「Playlist」GROOVER February 2021

DJ SEO

01.Deb Never - Someone Else

LAのシンガー"Deb Never"が拠点をロンドンに移しての新曲。

エモみが増しましたね。ドラマチックな後半の展開も最高です。

Dominic Fikeとのツアー、そしてslow thaiの新作にも参加しており今年要注目な存在かと。

02.Jimi Somewhere - Jesus ft. Kacy Hill

かねてより噂のノルウェーのベッドルーム/lo-fiポップ新人。遂にリリースされたデビューALは近年のラップ/エモ・ポップ勢の中でも際立ってエモーショナルで、インディー好きにもたまらない内容に。

03.Slow Coda - Gap Year

LA拠点のインディ/オルタナバンド。キャッチーなリフとノイズでグルーヴするギターポップ/シューゲイザー。甘いボーカルも加わった90'sライクなナンバー。デビューALも来るっぽいです。

04.Briston Maroney - It's Still Cool If You Don't

米SSW新人。音のバランスが違うだけで構成はまさに2000年前後のギターバンドそのもの。

最近はパワーポップ/メロディー回帰~ムーグ復権?の息吹がジワジワ感じられます。

05.Anorak Patch - Irate

コロナ禍でのイラチ(Irate)がそのまま出たような、生々しくグランジーなリフ/ドラムがクソいけてるコルチェスター拠点4ピース。ライブがまだ文化祭っぽいとはいえ、ドラマーまだ14歳やしこっからでしょ。若くしてこのサウンドを選択できる英国の音楽的素地は素晴らしいですね。

06.FRITZ - Die Happily

ニューカッスル拠点のドリームポップ/シューゲイザー。2/12リリース新作ALより。

タイトル通り幸せに死ねそうな、美しすぎるシューゲイザー天国。前の作品は知らなかったんですが、今作ではClairo宜しくなベッドルーム的ビジュアルxバーストシューゲに生まれ変わってて大正解。

07.Blue Canopy - Motovun

ポートランド拠点のインディーエレクトロニカ/マルチ音楽家。アルペジオシンセが気持ちよいですね。

08.Steady Holiday - Sunny In The Making

既に来日公演も果たしているLAのインディポップ/フォーク・アーティストの新作3rdALより。IVY直系のクリアなシンセポップ・ナンバーが清涼感あって良いです。

09.Goth Babe - Canary Islands

Khalidを思わせるヴォーカルがメロウなテネシー出身のSSW。

外で聴いたらハマりそう。今年のサマーアンセムになれそうなTOP40的ポテンシャルも感じます。

10.G Flip, mxmtoon - Touch Sensitive Remix

豪マルチミュージシャン/SSW・G FLIPと、米ウクレレSSW・mxmtoonによるコラボ曲。

Van She(懐!)のメンバーによるソロ・Touch Sensitive Remixはテンポ上がったフロア向けの仕上がり。でもライブではG Flipが忙しそうにドラムをガンガン叩いてる姿が想像できますね。

11.Priya Ragu - Chicken Lemon Rice

モダンなソウル/R&Bだったデビュー曲に続いての2ndシングルは、インド音楽をガッツリ取り込んだナンバーで、多様性という大義名分でジャンルを横断するのが現代。Remi Wolfと並んで今年注目の新人です。

12.Sherwyn - Off You

DUCKWRTHやMac Millerなどを手掛けてきたプロデューサーによるソロ4thシングル。

YungBaeとJohnRyanとのコラボ曲でボトム強めのニューウェーヴファンク。踊れます~


DJ GAMMY

13.Joel Culpepper / Poetic Justice

ロンドンのソウルシンガーの新曲はTom Mischプロデュースでかなり艶々に。良い音で聴くほど艶々。ファンキーな曲もサマになっててほんま芸達者な良いソウルシンガー。

14.Bomba Estereo / Deja

コロンビアのデジタルクンビアバンド。15年前ぐらいのデビュー時はなかなかぶっ飛んだサイケっぷりが魅力やったが、今は洗練されたラテンミクスチャとなり世界的な人気もうなずけます。

15.VanJess / Caught Up (feat. Phony Ppl)

ヴァンジェスの2ndALより。Channel Tresとともに参加したKitoのRecapも良かったが、これ。メリハリとダイナミズムが活きたR&Bガラージを今の音として鳴らした良曲。

16.Ten City / Be Free (Emmaculate & Shannon Chambers Mix)

かつてマーシャル・ジェファーソンがプロデュースしたシカゴハウスのヴォーカルプロジェクトTen Cityの25年ぶりのリリース。今回は同じシカゴの新しい2人がトラックを作り、バイロン・スティンギリーがいつものファルセットを聞かせてくれます。

17.Sofia Kourtesis / La Perla

Axel Bomanのバーンヒュースからリリースしてたベルリンの注目DJの新曲。エレガントで穏やかな高揚ミニマルハウスはそれこそフォーテット好きにも刺さりそう。

18.Wu-Lu, Lex Amor / South

パンクとヒップホップをあくまでアンダーグラウンドで鳴らし続け、サウスロンドンの酷い現状を吐き出す彼の新曲は、またもや盟友のレックスをフィーチャー。

19.Melt Yourself Down / Bucky Done Gun

M.I.A.の16年前の人気曲を人力カバー。ロッキーのテーマもそのデイズ・ディグロナのブレイクも全てMYD流ポストパンクに。

20.Speedboat / Beat Your Mind

ブライトンのグリフィス兄弟の新曲。タイトでカーズなパワーポップでこれは好き過ぎてたまらんです。他の曲も折衷的で大当たり。


DJ KiM

21. Maggie Lindemann - Loner

MGKのポップパンク化や00年代リバイバルっぽい動きが益々活発化しそうな今年。もはやラッパーなのかシンガーなのかどっちでも良い、エモでキャッチー、展開もドラマティックな一曲。

22. Papa Roach, Jeris Johnson - Last Resort (Reloaded)

以前ご紹介したJeris Johnsonがビートジャック的な感じで、Papa Roachとコラボ。しっかり今のアレンジが加わってます。他にもTikTokでBMTHの曲をビートジャックしたりしてるのでリミックスシリーズ続きそうです。

23. slowthai - CANCELLED (feat. Skepta)

今年のUKはslowthaiの存在が大きいのか、ヒップホップに注目が寄せられてる気がします。Skeptaをフィーチャーした今曲、MVには『アメリカン・サイコ』『羊たちの沈黙』『エルム街の悪夢』『キャンディマン』『悪魔のいけにえ』などを引用していて胸キュン。

24. Casey MQ - Celebrity Crush

SOPHIEが切り開いたハイパーポップというジャンルを追いつつも、新たなポップとして自身のアイデンティティを投影した複雑な愛の一曲。

25. GIRLI - What a Shame!

こちらも00年代リバイバル、当然っちゃ当然の流れなんですけどPale Wavesにも通ずるような痛快さがこの辺りは面白いですね。

26. Nate Flud - Nobody Noticed

以前にもご紹介したcloudpunkの雄。MGKのポップわかりやすいポップパンクの参照のおかげで彼等にも今年はもう少しスポットライトが当たってほしいところ。


DJ Case

27. Pinty – Comfort Me (feat. Emma-Jean Thackray)

前作”Midnight Moods”の張り詰めた空気感そのままに、ダンサブルなトラックを内省的なリリックで乗りこなすMC Pinty。今一番面白いと言われるUKジャズシーンからトランペッターEmma-Jean Thackrayをfeat.し、ロンドン新世代のうねりを感じる1曲。

28. Puma Blue – Oil Slick

UKジャズシーンが面白いその所以は、この人にありと言えるかもしれない新世代ジャズ×サウスロンドン音楽の交差点Puma Blue待望のデビューアルバム”In Praise Of Shadows”より、珍しくアップテンポでインプロヴァイゼーションを思わせる熱気を含んだ1曲。

29. Tycho Jones - She Don't Like Me

こちらもロンドン、溢れ出る才能の行きつく先を探すようにジャンルレスな楽曲のリリースを重ねてきたTycho Jones。今回はÁsgeirがラップしてるような幻想感。他の曲も多彩で面白いので是非!

30. chemical club - Everything I Know

カナダ発のデュオchemical club。ずっと聴いていられる丁度良いテンションでどこか懐かしいローファイエレクトロサウンドと検索してもヒットしなさそうなバンド名が良い。

31. Chet Faker – Get High

昨年後半に本名のNick Murphy名義から5年振りにChet Fakerとしてカムバック!ファンクなバックビートにソウルなグルーヴを乗せた、思わずこれこれ~と呟いた紛れもなくChet Fakerな1曲。”Get High”なサイケMVが良い味出してます。

32. Middle Kids – Cellophane (Brain)

シドニーをベースとする3ピースバンドMiddle Kids。St. VincentやSoccer Mommyを手掛けたLars Stalforsをプロデューサーに迎え、これまたインディー色強めな傑作の予感。サウンドの持つ感情と向き合いながら制作されたという2ndアルバムからの先行曲。

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