語するだけあるフロアキラーな逸品。

25. Battles - Stirling Bridge (DJ Dairy & DJ Orient (black midi) Remix)

昨年10月にリリースされた最新作『Juice B Crypts』その延長線上にあるようなリミックス作品。リミキサーには昨年の共演も記憶に新しいblack midiのメンバーによるDJ Dairy & DJ Orientを起用し、静かに始まるイントロ、高揚と共にドラマティックな展開とクライマックスを迎える壮大な一曲に。

26. Bicep - Apricots

伝説のブログ、〝FeelMyBicep〟そして前作のアルバムを経て名実共にトップへとのし上がったデュオ。何語かわからない歌声は街で耳にするケバブ屋やブルガリア語の合唱曲の断片からサンプリングしているそうで、突発的な展開やアンセムさはないものの、じわじわとフロアを広げていくのに持ってこいなトライバルベース。


DJ Case

27. Bonobo & Totally Enormous Extinct Dinosaurs – Heartbreak

自身の新レーベル<OUTLIER>を始動したBonoboとTEEDのコラボレーション。Class Actionの”Weekend”をサンプリングしエレクトロニックミュージックに敬意を表したという一曲、これまたダンスフロアが恋しくなる出来栄え。

28. Milo-G – Supposed To Know feat. Leyma

有望な若手犇めくロンドンシーンよりヒップホップ×ハウスなクロスオーバー、新鋭Milo-GことMilo Goldsmith、BBC Radio 1 Dance Anthemsでテクノ×ハウスリミックスをプレイしているというその実力は確か。そんでもってモデル兼Yellow Daysのドラマー(!)

29. PawPaw Rod – HIT EM WHERE IT HURTS

70年代前半に一世を風靡した(らしい)ソウルミュージックの枝分かれフィラデルフィア・ソウル、所謂”Philly Soul”の新たな解釈。ルーツを読み解くと面白く聴こえてくる<Godmode>からの注目新人!

30. Knox Fortune – Shirtless

プロデューサーにはChance The Rapperの”Acid Rap”を手掛けたNate Foxを起用、WhitneyやTwin Peaksなどシカゴインディー界とのコラボ盛りだくさん、シカゴの横の繋がりが感じられるのが良いですね~!ポップ~ラップ~インディーの垣根を軽々と超えるKnox Fortuneのセカンドアルバムは10/30!

31. MICHELLE - UNBOUND

NYC発のミュージックコレクティヴMICHELLE。Arlo Parksをfeat.した"SUNRISE"に続いて今年2曲目。耳通りの良いポップ/R&Bを心地良いグルーヴで聴かせてくれます。国内外の若手をフックアップしたREMIXのリリースなど面白い動きをしているので注目です!

32. Fleet Foxes – Can I Believe You

サプライズリリースとなったキャリア4作品目となる”Shore”よりこの曲を最後に。Robin Pecknoldが”自身の負の側面=You”に問いかけるような内容なんですね。MVはお馴染み実の弟Sean Pecknoldが手掛けています。往年のスクウェアゲーム好きと聞いて、クロノトリガーも兄弟でやっていたのかな~という勝手な想像が膨らみます。


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