「Playlist」GROOVER July 2021
DJ SEO
01.Maneskin - ZITTILE BUONI
先日「Eurovision 2021」で優勝を果たしたイタリアのグラムロックバンド。Spotifyのグローバル・チャートでも首位を獲得して、いよいよスタジアム・ロックがリバイバル!?したら最高ですね。古典的なサウンドでもイタリア語がエッジになっていて、レッチリ~ラテン系ミクスチャーとも親和性が高く、今後更に化けそうな伸びしろがあります。
02.SAULT / London Gangs
未だに謎多き英国ジャズ・ファンクバンド。「5」「7」ときて2枚挟んでの新作「9」、Jimmy Caster Bunchの大クラシック"It Just Begun"を想起させるグルーヴィー・ナンバー。
03.Wallice - 23
LAのSSW新人、少し前にガミーが「Hey Michael」を紹介してましたが、デビューepが出たってことでこちらも。キャッチーで伸びやかなフックが開放的で良いね。パンツ姿で踊るMVも必見です、、
04.Inhaler - It Won't Always Be Like This
かねてより話題だったボノの七光りバンドが遂にALをリリース!U2とThe 1975の間を行くような現行の王道ポップロックで何だかんだ良いですね。危うくスルーするところでした。
05.Paris Youth Foundation - Tomorrow
リヴァプールの新人ギターバンド。00'sにクラブでかかったら皆で拳突き上げてたあの感じ!
AL全体としてはまずまずですがポテンシャルは高め。今年サマソニがあれば朝一の暑い中出演してたはず、、、
06.Mater Peace - Boyfriend ft. Mae Muller
2か月前のプレイリストでも紹介していた英国のグッドガイMaster Peaceによる新ep、インディ、ポップパンク、スカが混じったアップビートな最高曲!
07.All Day Breakfast Cafe - Old School Struggling
サウスロンドンからメンバー7人女性のカラフル/レトロなディスコポップバンドが登場。ジャズもソウルもインディー文脈で語られてくるのは、今の英国音楽に勢いがある証拠ですね。夏にはフェスにも出るようです。デビューシングル。
08.Cautious Clay, Saba - Strange Love
ブルックリンのマルチSSW。デビューAL"Deadpan Love"より、Sabaをフィーチャーしたインディーポップ/R&B/ラップが絶妙にミックスされたナンバー。ALも全体的に聴きやすくてオススメです。
09.The Go! Team - Pow
新作ALでも相変わらず!期待を裏切らないゴチャ混ぜインディーダンスポップは唯一無二かつエポックメイキングで、現行インディーにも多大な影響与えているはず。
10.Knife Girl - Metro
フィンランドの20歳によるデビューepタイトル曲。艶のあるヴォーカル/スキャットやエレクトロニックなギミックの利いたベッドルーム・ディスコ・ファンク。
11.IDK with Swae Lee, Rico Nasty - Keto
米メリーランド州出身のIDK、新作"USEE4YOURSELF"よりSwae Lee, Rico Nastyを迎えたトラック。エレクトロ~レゲトンまでシームレスに顔を出す高速トラップで、煽るハイハットとフローが熱い!
12.AURORA - Cure For Me
アナ雪2でも活躍してたAURORAちゃん。シンガポールのフェスでも観ましたが超可愛かったです。最近はサントラや幻想的で落ち着いた曲などが多かった印象ですが、世界中で起きてるダークな事柄から影響を受けたと本人が語る、ややヒネたディスコ・ポップで新たなタームへと突入した模様。
DJ GAMMY
13.Brasstracks, Cait Harris / Kool Aid
ご存知のプロデューサーのAfter HoursなEPがなかなか秀逸。今後期待できるケイトハリスを迎えたニューオリンズなこの曲で。
14.courtship. / Fuzzy
tell me tell meが今聴いても最高な西海岸インディデュオの新曲。相変わらずな陽性ほっこりポップスで新作の視界も良好なんやからそろそろアルバムを。
15.Hope Tala / Mad
ボサノバとダンスホールと90s R&Bをブレンドした音が魅力のホープタラの新曲。まあロンドンですわ。良い斜陽感でわかってますね。
16.La Delio Valdez, Javier Ortega / De un Tiempo a Esta Parte
ハビエルオルテガのトースティングが良い味出してるアルゼンチンの現行クンビア楽団の安定の新曲。
17.Oslo Ibrahim / Baby Don’t Let Me Go
インドネシアのシンガーソングライターの最高なサマーソングにかなりハマり中。ベースラインはもはやシティポップ。
18.Riton / Come With Me (feat. Bad Boy Chiller Crew)
いかにもなコラボで2020年代になってもキラートラックを掘り込んでくるのがリトン。90s〜現代までの流れも汲んだ良いハウス。
19.Snoh Aalegra / NEON PEACH (feat. Tyler, The Creator)
前作の大傑作を経てのスノーアレグラの4thアルバム。前作の反動で全体的にポップに寄ったわけだが、その最たるトラックがこのタイラーを迎えてのスムースR&B。
20.Jaykae / 1000 Nights (feat. Jorja Smith)
ジェイケイ得意のUKGにジョルジャと盤石。フロウも先輩マイクスキナーと同じNightの韻の踏み方でニヤり。
DJ KiM
21. Vince Staples - ARE YOU WITH THAT?
全曲Kenny Beatsをプロデュースに迎えたセルフタイトルアルバムより。ダークでダウナーなラップだけど、新しいソリッドなトラップやブーンバップが盛り込まれてて、退廃的かつタイトなまとまりがある強靭な内容に。曲の短さ的にもスルメの予感がします。
22. Post Malone - Motley Crew
タイトル的にロックなのかなと思いきや、まるでplayboy cartiのようなラップで歌い方とかもめっちゃ変わっててこれはこれで良いんだけど!っていう若干の物足りなさが、、、アッパーだしビデオも豪華だから懲りずにガンガンやってほしい。
23. Dave - Clash (ft. Stormzy)
UKドリルの真打ち、2ndアルバム先行シングル!トラックがとにかく今のサウスロンドンのサウンドで、ローに効くビートとあげないテンションの塩梅が絶妙で本当にかっこいい。フィーチャリングにStormzyなのも気合十分なのが伺えます。
24. Gentlemens Club (feat. Dread MC + B Live) - 1999
UK出身のEDM寄りのベースミュージックトリオの新曲。UKガラージなトラックに絡みつくようなラップがフロア映えしそう。ベースミュージックもドラムンベースだけでなくガラージやドリルっぽさを包括してくる感じが良いですね。
25. Overmono - So U Kno
こちらはUKベース/ブレイクビーツ最前線の兄弟ユニットの新曲。キャッチーでソウルフルなヴォーカルサンプル早回しとベースのコンビが非常にナイスでUKマナー全開なクラブにうってつけのキラートラック。
26. Turnstile - HOLIDAY
USボルチモアのハードコアバンドの新作EPより。シーンの中でも一際注目を集める彼らですが、ストレートなハードコアっぽさだけでなく、他にないスタイルでポップな感性を取り入れてるのが鳥肌もの。10分超えのコンセプチュアルなショートフィルムも併せて公開されていますので是非チェックしてみてください。
DJ Case
27. 99 Neighbors - Live a Little
バーリントン出身のコレクティヴ/アーティスト集団99 Neighbors。着実にその実力を蓄えてきた彼らがなんと<Nice Work/Warner Records>と契約、今夏リリース予定のメジャーデビューアルバムから2021年最初となるシングルです。これはビッグマネーが動く予感。
28. Mr Jukes & Barney Artist - Check The Pulse feat. Kofi Stone
ご存知Bombay Bicycle ClubのフロントマンJack Steadmanとイーストロンドン出身のラッパーBarney Artistのコラボ作品。英バーミンガム出身のKofi Stoneをfeat.した、まるでラップバトルをしているかのような臨場感とMr Jukeのプロダクションが冴えに冴えた良作!
29. Louis The Child - Keep On Moving (with NEZ feat. Theophilus London)
昨年の「Candy ll Beat Tape」に収録されていた”Keep Moving”をリメイク、シカゴ出身のDJ/プロデューサーデュオLouis The Childが、NezとTheophilus Londonを起用したヒップホップ×ダンスミュージックなハイブリッドチューン。最近この手の二度おいしい(?)がトレンドで、追いかける側は忙しい。
30. Pool Cosby, Shareef Keyes & the groove - Plant Mom
共にNYを拠点とするPool CosbyとShareef Keyesの相性抜群なコラボレーションが到着。跳ねるベースラインとメロディックなラップが好印象、タイトルの“Plant Mom”を連呼するところが癖になる、夏に映えそうなグルーヴ感。
31. Kississippi - Moonover
月1お決まりの(?)インディー枠、米国フィラデルフィア出身SSWのKississippi、きたる新作「Mood Ring」からのサードシングル。Illuminati HottiesやGreat Grandpaなどなど注目株が多く参加しているということで、早く聴きたいリストにメモしてます。
32. Big Red Machine - Renegade (feat. Taylor Swift)
Aaron DessnerとJustin VerronによるプロジェクトBig Red Machine。「Folklore」の立役者であるこの2人がTaylor Swiftをfeat.するのは必然でしたね。彼女のポップアイコンとしての”角”が削れていく様が、個人的には痛快に感じます。やっぱり現行シーンのキーワードは”フォーク”にあり。
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