「Playlist」GROOVER February 2022
DJ SEO
01.The Linda Lindas - Growing Up
新曲はパンキッシュに疾走する皆待ってたこの感じ!リズミカルに弾むヴォーカルもキュート&格好いいぞ!師であるベスト・コースト(MVにも猫がいっぱい!)の十八番ともいえるブリッジがリスペクトたっぷりに響いて最っ高!同名タイトルのデビューALは4/8リリース。今年は彼女たちの一年になる気がします!
02.Everything Everything - Bad Friday
マンチェスターのアートロック・バンドによるキャッチーでアップビートな新曲!全体的にミニマルで引き算の上手さも光りますね。金曜日でも土曜日でも使えるDJユース(笑)っぷりも◎
03.A-Wall - Nightcrawler
ダラスのインディーAlt-Rapアーティスト。EDMのエレクトリック要素をチープ化したようなヒップハウスで面白い。
04.Rosalía - SAOKO
前作でスーパーブレイクを果たした3/18リリース新作「Motomami」からの先行曲は、ブレイクにジャズ・ピアノが入ったオルタナティヴ・レゲトンとも言える実験的かつ挑戦的な仕上がり。ワイスピみたくオラついたバイカーMVも超ビッチでイケてますなー
05.Lucy Dacus - Kissing Lessons
去年出たアルバムも高評価だったルーシー・ダッカスの新曲。歪んだギターに少し固めなドラムがドカドカ鳴るのは全て最高だけど、サビ後にそれまで無かった綺麗なメロディーが顔を出すところで違いを見せてくれます。
06.Machine Gun Kelly - emo girl ft. WILLOW
これはタイトルから曲まで、BLINK 182宜しくな00'sパンク・リバイバルの決定的な一撃!パラモア後継のポジションも狙えるエモ・ガール、WILLOWという人選も現代的ですね。
07.Divorce - Services
英ノッティンガムのインディバンドによるデビューシングル。甲高い声で力強く歌う上げるサビからの~「そこで僕の奇跡は終わる」からの~不協和音ノイズがトリプルで最高!青春はこじらせてなんぼ。これは凄い曲だわ~
08.A Place To Bury Strangers - Let's See Each Other
NYはブルックリンのシューゲ/ノイズ・バンド。もう10年以上活動しているんだけど今回のALにはやられましたね。中盤のサイケ/インプロ・パートがめちゃコンパクトにまとまってて謎にDJ(ラジオ)ユースなのも良い(笑)やっぱロッククラブではこういう音鳴らんと。オルタナイトでもグルバでもかけていきたいな。
09.Perel - Real
ドイツのKompaktからの新世代プロデューサーPerelによる、80's/NWなニュー・ディスコ/エレクトロ・ハウス。この舌足らずに聴こえる(ドイツ語)Voがエレクトロと相性抜群なのは歴史が証明済み。ハリケーンみたいなシンセ・ブレイクもキマってますね。
10.Bodysync - Body ft.Tinashe
Ryan HemsworthとGiraffageのコラボ・プロジェクトBodysync、ポップなエレクトロ・ハウスにTinasheの艶あるヴォーカルが絶妙に絡み合った新曲は、4/15予定のアルバム「Radio Active」からのリード・トラック。
11.Swedish House Mafia - Moth To A Flame ft.The Weeknd (Chris Lake Remix)
EDMの王者が8年ぶりに復活!最近どこでも見かけるThe Weekndを迎えた昨年のリリース曲を、英DJのChris LakeがテックハウスにRMX、EDMは大仰しくてかけれないグルバでもこれはかけれそう◎
12.MØ - New Moon
日本でも人気の高いデンマークの歌姫MØの最新3RDアルバムより。シンプルな構成のシンセ・ポップながらフロアで踊りたくなるようなキャッチーなフックがいいですね。
DJ GAMMY
13.Glacier Veins - Autonomy
ポートランドのポップパンクバンドの2ndALからの先行シングルがいいですね〜。アトモスフェリックなメロでデカいドラムが似合うようになってきました。肝は後半のブリッジからの展開の流麗さとギターのクサさとの対比。
14.Grasias - Atracción Sexual
マドリードのNina Polacaのメンバーでもあるサンドラ・サバターのソロプロジェクトの、最大風速で突き抜けるバーストシングル!彼女が関わる音で1番楽しんでて最高。
15.Secundaria - San Valentin (deberia dejarte)
こちらはバルセロナのタラサのインディバンド。ジャケからも分かる通りもろに90年代インディポップで使い古された構成でナナナコーラスでとあぁ懐古。でも今はベッドルームから飛び出してるのが良いのです。
16.Romperayo - Los Demonios De Aguachica
FRENTE CUMBIEROやMERIDIAN BROTHERSのメンバーからなるボコダのロンぺラージョの新曲。楽しさの中にも実験的な遊びがある核の違いをみせる、まさにエンタメクンビア。
17.DJ Python - Angel
ディープレゲトンを掲げフォロワーも生み出すも最初から今も常に孤高のDJ WEYことパイソンの新EP。NYのモダンニューエイジを更新し、またしても新境地へと行くアンビエント・エレクトロニクス。
18.Hadiya George - Balance (Extended Mix)
Honey DijonやHorse Meat Discoでのヴォーカルで脚光を浴びたアトランタのSSWによる、グルーヴィーで低重心のベースラインが光るモダンR&Bハウス。懐深い展開をみせるExtended Mixがオススメです。
19.LION BABE - Harder (with Busta Rhymes)
NYのデュオLION BABEの最新シングルはアップビートなヒップハウス。バスタもいいが、Roy Hargroveよろしくなさりげない90sNYジャズなトランペットがいい味出してます。
20.Austin Ato - What You Want
グラスゴーの若手プロデューサーによる、ゴムゴムなベースラインとソウルサンプリングのファンキーハウス。大枠は00年代ラインだが、タイトでアシッディなところは20年代でナイスです。
DJ KiM
21. Fred again.., India Jordan - Admit It(U don't Want 2)
去年から無双状態に入ったかの如く良いリリースが続いているUKのプロデューサー・Fred again..今回は才女・India Jordanと手を組み、レイヴィーなシンセとしなやかなベースが高揚させてくれるハウストラックを。しかもAriana Grandeの'Ghostin'をサンプリングしてるんだそうな!
22. Flume - Say Nothing (feat. MAY-A)
遂にニューアルバムの詳細も明らかになったFlumeの新作より先行シングル。一聴するとちょいと地味な気もしますが、フューチャーベース〜ウォンキー/グリッチ〜オルタナティヴR&Bにまでその触手を伸ばし、ハードスタイルのキックまで鳴ってるから凄いですよね。やっぱり世界一イケてる頭のおかしな人です(褒めてる)
23. Ahee, Sømething - The Action
LAの多彩なジャンルを扱う気鋭のレーベル<Dome of Doom>の所属アーティスト・Aheeと、ポートランドを拠点とするトラップバンガーメイカー・Sømethingのコラボ曲。硬質なサウンドとアップビートなリズムの見事なコンビネーション、サスペンスやジャンプ・スケールのホラー映画の中に閉じ込められたような、ダークで不吉な雰囲気からディープなベースラインがビルドアップされる様はとても痛快です。
24. Zeal & Ardor - Run
ブラックメタルとアフリカンチャント/スピリチュアル、ブルースを融合させた掟破りのバンドが最新アルバムをリリース。発端は思いつきのお遊びだそうですが、これで3枚目しかもセルフタイトル。怒りに満ちた気味の悪いスクリーム、激しいギターリフが幾重にも重なり合いながらも、非常にキャッチーなヘッドバンギング・リフを「どこに置くか、どこに置かないか」という点で既に職人の領域。孤高かつ独自のスタイルを確立したと言っていいですし、王者の風格すら漂ってます。傑作。
25. Ho99o9 - NUGE SNIGHT
ホラーラップ/ハードコアパンクトリオが移籍先のDTAレコードより新譜リリースが決定。そのリードシングルがこちら。レーベルオーナーでもあるTravis Bakerがドラムとプロダクションを担当し、ノイズがかったビートやヘヴィなベース、叫びながらも煽りまくるラップなど、彼らの持ち味はそのままに一皮剥けた内容に。アルバムも楽しみですね。
26. daine - new ground
ハードコア/メタルやミッドウェスト・エモなどをルーツに持つ、フィリピン系オーストラリア人アーティストの、デビューミックステープからの先行シングル。特にミッドウェスト・エモの影響が色濃く感じられるギターリフやサウンドで、どこか哀愁の漂うメロディなんかも抜群の塩梅。
DJ Case
27. Nick Ward, E^ST - Funeral
シドニー出身のNick Wardが新EP『Brand New You』の発表とともにドロップした新曲。女性ボーカルは同じくシドニーを拠点とするE^ST。2人の掛け合いが最大限に引き立つような曲構成の良さと"Funeral"とタイトルにあるように親しい人を亡くしたという喪失感が巧く表現されている。
28. Amber Mark - FOMO
最も期待されていたアルバムの1つですね。過去に注目を浴びた2枚のEP、実験的に行われたカバー曲集で吸収したことが、R&Bという軸はずらさずに、されど枠にはハマらずに絶妙にまとまった『Three Dimensions Deep』、必聴です。
29. Elujay - 1080p
カリフォルニア州オークランド出身のSSW/プロデューサー/ディレクターとマルチな才能を持つElujay。R&Bに囚われていたという曲作りからの脱却作、彼のルーツであるトリニダードトバゴ~そこからロンドンへ移住した親戚を訪ねて制作したという見事な2ステップ。テクノロジーへの依存をテーマにした歌詞も面白い。
30. Nix Northwest - Satan Doesn't Swim
最近注目しているロンドン出身MC、Nix Northwest。無名にもかかわらず50万再生を記録した『Life's A Bitch, I Just Need An Early Night』を皮切りにコンスタントに曲を発表していましたが今年はまとまったリリースがありそう。ジャズに根付いたサウンドにブラジル・ジャズ、ボサノバのエッセンスを加えた心地良い先行曲。ラップ・歌物どちらともいえるようなスイートスポットを突くのが巧い。
31. Hippo Campus - Ashtray
海外では大型フェスの常連ともなっているHippo Cumpas、今最も勢いのあるインディーポップバンドと言えるのでは?最新作『LP3』では溢れんばかりの才能がさく裂していますね。ポストVampire Weekendといっても過言ではない、華やかさとスマートさが詰め込まれた良作です。個人的に好きなこの曲をチョイスしました。
32. Arlo Parks - Softly
昨年の『Collapsed In Sunbeam』で見事にマーキュリー・プライズを獲得したArlo Parks。先の成功が確定したとも言えますがその重圧は相当なものかと、その中でまだまだ引き出しが空き切っていないことを簡単に証明して見せたこの新曲。より繊細な詩と深みが増したプロダクション、単純に感心してしまいました。
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