「Playlist」GROOVER March 2021
DJ SEO
01.girl in red - Serotonin
既に大注目、今年は更なるブレイクも期待されるノルウェーSSWによるニューALからの新曲は、ビリーアイリッシュのフィニアス兄とのチームアップで、Clairo,Mura Masaとも肩を並べるアンセム曲に。エモーショナルに盛り上がってくサビ前が最高です。
02.Tigers Jaw - Cat's Cradle
これまでは古き良きエモ、悪く言えば少し地味な存在でもあった彼らですが、ここに来て一気にアカ抜けた彼らの最新ALより。メロディーラインの良さはそのままに、ポップパンク的アタックが効いていて元気いっぱい!
03.Tyler, The Creator - Tell Me How (Coca-Cola Commercial)
今やTravis Scottとともにお茶の間ラップスターとなったタイラーによる、コカ・コーラのCMソング!もうクラブで盛り上がるしかない高テンションな新曲で、さあ皆でダンスダンス!
04.bennytheghost - Supersonic
スコットランド生まれLA拠点のindie/altポップ新人による3rdシングル。今すぐにでもチャートを駆け上がりそうなフックとポップネスは今後も注目できそう。
05.spill tab - PISTOLWHIP
韓国とフランスがルーツのLAを拠点にするアーティストspill tab、ビリー・アイリッシュのバッド・ガイを彷彿とさせる、ベッドルーム/ハイパーポップなキラーバンガー。
06.The Horrors / Lout
前作収録"Machine"で見せたインダストリアル路線。あれはポーズだったのかな?と思いきや、90'sインダスメタルへと更に突っ込んできましたねー。ちょっとH2SO4を思い出しました。デジロックも復権なるか!?
07.VLURE / Shattered Faith
そんな流れで?こんなのも出てきました。グラスゴーの5人組によるデビューシングル。Working Men's Clubをハードにした感じのポストパンク/EBM。Nitzer Ebbやん!もちろんノースリーヴの人もいるよ。すぐに人気出ても一瞬で忘れ去られてしまうところまでこの1曲だけで想像できるハイプ感とか、最高じゃないですか?
08.Grrrl Gang / Honey, Baby
インドネシアのインディーロックバンド。伸びやかでどこまでも突き進んでいくVoが最高ですね。Alvvaysド直系ながらも本家に勝るとも劣らない、個人的にも最近めちゃ病み付きになってるナンバーです。
09.PACKS - Silvertongue
スラッカーなLo-Fi/ガレージサウンドがイカす、カナダはトロントの新人SSW。こちらは2ndシングル。デビューALは5月ということで期待したいところ。
10.CRITTER - PFC
LAの学生Alt-Popデュオによるデビュー曲は、素朴な構成ながら中毒性がある耳障りの良いポップソング。これが現代のカレッジロック、なんちゃって(意味が違う)。太陽の下で芝生でゴロゴロしながら聴きたくなります。
11.Franc Moody - Losing Touch
ロンドンのディスコファンク集団Franc Moodyの新曲は、キラキラ眩いクリスタルなフレンチタッチ。
12.SG Lewis - One More ft.Nile Rodgers
以前より注目を集めていたイギリスのエレクトロニック・アーティストによる待望のデビューAL。ナイルロジャースのギターが伝統芸術の如くビートを彩るワンモアゲットラッキーソング(タイム)
DJ GAMMY
13.Gentleman’s Dub Club / Down to Earth
リーズのレゲエ/ダブバンドの来月出るnewアルバムからの先行シングル。UKは異なるジャンルでも横の繋がりを大事にし互いに刺激し合うのが常なんで羨ましいですね。数年ぶりに名前見つけてテンション上がっちゃったのですが、わかりやすいステッパーズで良いね。
14.Xiu, Xiu , Liars / Rumpus Room
00年代ポストパンクの組み合わせでテンション上がっちゃったやつ。太鼓の音に重心を置いた張り詰めた空間。地力が出てます。
15.Psymon Spine / Channels
ブルックリンのアートポップバンドの2ndALより。こういうテクノの大事な要素をわかった上で鳴らすポストパンクは、例え00年代まんまでも推せますね。
16.Nubiyan Twist , K.O.G. / If I Know
リーズのアフロジャズコレクティブの新作。前作に続きガーナのK.O.G.を迎えたこのイケイケジャズファンク~ハイライフナンバーも良いですが、SOUL II SOULを思わすUKソウルも良いアプローチでアルバムとして◎
17.Voilaaa , Lass / Ben Bene La
フランスのあのPatchworksによるアフロ~カリビアンディスコプロジェクトの3枚目。最近サックスの音が楽しくて探しがちで、そんな中での最近のイチオシの演歌的ワールドディスコ。
18.Brijean / Wifi Beach
パーカッショニストのブリジーンマーフィーのプロジェクトの2ndALが最高。こういう音に橋をかけて跨ぐやつ大好物。しかもしれっとトロピカルなバカンスナンバーときた。お世話になります~。
19.FYI Chris / No Sun
ロンドンのRye Wax(行きたい!)の立ち上げ人たちによるだいぶお待たせな1stALも無事リリース。これも的を絞らせないどこにも着地しない音で気持ち良いブロークンビート。
20.Dance System / Strings 4 Love (Extended Mix)
Bok Bokと共にNight Slugsを立ち上げ10年代に1シーンを築いたL-VisことDance Systemによる、トレンドをきっちりおさえてるクラブバンガー。これは強力。てかズルい。
DJ KiM
21. YONAKA - Seize The Power
約2年ぶりとなるリリースは大化けの予感を感じさせるバンガーな曲。元々ポストハードコア寄りのサウンドでしたが、トラップ的リズムアプローチ/打ち込みサウンドを入れたことや、ボーカルの音作りも大幅にアップデートしていますね。
22. Oliver Francis - TOXIC PARADISE
エモトラップ/ダークトラップの新旗手の次の一手は、得意のメロディセンスを活かしたメロウな歌もの。00年代リバイバルの影響も少し垣間見えるのが今年っぽいですね。
23. Cody Frost - verbal warning
前述のYONAKA、そして先月紹介したMaggie Lindemannに通ずるようなサウンドとボーカルスタイルが特徴的なSSW。打ち込みのドラム/ビートを這うようにラップしてキャッチーなコーラスでグッと掴まれますね。
24. Paris Texas - HEAVY METAL
まだまだ謎多きLA発のラップデュオによるデビューシングル。ヘヴィなギターリフとノイズですがビートはオーセンティックかつユニークな音使い。Injury Reserve等が好きな方に強くオススメしたい。
25. NOISY - 24/7
待望の新曲!さらにレイヴ/90sのダンスミュージックに接近しつつも古臭くない質感なのがめちゃくちゃ良いですね。フロアユースもしやすそうですしこの路線でガンガンいってもらいたいところです!
26. Laura Les - Haunted
100 gecs の首謀者がソロ名義でリリース。いつものごった煮感が薄まり、統一感のあるトラックとエレクトロシンセポップを踏襲したサウンド。リファレンス元はなんとあのAlice Glassと本人談。
DJ Case
27. AG Club – UGUDBRU feat. Sam Truth
音楽・映像・ブランディング、全てを自分達で手掛けるカリフォルニア州ベイエリア発のヒップホップコレクティヴAG Club。端的に言うと非常に格好良い。2021年春には待望のアルバムリリースを控えているポストBROCKHAMPTON最有力候補。要注目!
28. Joyce Wrice, Freddie Gibbs - On One
Freddie Gibbsをfeat.した現代版R&Bなのに90's、当時の匂いをそのままアップデートしたかのような狙いがGood。ネイバーフッドでホーミー達と騒いで、何故かダンスパフォーマンスの流れ、皆が思い描くヒップホップカルチャー感が最高の仕上がり。
29. Genesis Owusu - Don't Need You
ガーナ出身オーストラリアを拠点とするシンガーGenesis Owusu。今月発表されたALは一見ラップ~パンク~ファンクを縦横無尽に暴れまわる実験的な内容、しかしその包帯下にはポップネスを垣間見せる、大物アーティストにfeat.されたら台風の目になりそうな予感。
30. Blu DeTiger - Vintage
ニューヨーク出身のベーシストBlu DeTiger、21歳にしてこの技巧とグルーヴ感はあっぱれ。最新アルバムはどの曲も光るのものがあり、テクニックだけの色物ではないぞと訴えているかのようです。
31. Japanese Breakfast – Be Sweet
"嘆き"を根底としていた前作から殻を破ったMichelle Zauner。楽曲から感じられる陽気さが新鮮に聴こえます。XファイルにインスパイヤーされたMVにはMannequin PussyのMarisa Dabiceがパートナー役として登場。そしてこのグルーヴの正体は、またお前かJack Tatum。
32. Rostam – 4Runner
ご存知元Vampire Weekend、錚々たるアーティストの作品を手掛けてきた現代シーンのブレインとも言えるRostamソロ作品。シンプルなピースでも彼が組み合わせたら傑作になってしまう、あら不思議。映像通り夜のドライブはこの曲で決まり。
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