「Playlist」GROOVER December 2020
DJ SEO
01.PALE WAVES / CHANGE
ミレニアムな米SSWポップ/ロックに寄せたもろにアヴリルなサウンドが最近のトレンド。ゴス/ロマンシーなリリックは健在で、その温度感がようやくわかってきたような気がします。新作は来年2月リリース予定。
02.SILVER SPHERE / FOOTBALL GAME
100 gecsのDylan Bradyをプロデューサーに迎えた、らしさしかないフューチャーポップ。フックが一度耳にハマると中毒性があります。RCAとサインして今後ブレイクしそうな注目新人。
03.MIA GLADSTONE / FOOD
衝撃的にユニークで明るく楽しいアーティストが出てきました。現代のチボマットになって欲しい逸材。エネルギッシュで展開多めなのにのんびりしたグルーヴ感が良き。ニュージャージー出身の20歳。激押しの推しです!
04.KID CUDI / SHE KNOWS THIS
新作ALより短編ムービーの冒頭を飾る「THE SCOTTS」続編的?なトラック。"Let's Go"終わりで"(Scott) Let It Go"始まりくらいで大した根拠は無いんですけど汗。エスニックなオケに流れるフロウ、途中でテンポ早なるとこもいいですね。
05.KALI / BACK TO THE START
きらびやかでキャッチーなインディーポップを鳴らす新人SSW、まだ16歳なのはビックリで将来有望。Claire Rosinkranzといいちょっと懐かしいテイストを持ったラジオフレンドリーな名曲が多いのも今年の特色ですね。
06.DIET CIG / WHO ARE YOU
ニューヨークのインディーロック・デュオ。今年の春にリリースされてた最新作からの待ちに待ったMV。青春フィメール・ギター/オルタナ・ポップでジャカジャカする大好物なやつです。
07.DOPE BODY / JER-BANG
グランジ黎明期のシアトル~フガジがよぎる荒ぶったサウンドが燃えずにはいられない、バルチモアのノイズ/ポストハードコア・バンド。オルタナイト向けで。
08.KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD / INTRASPORT
おなじみ豪サイケ/ガレージロックバンドによる、過去に無かったくらいメロディアスでハードロック色が薄れた新作。キンギザがDJユースな曲出すとすぐに食いつきます。
09.SERENA ISIOMA / KING
シカゴのナイジェリア系アメリカン・シンガーによるデビューepより。lo-fiポップとR&Bを融合させた現代オルタナティブなサウンドで今後も注目です。
10.BRIJEAN / DAY DREAMING
パーカッショナリストとしてトロイモワなどに参加していたことで知られるダグとブリジャンによるユニット。新曲はよりビートが強化されたサイケなラテン・ハウスで、新作(2/26リリース)も更に踊れる仕様になってそうで期待が高まります。
11.HACHIKU / BRIDGING VISA B
メルボルンのインディ/ベッドルームポップ・バンド。レトロ/lo-fiで柔らかい音触が心地よいデビューALのタイトルナンバーで、前奏が長いのも推しポイントです。
12.OSCAR LANG / SOMETHING HAS CHANGED
これも密かにトレンドな気がする、ミレニアム前後なギターポップを奏でるロンドンの新人。未だにOscar Schellerとごっちゃになるけど、今epでは結構違いを見せてくれてます。進撃の巨人っぽいジャケも◎
DJ GAMMY
13.BIIG PIIG / FEELS RIGHT
NiNE8 Collectiveのメンバーでアイルランド出身の新人SSW/ラッパーの新曲は、ゆったりたんたんといつものスタイルで歌いつつセットのハイライトを飾るであろうトラックに。
14.HETHER / SEX WAX
ドミニクファイクのツアーギターリストでもあるカリフォルニアのSSWの、やっとDJでかけたくなる新曲。冬〜春が似合う陽性サイケアルバムは来年1月。
15.BROCK BERRIGAN / MICHELIN STAR
今年のアルバムもかなり良かったサンプリングポップクリエイターの新曲。路線は変わらずチルアウトなムードでもはや職人技。
16.MIYNT / A BITE OF PAPAYA
こちらはスウェーデンからのロマンティックなインディポップ。音のレイヤーのDIY感がちょっと気になってしまうが、メロディが良すぎてマイナスがプラスに。ハマりました。
17.BABY’S BERSERK / WHAT I MEAN
Optimoライクなカウベルが全編どころかB面にまで使うというなかなかの根性ですが、90sハウスと合わさることで強度バッチリ。アムスのマウスコビチダンスバンドのメンバーです。
18.NUHA RUBY RA / SPARKY
かっちょ良すぎセンス良すぎ。アングラでウィアドーなポストパンクの歴史を継いだ大注目の新鋭の決定打。最高。
19.FRED AGAIN.. / JULIA (DEEP DIVING)
UKインディR&Bのフレッドによる透明感と陶酔感のあるサンプリングハウス。恋の刹那を音とともに閉じ込めた情景豊かなナイストラック。
20.TIERRA WHACK / PEPPERS AND ONIONS
毎度ユニークで新しいビートを提供してくれるティエラの新曲。口笛と舌鼓とブーミーなベースでアタック感を出し隙間を強調してグルーヴを作るていうね。お見事。
DJ KiM
21. Deftones - Change (In The House Of Flies)(Tourist Remix)
傑作『White Pony』20周年を記念してリリースされたリミックス盤より。そもそも美しい曲ですが、耽美さは更に増し増しで深い時間に聴いて踊りたくなるブレイクビーツで再構築。
22. Park Hye Jin & Nosaj Thing - CLOUDS
ローファイとはまた違うNosaj Thingの漂うようなトラック、Parkのチルアウトなボーカルが良く似合ってます。
23. Jeris Johnson, Ricky Desktop - damn!(with Chad Kroeger)[Remix]
久々に良い新人!バンジョーの印象的なメロディーと強靭なビート、エモトラップ亜種系のラップがロック好きにも受け入れられそう。
24. Juice WRLD - Real Shit(with benny blanco)
本当なら22歳の誕生日を迎えるはずであった彼の誕生日を祝う形で、盟友・benny blancoがプロデュースした楽曲がリリース。プロデューサーとしてカシミア・キャットも参加している本曲。ギター、歌声やラップの届け方に至るまで、エモラップの真髄的なサウンド。自身の名声そして富についてがリリックの内容で、ポジティヴな内容がより刺さります。
25. YUNGBLUD - acting like that (feat. Machine Gun Kelly)
2020年最後に必然とも言うべきか、新種のロックスターが現在進行形のフィールドで手を組んだ1曲。00年代エモ/パンクで青春を過ごした人間としてこの手の感じがリバイバルされるのは胸が熱くなります。
26. Jack Harlow - Way Out (feat. Big Sean)
今年大躍進だったケンタッキー州出身のラッパー。遂に新アルバムリリース!Big Seanを客演に迎え、808ベースサウンド好きにはたまらないアップリフティングな仕上がりに。曰く「(自分は白人なので)自分はこのカルチャーに招かれた、外からノックしてやってきた。迎えてもらえて非常に光栄だ」とのこと。僅か22歳でこの聡明さ。。。
DJ Case
27. Quinton Brock – To the Moon
ニューヨーク州バッファロー発の注目株Quinton Brock。自分を鼓舞するために冗談でハードロック音楽を作ろうとした、が転じて絶妙なオルタナティブ/インディサウンドに仕上がっています。今年話題になったBartees Strangeともリンクして(実際にお友達らしい)懐かしくも新しい、現代版00~10年代リバイバル。
28. Jay Prince - WORTH IT
イーストロンドン出身ラッパーJay PrinceのEP”SOL”シリーズ第3弾より。ジャズ~ソウル~ヒップホップを融合させた楽曲と心地よいフロー、まさにJay Prince節といった感じで愛聴の1曲。
29. Aries - CONVERSATIONS
“SAYONARA”のヒットでポスト・Post Malone枠として認識されがちだったカリフォルニア出身のAries。最新曲はblackbearやPeach Tree Rascalsなんかとリンクしそうな、ポップに抜けた気持良さが前面に。幅が出ると化けそうな彼にも注目。
30. Eris Drew – Reactiv-8
<Fabric Records>のミックスシリーズ最新作に収録されているEris Drewの新作ソロカット。Octo Octaと共に手掛けた本作品は、70分ノンストップに踊り続けられる魔法の1枚となっているので是非。多様化の進むシーンを代表するOcto Octa×Eris Drewの活躍からは目が離せません。
31. Classixx & Local Natives – Weekends
共にLA出身のDJ/エレクトロデュオClassixxとインディーロックバンドLocal Nativesの異色ともいえるコラボレーションシングル。シンセのフックとボーカルのハーモニーが耳に残る、両者の良いとこ取りなディスコチューン。
32. Alaska Reid – Boys From Town
A. G. Cookをプロデューサーに迎え覚醒しつつあるAlaska Reidのソロ・デビューEPより。<PC Music>の影響をもろに受けるのかと思いきや、前身バンドAlyeskaの面影も残しつつ、荒々しくも洗練された仕上がりに。それでもやっぱりインディ強めなこの曲がお気に入り。
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