「Playlist」GROOVER April 2021

DJ SEO

01.Bacherlor - Stay in the Car

Jay Som(ジェイ・ソム)とPalehound(ペールハウンド)による新バンド。ドリーミーに響くギター/コーラスに今を感じるピクシーズ直系の強弱ナンバー。長くかけれそうな曲。

02.SPIRIT OF THE BEEHIVE - THERE'S NOTHING YOU CAN'T DO

マシーンビートが終盤にかけてカオスに壊れていく、これぞオルタナティヴなサウンドを鳴らす米フィラデルフィアのインディ・ロック・バンドによる4作目より。ALタイトルの"ENTERTAINMENT,DEATH"もニヒリズムに溢れてますな。

03.LSDXOXO - Sick Bitch

フィラデルフィア生まれベルリン拠点のDJがXLとサインしてepをリリース。いかがわしさ満点のゲットーハウスで最高。

04.BROCKHAMPTON - BUZZCUT ft. Danny Brown

待望の新作からの冒頭曲!ラップもトラックもビースティすぎるがすぎて最高ですね。AL全体も90'sからの引用に溢れた新たな方向性がグッド。

05.Payday - Big Boy

現在はシアトルを拠点に活動する未だ16-17歳の才能あふれるPayday!"Party"を紹介した昨年のep後、12月に出たALを挟んでのepシリーズP.U.K.E Tapes第三弾。ド頭から最後までキャッチーなファストラップで埋め尽くされたパーティー向けトラック。

06.Litany, Oscar Scheller - Playlist

イントロから完璧。Oscar Schellerを迎えて洗練された現代ポップスを聴かせてくれる、イギリスはハロゲイト出身の注目アーティスト。

07.MICHELLE - FYO ft.CHAI

昨年SUB POPとサインし瞬く間に世界へと羽ばたいたCHAIによるリワーク。元から素晴らしい曲でしたが、CHAIのゆるい片言ラップが加わって更に魅力的なナンバーにアップデート。

08.fanclubwallet - C'mon Be Cool

オンタリオのインディSSW、こちらもピクシーズ"Here comes~"を思わせるリフの和やかなナンバー。後半の掛け合いも緩くて良いね。相変わらずのName Your Price、まだまだシーンでは抜けきらない存在ですが素晴らしい曲ばかり。

09.serpentwithfeet - Fellowship

NYはブルックリンのR&B/ゴスペルソウル。Sampha、Lil Silvaとの共作で、静けさの中にある躍動感が際立ったロマンティックで美しい極上曲。

10.For Those I Love - Birthday / The Pain

昨年デビュー曲"I have a Love"を紹介してましたがめでたくALもリリース。彼らもNO的な始まりとなったバンドで、その佇まい(セレモニー感)も似てますよね。アヴァランチーズ風なトラックにポエトリーラップが絡んだ絶妙に新しいサウンド。

11.Elkka - Burnt Orange

ロンドンのProd/DJによるDJユースな陶酔感あふれるハウストラック。Technicolour(Ninja Tune)から5月にリリースされる新epより。

12.Fred again..., The Blessed Madonna - Marea (We've Lost Dancing)

ロンドンのPro.フレッドアゲインとそのパートナーであるブラックマドンナ(本名はMarea!)によるトラック。コロナ禍によるダンスフロアの喪失感を語った二人のボイスメールをサンプリングしてるんですが、なんだかんだでこの強い結びつき(愛情)で乗り越えれそうなポジティヴさもありで色んな意味でキラーですね。


DJ GAMMY

13.El Michels Affair, Piya Malik / Unathi

Big Crownのレーベルオーナーによるバンドの最新作。今回はサイケなアナドルロックとサントラ的なボンベイソウルでさらなるワールドワイドに。わけわからんブレイクも最高。

14.The Bamboos / Nothing I Wanna Know About

ジャズファンクマスターの新曲。太鼓も叩けててヘッズ的にも良好。質が高過ぎて器用貧乏な感は否めないが。

15.Jungle / Keep Moving

ディスコ化するの遅いぐらいですがようやく。まあ地力をつけてからのが当然効果的なんで良いタイミングなんかな。

16.Wallice, marinelli / Hey Michael

前シングルの23と併せて注目したいロサンゼルスの新人SSWウォリス。フックもしっかり出来ており、若いパワーがリリックに溢れてて応援せずにいられない。

17.Life in Sweatpants / Good 2 Yourself

この楽しげな名前のバンドはなかなかずっとイマイチやったがこの曲は良いですよ。クラッシュ音も無駄使いではないミニマルな足し算で飽きさせない構成に。

18.Flamingo Pier / Eternal

ニュージーランドのDJチームによるバレアリックでラテンファンクな珠玉のレフトフィールドハウストラック。ソウル・サーチング!

19.Vacation Forever / You Gotta Hustle

ストックホルムのインディバンド。Lykke Liの弟です。ウォールオブサウンドとスウィートなメロディとラブリーなボーカル。そう、春めいた好トラック。

20.Slayyyter / Cowboys

ギラギラにぶっ飛んでたデビュー時からいわゆるメジャー寄りになったが音の作り方は変わらずハイパーポップ寄りなので◎。


DJ KiM

21. Quadeca - Candles on Fire!

YouTubeを拠点に活動し音源も出す、(英語圏だとそのままYouTube Rapperと呼ばれている)ラッパー。とはいえ、ヒップホップ的な位置ではなく、インダストリアル、グライム、インディーロック、果てはエレクトロニカまでも参照し、それらを独自解釈で新しく錬成しポップに仕上げています。アルバム通して是非。大傑作。

22. TRACES - State of Mind

強めのビート、エレクトロニカにも通ずるトラックとソウルフル且つキャッチーなメロディ。まだまだ謎多きソロプロジェクト。ダークかつアンビエントなベースラインがUKっぽいなあと思ったんですが、USなんですね。(カナダ出身っぽい)

23. Cake Pop - Black Rum(feat. Dylan Brady, Ravenna Golden & Lewis Grant)

100 gecsのDylan Bradyが以前から続けていたサイド・プロジェクト"Cake Pop"の新曲が5年ぶりに。レイヴ&ベース色ゴリッゴリの仕上がりで、MAD DECENTからのリリースも納得。

24. Body Meat - 4700

こちらも久々にご紹介となるエクスペリメンタルなエレクトロR&B。摩訶不思議なポップさ、アブストラクトで寄れまくっているビートとのバランスはさらに研ぎ澄まされていますね。

25. Waterparks - Numb

若手最注目株のバンドの、来月リリース予定のアルバムより新曲。前回シングルはピアノも入れたしっとり系でしたが、今回は直球勝負といったところか、シンプルにいいメロディーとエレクトロサウンドを織り交ぜたブレイクダウンっぽいサウンドもナイス塩梅。

26. happydaze - Bad Taste

UKのインディー・オルタナティヴバンドの新曲。10年代以降のメロコアな風味もありつつ、打ち込みのビートを上手く活かしたサウンドに。見た目がなんとも言えない冴えない感じなのも個人的には好感が持てます。笑。


DJ Case

27. Junior Varsity - Cold Blood

インスタグラムに数曲の断片のみを掲載していただけで、正式な楽曲リリースのなかった謎に包まれたディオJunior Varsityが遂に。小気味良いラップからのエモーショナルな展開が心擽られる!ギャラガー兄弟に負けず劣らずな眉毛が素敵ポイント。

28. jonny gorgeous - Big Deal!

PC Musicファミリーに新たに加入したjonny gorgeousのEPより。センスと技術がピタリとはまった良曲。時代の枠にジャストをお届け、安定のお仕事A. G. Cook。

29. Miss Grit - Dark Side of the Party

ブルックリンを拠点とするSSW、Margaret Sohn率いるインディ/オルタナポップ・バンド Miss Grit。その美しい立ち姿から放たれる轟音ギターは新しいセラピー。影響を受けたアーティストが手に取るようにわかりますね。

30. Pond - Pink Lunettes

2019年以来となる新曲を引き下げてPondがカムバック。異様なテンションで最後まで押し切るらしさ全開のキラートラック。この路線で突き進んで欲しい。

31. Poté - Yong Lies feat. Damon Albarn

フランス・パリを拠点に活動するPoté。Bonobo主催のレーベル<OUTLIER>よりリリース予定のアルバムから、マルチカルチュラルなその背景が映し出されたリード曲。Demon Albarn客演も納得の仕上がり。

32. Jyada G - All I Need - DJ Kicks

その人気が不動のものになりつつあるJayda GがDJ-Kicksに登場。先行公開された限定トラックは、ノスタルジーをテーマにした高揚感のあるハウストラック!レイヴパーティーの映像を採用した、踊らにゃ損々案件です。

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