「Playlist」GROOVER June 2021

DJ SEO

01.Eliza & The Delusionals - YOU

AUはブリスベンのインディーポップ新人。これはmmmBOPとSemi-Charmed Lifeが合わさったような笑っちゃうくらいのベタっぷり。だけど強い!

02.Wolf Alice - Smile

祝・全英1位。遂に英国を代表するロックバンドへ足がかかってきたウルフ・アリス。曲単体よりAL通しで聴くのがオススメな最新3rdですが、イベント向けならやはりこの曲か。

03.Pa Salieu, slowthai - Glidin'

2人の英国人ラッパーがタッグを組んだダンスホール・バップ。slowthaiはほんと客演多いですね。メロディックに絡んだフローとパワフルなドラムロールが最高です。

04.Sybyr - The Mill

メリーランド州出身アングララッパー"Sybyr(Syringe)"の最新AL"Anti-World Ⅱ"より。

ヘルハウスなMVもハマってるエレクトロ・ラップ。変名も多いアーティストでファンによる独自のWikiページなども存在していたりとカルトな人気を誇っています。

05.Mysie - Seven Nights

サウス・ロンドンのインディー・ソウル勢の中でも並外れた才能を感じるMysieの新epより。

小気味よいリズムとヴォーカルに、控えめながらいい仕事をするギターアレンジとのバランスが極上。

06.HAERTS - It's Too Late

ブルックリンで結成されたドイツ人デュオによる3rdALより。夕暮れに聴きたくなる哀愁シンセポップ。美しいコーラスで押しまくる過去作に比べ、やや落ち着いた印象の最新3RDですが、それが逆にバランス良く作用していて良いALに仕上がってます。

07.San Holo - bb u ok?

既に世界中で人気のオランダのDJ/プロデューサー。エモーショナルでポップなベッドルーム~ポストEDMサウンドで◎

08.SEB - Coney Island

LAのベッドルーム(ラップ)ポップ新人。ドリーミーなギターと温かみのあるエレクトロニカが、ノスタルジックで中毒性高いインディーポップに仕上がってます。

09.Sleater-Kinney - Worry With You

ワシントンの伝説的インディ/オルタナ・バンド。前作ではシンセ、今回はラップ調と、再結成後は積極的に新たなバンド・イメージを作りあげてるなんて、当時は想像もつかなかったな。でもヘロヘロしたメロとサビでの張り方は健在です。

10.Folly Group - Four Wheel Drive

ロンドンのポストパンク新人、So Young Magazineのレーベル第一弾としてリリースされるデビューep、煽り気味なヴォーカルとトライバル・ビートが◎、あと一つ突き抜けるポイントがあれば。

11.Claire Rosinkranz - Frankenstein

去年の"Backyard boy"がTikTokでバズりまくった未だ16歳のカリフォルニアのSSW、来月出るepからの新曲は、The Cardigansを思わせるソフトで滑らかなインディーポップに仕上がってます。

12.Luna Luna, The Undercover Dream Lovers - One Thing

テキサス州ダラスのラテン系4ピースが、アンダーカバードリームラバーズのマットケーニッヒと組んだ新曲。夏の暑さを和らげてくれそうなレトロサイケなノスタルジック・シンセポップ。


DJ GAMMY

13.Valence / La vie attend pas

フランスのSSWの新曲。マイルドでバカンスな曲調にはやっぱりフランス語の響きが合いますね。てか最後のパートの引用元がパッと出てこない…

14.Lauran Hibberd / Bleugh

ほんまこれぞインディロックな自由な展開が魅力の新曲。Old Nudesに続くアンセミックなナンバー。

15.Laura Mvula / Got Me

ここにきて80sに舵を切ってきたバーミンガムのムヴューラの極め付けの新曲。そう、みんなダンスがしたいのよ。

16.East Coast Love Affair / Confrontations

現行ハウスバンドのカバーシリーズ。今回はたしか5年前ぐらいに再発されてたHomegrown Syndromeのカバーで1番ゴキゲン。

17.Elkka / Euphoric Melodies

Four Tetも認める彼女の新作はほどよい緊張感もあってさすが。そしてEvery body is welcomeにI miss ravingときて本タイトルときた。注目せざるをえませんね。

18.Penya / The Lovers

Melt Yourself Downにも参加したマグナスメータ率いるロンドンのアフロ・フューチャリズム多国籍バンドの待ってましたの2ndALから。異文化交差点な土壌が産む祝祭のサイケ・エスノダンス。

19.Greentea Peng / Free My People (feat. Simmy & Kid Cruise)

いや〜最高過ぎるアルバム。ベースとドラムに空間の音がとにかく良過ぎ。UK伝統のストリートソウルからのダブワイズ、ダウンテンポ。繋がるベースミュージック。

20.La Vida Bohème / El Paraíso Perdido

ベネズエラのミクスチャバンド。今までと雰囲気変わって痺れるフリーキーなポストパンクに。ちなみに11年前のデビュー時は「for fans of LCD、クラッシュ、マノネグラ」と書かれてました。


DJ KiM

21. Deafheaven - Great Mass of Color

ブラックメタルとシューゲイズの融合・ブラックゲイズを捨て去り、一気にドリームポップ/インディー方面へ舵を切った予想外すぎる新曲。ここまでくるともう別バンドの領域ですね。UKインディ好きな人や耽美なメロディーが好きな人からの評価がひっくり返りそう。メタルファンから嘆きの声が聞こえてきそうですが...

22. Static Dress - sweet.

UK発オルタナ/ハードコアバンドの新曲。アラサーホイホイ過ぎる00年代スクリーモの匂いを色濃く漂わせつつ、ヘヴィなギターリフやブレイクダウンを織り交ぜた展開は、Loatheら所謂新世代へヴィネス勢の後続といった感じ。要注目株。

23. Olivia O'Brien - No More Friends (with Oliver Sykes of Bring Me The Horizon)

SoundCloudでカバー曲をアップし始め、gnashに見出されたシンガーと、BMTHのVo.Oliがコラボ。曲制作に絡んでるというよりはサクッと1ヴァース蹴ったような印象。曲もここ最近のオルタナティヴポップ/ロックを汲むトラックで良い感じ。

24. GHØSTKID - FØØL (INHUMAN REMIX)

ラップやメタルトラップとインダストリアルビートが相性抜群なのは、2021年既にご周知の通り。原曲のメタルさを一変させ、ダークさと攻撃性がさらに増したフロアライクなバンガー。

25. Skrillex, Noisia, josh pan & Dylan Brady - Supersonic (My Existence)

先月リリースしたシングル2曲とも全く違うジャンルでしたが、今回も全く違うテイスト。そもそも本曲はjosh panとDylan Bradyのコラボ曲をSkrillexとNoisiaが共同でリミックスしたバージョン。Noisia色がかなり強いブリブリなベースラインとビートに粘り気のある大胆な彼らしいサウンドに回帰した一曲。

26. royal & the serpent - girls (feat. phem)

US出身のシンガーソングライターの新EP。Nirvanaの影響をモロに受けて制作されたそうで、メンタルヘルスやセクシュアリティー、自己を受け入れることが核なんだそう。pride monthに相応しい次世代オルタナポップ。


DJ Case

27. Modern Woman - Offerings

優秀なバンドを輩出し続けるUKシーン、その計り知れないポテンシャルを知らしめるModern Womanデビュー曲。BCNR, Dry CleaningやSquid、単にポストパンクでは括れない”The Post-Brexit New Wave”の流れを汲んだ新世代。オ゛ゥ!

28. Pom Pom Squad - Head Cheerleader

NY・ブルックリン発、Mia Berrin率いるインディーロック/グランジバンドPom Pom Squad。COVID-19の影響で中止となったSXSW 2020にもブッキングされていた注目株。荒々しさを抑えた疾走感あるリードシングル。

29. Terry Presume - ZaZa and Some Runtz (Smoke Break)

ナッシュビル出身のSSW兼ラッパーTerry Presume、ファンク〜サイケデリックロックの要素を盛り込んだこれまたユニークなトラックにハイトーンボイスが癖になる1曲。

30. Enny - I Want

2020年のUKラップミュージックシーン最重要曲の1つ”Peng Black Girls”で高まった期待値を良い意味でかわすかのように、よりダンス~R&Bへと踏み込んだEnny嬢。 アルバムが待ち遠しいアーティストの1人。

31. Dora Jar - Polly

Apple Musicの「The Zane Lowe Show」にてその注目度を高めたNY出身のDora Jar。ポップに突き抜けた本曲”Polly”を軸に、異なる雰囲気を醸し出しながらもシームレスに繋がるデビューEPは一聴の価値あり。

32. Lorde - Solar Power

待ちに待ったLordeの新曲~プロデューサーは前作「Melodrama」でもお馴染みJack Antonoff、バックコーラスにPhoebe BridgersとClairoを迎えた考え得る最強の布陣。”You're Gonna Watch Me Disappear into the Sun”と歌った彼女が”Solar Power”で復帰とは、おかえり!

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