「Playlist」GROOVER November 2020

DJ SEO

01.JEAN DAWSON / DEVILISH

グルバSpotifyでは3曲目の紹介となるJEAN DAWSONは、デジタルネイティヴ世代のオルタナティヴ・ラップ/ロックを鳴らす注目アーティストのひとつ。死や恐怖などの重いテーマを遊び心あふれるサウンドスケープで解放したサウンドで、時代が時代ならザ・キラーズのブライトサイドになりえたかも?なAL冒頭を飾るシンガロング曲。

02.BLACK HONEY / I LIKE THE WAY YOU DIE

スタジアム・ライブにも耐えうるビッグなサウンドで一気に大化けの可能性も漂ってきたブライトンの4人組。WHITE STRIPESを彷彿とさせるビートがロックの本流へと寄り進む。2ndALは来年1/29リリース予定。

03.TV PRIEST / DECORATION

サビのデデデデデコレーションでノックアウト!IDLESに続けとばかりに活況なロンドンのポストパンク・シーンより登場の新人。そのデビュー作より、VIAGRA BOYS"SPORTS"とタメをはりそうな強烈爆笑曲。

04.KING PRINCESS / ONLY TIME MAKES IT HUMAN

皆大好きなキンプリ新曲は、DUA LIPAみたいなポップ路線へ。微妙にオルタナっぽい立ち位置が個人的には推しポイントだったけど、これはこれで曲が良すぎですね。

05.HAICH BER NA / 0594 HELP

誰もが知ってるジャミロクワイの超有名MVネタは反則やけど最高。このガンガン殴ってくるようなベースはフロアで聴いたら絶対ヤバいっしょ。

06.EMOTIONAL ORANGES / ALL THAT (with CHANNEL TRES)

メンバーAとVで成るLAのデュオ。同じくカリフォルニアのラッパーCHANNEL TRESを招いての新曲は、エモーショナルなヴォーカルと落ち着いたビートがムードたっぷりで、文句つけようもないベスト客演!

07.ELA MINUS / EL CIELO NO ES DE NADIE

コロンビア生まれブルックリン拠点のエレクトロ・アーティスト。ダークでシネマティック、そして内に秘めたパンクな解放感が躍動するこのトラックはDOMINOよりリリースされた1stALに収録。

08.GORILLAZ / OPIUM ft.EARTHGANG

これが英国メインストリーム・ロック/ポップス最新型!ここ10年でベストの出来といっても過言ではない最新作からは、アトランタのラップ・デュオEARTHGANGを客演に迎えた曲をチョイス。どんなジャンル/楽曲でもデーモンの声が乗れば英国ロック/ゴリラズになってしまうダイナミックさが最高です。

09.TUNNG / THE LAST DAY

00'sから活動を続ける英国フォークトロニカ・バンドですが、近作でどんどんゴリラズに寄ってきてて曲によっては区別がつかないほど笑、フロアをこれくらい熱量で保ちながら、ずっと踊ってたくなります。

10.SAD BOYS CLUB / 25

「でっかい、でっかい計画があるんだ!ははは!」と高らかにトゥルトゥルっと歌うロンドンの新人ギターバンド。何年もスルーしてたけど、デビュー作に合わせてギヤ変えてくるのはあるあるやし少し気になってきました。

11.LOKOY, SAFARIO / BOTH EYES

ノルウェーのプロデューサーLokoy、仲間のサファリオをft.したチープ・シンセとダラいフロウが絡んだ、ちょっとビースティみあるバウンシー・ラップで好み。グルバPlaylistには2回目の登場、デビューALは来年1/22リリース予定。

12.MYD, MAC DEMARCO / MOVING MEN

フランスED BANGER所属のDJ/プロデューサー。来年リリース予定の1stALからの先行曲は、コロナ禍によりLAで偶然生まれたマック・デマルコとのコラボ曲。

マックの緩さと口笛が絡んだ、ビーチで踊りたくなるレイドバック・ハウス。


DJ GAMMY

13.SEGA BODEGA, LÅPSLEY / MAKE U STAY

先々月に紹介したSHYGIRLとハイブリッドなエレクトロニックミュージックレーベルNuxxeを共同運営するセガ・ボディガーの新曲。ハーフステップ仕立ての流麗テックで即ハマり!

14.JAMES BLAKE / I KEEP CALLING

久々この感じで感涙。ダンスフロアへの希求を止めることが出来なかったのかどうかは知らないが、こっちはいつでも待ちながらDJしていたのでね。

15.JITWAM & FOLAMOUR / SUN AFTER RAIN

フランスの若きビートダウンメイカーと組んだアッサム〜ブルックリンの才人の新曲は、BODY&SOULな完全野外仕様ハッピーハウスで来ました!

16.TERRELL HINES / WE’RE ALL GONNA BE KILLED

ベックの新作やビンスとの共作で名を上げたラッパー/ドラマーのテレル・ハインズ。なかなか遊び心に溢れたこの曲で一気に波に乗ったか。

17.SAM EZEH / CRISIS

ハタチそこらの若き才能。チルムードの中でもちゃんとサイケしてるのってあんまないんで高得点。期待していきたい良い新人。

18.BENEE / PLAIN (ft. LILY ALLEN & FLO MILLI)

こちらもハタチそこらのオークランドのおなじみのベニー。もうすぐリリースの1stアルバムからの先行曲。ガスとのやつがメガヒットしても浮かれずな感じで好感度アップ。

19.OTIS JUNIOR & DR. DUNDIFF / YOU AND ME (ft. J.LAMOTTA)

アメリカはルイビルのニュージャズ・デュオのナイスな新EP。4heroあたりとも共鳴するブレイクス〜ニューソウル〜クロスオーバー(ジャズ)な本トラックが、すずめのヴォーカルにさらなる可能性を見出したか。

20.Not3s / ONE MORE TIME (ft. AJ TRACEY)

ノーツとAJのこのグライムトラックがなかなかその歴史を含んでてちょっと感動。2ステップ〜UKGからポストベースを経て隙間を振動さすハーフステップの醍醐味を流れるフローで新たな息吹を与えるという。


DJ KiM

21. Bring Me The Horizon - Teardrops

一昔前のニューメタルや所謂リンキンパーク型の音を最新型へビルドアップし、ヘヴィミュージック出自もしっかりキープした大傑作。完璧。

22. Architects - Animals

UKカオティックメタルコアの雄が、新機軸でアップデート。デカいスタジアムでシンガロングコーラスする漢な内容で、カオティックさがなく、ブレイクダウンも非常にシンプル。新しいファンがついてくれると良いですね。

23. You Me At Six - Beautiful Way

UKロックが元気です。ポストハードコアから一気にポップ化し、前シングルからノイジーでヒリヒリした質感のオルタナ寄りへ接近してる彼ら。とにかくメロディーがいいです。跳ねるようなビートもナイス!

24. Normandie - Holy Water

こちらは全く馴染みがないですが、BMTHが好きな人にオススメ。オルタナに影響を受けているポストハードコアといった塩梅でしょうか。出身はノルウェーですが、UK的なビートの使い方であったり、メロディーの良さだったり、あとこの手のバンドはデカいところで観たい感がありますね。来年のサマソニ とか呼んでほしい!

25. Smerz - I don’t talk about that much

4年ぶりについに再始動した、ノルウェー拠点のエクスペリメンタル・ポップ・デュオ。『Believer』と冠した新しいプロジェクトを来年にリリース予定しており、複雑かつ強めのビートにトランシーなトラック。この後に来年何をしでかすのかマジで楽しみです。

26. Clipping. - Pain Everyday

ご存知、と言わんばかりのインダストリアルパーカッション、ずっと覆ってる不穏なオーケストレーション、頭のおかし過ぎるビート。それらを全て乗りこなす高速ラップに絞め殺されること間違いなし。


DJ Case

27. Naeem – Stone Harbor

Spank Rockが9年振りに帰還。本名であるNaeem名義で<37D03D>からリリースされた本作は、ボルティモア・サウンドと呼ばれたアンダーグランドの色濃さはそのままに、より実験的されど大衆的に進化を遂げた力作。

28. Thor Rixon, Deep Aztec – Dark Side

南アフリカ出身のThor RixonとDeep Aztecがタッグを組んだローファイ感が心くすぐるファンク/ディスコナンバー。テーマはドラッグ使用時の“Good Time”への依存がいかに人を”Dark Side”に陥れるか。陽気なMVも後半にかけて不穏な雰囲気が漂う仕掛けあり。

29. Erika de Casier – No Butterflies, No Nothing

昨年自主リリースされた”Essentials”が話題を呼んだコペンハーゲン出身のErika de Casier、<4AD>移籍後の初シングルは上品さと不気味さの混在する悲恋をテーマにしたメロウなR&B。

30. Kalisway – WIND BLOWS

カナダ・トロント出身のオルタナティブR&B/ファンクアーティストKaliswayが早くも今年2枚目のEPをドロップ。ファンクを軸にヒップホップ~R&B~ポップをこれでもかと詰め込みバラエティに富んだ内容になっています。Gorillazのプレイリストにfeat.されているのも納得の出来栄え。

31. Jade Bird - Headstart

Jade Bird自身が「雲の合間に見える晴れ間のような曲」と形容するように、2021年が好転するようにという願いも込められているそうな。悪いことがあれば良いこともある、禍福は糾える縄の如し的、ポジティブソング。

32. Julien Baker – Faith Healer

4年振りとなる3rdアルバム”Little Oblivions”を完成させた神童Julien Bakerが帰ってきます。新たに様々な楽器を採用しているということでその変化に期待が膨らむ中、シングルカットされた本曲のYouTubeコメント欄には「ドラムが入っている!」という喜びの声が(笑)

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