「Playlist」GROOVER January 2021

DJ SEO

01.glaive - dnd

青春ベッドルーム・エモ/フューチャー・ポップ・サウンドを奏でる、まだ15歳の注目新人。インタースコープとサインしたイケメン君で、売れ線な予感です。

02.Tigers Jaw - Hesitation

00sから活動している米ペンシルヴェニア州出身のインディーエモ・バンド。エモが正しくエモであった時代の音を鳴らし続けてくれています。アゲすぎないのが肝。

03.LUMER - The Sheets

ヨークシャー/ハル出身の英インディーロック/ポストパンク・バンド。クールなヴォーカルとザラザラしたギターノイズが炸裂したナンバーで、エディスリマンの目に留まるのも納得。

04.Troy Sivan, Kacey Musgraves - Easy ft.Mark Ronson

昨年リリースされた大ヒット・ナンバーを客演を入れて再リリース。シンセ音が輝く、より分厚くエモーショナルなバージョンにパワーアップしてます。

05.Winona Oak - With Myself (MUNA Remix)

去年きっちりブレイクするかと思いきやコロナもあってかクスブリーグなWinona嬢の新曲を、最近Remixワークにご執心なMUNA様がお得意シンセ・ポップに料理。でも一番のオススメはSpotifyにないオリジナルのライブ・バージョンですよ。

06.Jessica Winter - Sad Music (Comanavago Remix)

以前にも紹介していた、今年も要注目の英インディー・サッド・ガール。サイコ風な女教師ルックスも最高です。昨年リリース曲をエネルギッシュなUKガラージ/ダンストラックにパワーアップさせたのはComanavago、彼のワークの中ではちょっと意外なRemixともいえそう。

07.The Avalanches - We Go On

カーペンターズ"Hurting Each Other"の大ネタ・コーラスサンプルに、Cola Boyyの怪しいヴォーカルが絶妙なバランスで絡み合ったキラキラ・エレクトロ・ポップ。聴くたびにジワリジワリと滲み出てくるMick Jonesの存在感にも注目。

08.Love Mansuy - Saturday

インディー寄りなR&Bポップを聴かせてくれるカナダ生まれニュージャージーのSSW、小気味よいハンドクラップにリラックスした丸みのある音像が、春の訪れを待ち遠しくさせてくれます。

09.DAN D'Lion - Apple Juice ft.Feder

英alt-pop新人、ジューシーでノスタルジックなソウル・グルーヴは、フランスのハウスレジェンドFederとのコラボ曲。もはやCHANNEL TRES系と言ってもいいくらい定番化したサウンドになってきました。

10.CMON - Mindboggling

LAのインディ/エレクトロニック・デュオ、春にリリースされていたデビューALより。(キャリア終了気配の)アリエル・ピンク以降のレイジー/変態な10'sインディーと、80'sニューウェーヴのハイブリッド・サウンドが最高です。

11.Frances Forever - Space Girl

Mom+Popがサインした、マサチューセッツ拠点の21歳、新星ベッドルーム・ポップ/SSW。

TikTokで急激に人気を獲得して即1000万再生という、チート級スピードでブレイクへの最短ルートを躍進中。Mitskiの曲名から取ったに違いない!?アーティスト名(スペル違いですが)の由来カミングアウトはあるのでしょうか。

12.Aaron Frazer - Bad News

DURAND JONES & THE INDICATIONSのリードシンガーが、Dan Auerbach(The Black Keys)によるプロデュースでソロデビュー。ファルセットボイスが効いた踊れるSOUL/R&Bを聴かせてくれます。


DJ GAMMY

13.M.A.G.S. / Sunrise

LAで活動するオルタナ/インディ・ソングライターの新曲。いつものシューゲイズなギターは控えめにしたことが功を奏した懐かしいドリーミートラック。

14.Kevin Holliday, Jackie Moonbather / Tried My Best

ヴィンテージ&モダンなベッドルームポップを鳴らすケビン・ホリデイの新曲。タイラーやN.E.R.D.なファンクネスが湧き出るクールトラック。

15.Nao / Antidote (feat. Adekunle Gold)

UKネオソウルSSWネイオの新曲は、昨年傑作をリリースした現行ハイライフのアデクンル・ゴールドを招いての新機軸できましたね。良い中間点できっちりハマってます。

16.Kalabrese, KAYYAK / Painting of Relaxation

生音とエレクトロニクスをいつも完璧に融合させるスイスの天才のアフロディープハウスな新12”。grooverではなかなかかけるタイミングはないだろうが、昨年屈指の遅漏12”なのでこういうとこでじっくり聴いてみてください。

17.Dele Sosimi, Medlar / Full Moon (Dam Swindle Remix Full Length Version)

フェラクティバンドを支えたデレ・ソシミとDisclosureとも繋がるメドラーとのコラボのremix12”より。ダム・スウィンドルが調理。アフロビートなシンセリフをメロディそのままに80sブギーへと変えたさすがの手腕。

18.Gee Dee / Mourning Dove

DJプレイにおいてええアクセントになる絶妙なエキゾムードのシンセブギー/ファンクもの。Gregory Dの別名義。大好物。

19.Kylie Minogue, Dua Lipa / Real Groove (Studio 2054 Remix)

こっちのがいいね。4/4になってメリハリついた既発曲のデュアリパデュエットver。”studio 2054”とか粋やしね。

20.Norman Doray, Darren Crook / Sweet Freedom (The Reflex Revision Extended)

ついでにこれも。Doobie Brothersのマイケルマクドナルドのブルーアイドルソウル定番曲のけったいなカバーを、安心のThe Reflexによるディスコリエディットで手直し。おっさんホイホイ。


DJ KiM

21. Viagra Boys - Girls & Boys

スウェーデンのポストパンクバンド・Viagra Boysが、まもなくリリースの2ndアルバムよりアンセム級シングルを投下。歌えるし踊れる、酒飲んでヘロヘロになりながらフロアで爆音で浴びたい!

22. MOD SUN, Avril Lavigne - Flames (feat. Avril Lavigne)

先月にMGKと一緒に3人でスタジオ入りしている写真がアップされた両者のコラボ。元々はFour Letters Lieというポストハードコアバンドのドラマーだった、Derek Smithのサイドプロジェクト。強めのフックがなかなか良い塩梅。制作中の4thアルバムにも期待が持てます。

23. Crosses - The Beginning Of The End

去年はニューアルバムにリミックス盤のリリースと割と活発だったDeftonesですが、ここにきてチノのサイドプロジェクトが再び始動。ダークなシンセポップ感がありつつも、ニューウェーヴっぽいチノの歌がいつになく妖艶。デヴィットリンチの映画の主題歌でありそうなゴスいグルーヴがたまりません。

24. Linkin Park - One Step Closer (100 gecs Reanimation)

『ハイブリッド・セオリー』のリミックス集の第一弾として100gecsが”One Step Closer”をリミックス。一気にクラブで映えそうな仕上がりに。100 gecsのボーカルやお得意のサウンドが足されていたり遊び心も満載。100 gecsも去年から00年代エモ/パンクからのミクスチャーへどんどん飲み込んでいく感じ、それこそ新世代ミクスチャーって感じで恐ろしくも最高ですね。

25. Black Honey - Believer

UKブライトンのインディーロックバンドの2ndアルバムからの先行シングル。オルタナっぽさがありつつも瑞々しいメロディはやはりUKならではって感じありますよね。60sっぽいグルーヴを纏いつつも今っぽいハイセンスなサウンドがかっこいいです。

26. Holly Humberstone - Falling Asleep At The Wheel

今年要注目!BBC Sound of 2021にも紹介されブレイク必至か。とにかくメロディが素晴らしい上に表現力もいいですね。Lordeの時もそうでしたが、こういう天性の歌声とメロディの持ち主が世に出るのは必然。ちなみにタイトルは「居眠り運転」の意で、注意不足や責任不足といったことを言及するタイトルのようです。


DJ Case

27. Bad Boy Chiller Crew - Needed You

最近ドハマりしている英国・ブラッドフォード出身のUKガラージコレクティブBBCC。イケイケのサウンドにこのMV、なんとなく垢抜けないルックスも含めて絶妙な仕上がり具合。NMEの"Essential New Artists for 2020"にも堂々のランクイン!

28. SZA – Good Days

”Hit Different”のアウトローでも歌われていた楽曲の全貌がこちら、2020年に滑り込むようにリリースされたSZA待望の新曲です。ジャズ畑からR&B~ヒップホップ界へとその活躍の場を広げすっかりお馴染みとなった天才Jacob Collierも参加していて話題性も抜群。

29. ELIO – hurts 2 hate somebody

昨年~今年のリストにもちらほら名前が挙がっていたCharli XCXお墨付きネクストベットルームポップスター候補生ELIO。いわゆるデジタルネイティブ世代の彼女らしい歌詞とどこか懐かしいサウンドのハーモニー。注目です。

30. Finn Askew – Same Old Love

今年デビューEPが控えている英国・サマーセット州発のFinn Askew。この曲では嗄れ声のRex Orange Countyと評されていますが、その他エモトラップからダウンテンポR&Bまで、何でも御座れな才能です。でもこの路線がしっくりくるかな~

31. Molly Burch – Emotion feat. Wild Nothing

Molly BurchとWild Nothingの共作が<Captured Tracks>よりリリース。Mollyのジャズに影響されたヴォーカルがJack Tatumお得意のファンキーなベースの効いたインディーロックに乗れば、あらこんなにお上品。このコラボも良い方向に転んでいます。

32. The Weather Station - Atlantic

ギターとフルートの掛け合いが新鮮な疾走感のあるThe Weather Station最新曲。通算5枚目となるアルバムIgnoranceからは既に3曲が発表されていますが全て素晴らしい出来栄えで、アルバムも高評価を得る気がしています。

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