Adventures - Heavenly

あれ以来、自分の音楽の幅が急激に狭くなっている。


そりゃDJなんで、できる限り幅広くアンテナは貼ってるつもりだけど、

身体の中にスッと入ってきて、落ち着いて聴ける音楽が減ってしまった。


ここ2か月間はずっとそんな感じ。あまり気配を感じないのがいいなってのと、

自分の好みを天秤にかけると、だいたいこの辺りの音に落ち着く。

こういうUSインディの、特に真新しくもないギターバンドが本当に好きだ。

ある程度はヴァースコーラスヴァースの形式を取りながらも、微妙なタメがある展開。

曲のスピードは速すぎてもダメだし、遅すぎてもダメ。

気持ちよく踊れる120-140BPMがベストだろう。


ウィーザーやFOWみたいにクセがありすぎてはダメだ。

名曲であっても匿名性があり、ステレオタイプから逸脱しないことが肝心だ。


そして、ほどほどにキャッチーなのも重要で、アカペラになるフィニッシュも良い。

ただ、終盤が少し引っ張りすぎるから、あと32小節ほど短いくらいがベストだが。


ここは異論があるとは思うけど、男性Voではなく女性Voだろう。

誰しもが認めざるを得ない究極の1曲を選ぶにおいては、華やかさは外せないからだ。



というワケで、暫定的ながらこの曲を「究極のインディロックソング」に認定したい。



他にもMINOR ALPSやETERNAL SUMMER、BEST COASTなど、

ベタすぎる8ビートのオルタナポップは、山のようにあるが、

総合的にこのADVENTURESを超える曲には、未だ出会えていない。


これからも狭すぎる価値観の中で、似たような楽曲たちに凌ぎを削ってもらおう。

くだらない話だが、自分が求める究極の1曲に出会いたいのだ。


そんな「美味しんぼ」のような音楽人生も、またいいではないか。

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