「Playlist」GROOVER April 2022
DJ SEO
01.Soccer Mommy - Shotgun
これまで無かったくらいキャッチーでパンチあるインディー・バンガーを投下してきたサッカー・マミー。
6/24リリース予定の新作にも期待十分でしょう。
02.Wet Leg - Ur Mum
イギリス・ワイト島出身のデュオによる、クラブでもかけやすそうなハンドクラップ・ギターポップ。
USインディーの流れを汲んだUKバンドの真打ちと言っても文句なしな前評判でしたが、
UKらしいスマートな見せ方で、その高い期待値もあっさり超えてきています。
03.Yung Lean, FKA Twigs - Bliss
スウェーデンのラッパーによる最新作からの冒頭曲は、
FKA Twigsをこんな風に使っちゃっていいの?感が爆発するドライヴィン・ラップポップで最高すぎます。
04.MJ Nebreda - Quedate
ベネズエラ/ペルー出身でマイアミ拠点、ベッドルーム感漂うラテン/ドリーミーハウスで、
やや早めなテンポも緩すぎなくて良いです。
05.yune pinku - DC Rot
近年の新たな潮流であるベッドルーム発のUKエレクトロニック・ミュージックの中でも注目のアーティストの一人で、
マレーシア系アイルランド人のプロデューサーによるデビューepより。
ピアノハウスな序盤からブレイクビートへの展開がフックになっているキラートラック。
06.Ho99o9 - BITE MY FACE ft. COREY TAYLOR
コリィ・テイラー参加でスリップノット感爆発なこの曲。ブレイクの抜けがNINも思わせる、
ニュージャージー出身ハードコア/エモラップ2人組による2ndアルバムより。
07.Killing Joke - Lord Of Chaos
結成して40年以上にもなるレジェンダリーポストパンク・バンドによる7年ぶりの新EPより。
ザックザックのギターが響くハードロック・ナンバーはミニマルで爽快。
フェス映えしそうな曲をしっかり放り込んでくる辺りもさすがですね。
08.Ecko Bazz - Mmaso
エネルギッシュに突っ走るダンスホール・グライムが鬼格好良いウガンダのラッパー。
アルバムが予想以上に話題になっているのも納得の内容で、急成長している東アフリカのラップ・シーンの勢いを感じさせてくれます。
09.Big Image - Something
英ミッドランドの新人。マンチェ/インディーダンスをシンセポップで鳴らしたようなサウンドで、
今っぽさと懐かしさが交錯していて、かつアンセミック感もあります。いい曲が続けば気になってくる存在。
10.beabadoobee - Talk
新作からの先行曲は、ファズでエモい大好きなライン!Care級の曲をあっさり書いてくる辺り、彼女の才能はマジですね。
サマソニでの来日も楽しみ!
11.Latto - Big Energy
米リアリティ番組で優勝して出てきたラート。
サンプリングの殿堂Tom Tom Club「Genius Of Love」を使っていてロック・ファンにもウケそう。
去年の曲ですが最近アルバムが出たってことで。
12.flowerovlove - I Love This Song
まだ16歳の英/ロンドンのSSW、Joyce Cisseの名義「flowerovlove」、
ローファイなドリーミーポップがめちゃ好みでアー写も素敵。新曲「Will We~」も良くて推し確定につき一つ前のシングルを。
DJ GAMMY
13.BEL - PBR (with girlhouse)
孤立と内向きの感情的な歌詞と音のトーンが波に合わせてマッチする完璧な曲。清く気持ちいいね。
14.Lazy Queen - Bed/Head
オスロのエモ/インディバンドの去年の超最高曲ですが、newEP出ても結局これがぶっちぎりの北欧得意のサーフパンク!
15.obli - hei
Foreign Family Collectiveで気を吐くオブリの情景豊かなエレクトロニカルマジカルトラック。粒立ちも良く無重力の中を舞うように気持ちよく音が踊ってます。
16.Real Lies - Dream On
夜のロンドンことリアルライズ。2人になってからも変わらずに、彼らは何出してもロマンがあるので無下にできないのです。
17.Kokoroko - We Give Thanks
UKアフロジャズの真打ちココロコの遂になデビューアルバム先行曲。Oscar Jeromeが抜けてるのは残念だが、繊細かつ躍動感あるビートとホーンがクロスオーバーするハイライフトラック。
18.Kit Sebastian - Sinanay
知る人ぞ知る才気溢れるデュオ。これはイエイエ、ターキッシュサイケ、ボッサラウンジ、モードジャズなど今月1番折衷的な曲ちゃうかってぐらいの衝撃曲。
19.Ibibio Sound Machine - Protection From Evil
グルバでもちょいちょいかかるイビビオの最新4thアルバムより。最近のトレンドであるイタロディスコの、マッド側をしっかり捉えたブリービートラック。
20.ROSALÍA - CUUUUuuuuuute
ジャンルを跨ぎまくり大傑作となった3rdアルバムからは、1〜21でレイヴィーに爆発する痛快曲で。
DJ KiM
21. Catnapp - time on me
ブエノス・アイレス出身、現在はベルリンを拠点にするプロデューサー/アーティスト。R&B/ラップ、ブレイクコア、ドラムンベースとポップ、過去にはなんとLimp Bizkitのブレイクコアカヴァーも披露していたり、様々な影響をごちゃ混ぜにしながらフューチャリスティックな質感と太いビートを武器にしたユニークなサウンドがかっこいいです。Modeselektor主宰の<Monkeytown Records>所属も納得の実力派。5月リリースのニューアルバムより先行曲。
22. Fire-Toolz - Mosquito Mouth
前作アルバムが高評価を獲得したシカゴのギタリスト/プロデューサーが〈Big Money Cybergrind〉から早くも新作EPをドロップ。下品なシンセ、パンチのあるベースライン、そして徹底的に作り込まれた繊細な電子音のカオスがプログレっぽい構成で表現されています。前作も相当でしたが今回も凄い。
23. UNIIQU3, R3LL - Unavailable
ボルチモア・クラブから派生していたサブジャンル、ジャージー・クラブ。そのムーヴメントのパイオニアにしてシーンのクイーンであるプロデューサー・UNIIQU3。ニューヨークのDAI BURGER、ニュージャージーのR3LL、SJAYY、DJ K-DEUCEZなどシーンに深くかかわるアーティストたちをフィーチャーし、ジャージー・クラブならではの特徴的な低音、ブレイク・ビーツ、心地よいボーカルがリズミカルに鳴り響くフロアキラー!
24. Gentlemens Club - Dat Funk
勢いに乗りまくっているUK Bassトリオのニューリリース。サンプリングした様々なネタを勢いそのままに、UK Bass/dubstepに落とし込み、悪めなベースラインが印象的なフロアバンガーな仕上がりに!彼らのYouTubeチャンネルでこのトラック制作動画も上がっているので気になる人はチェックしてみては。今月17日にはこの曲を引っさげて来日公演(circus osaka)も決定しています!楽しみ!
25. Supershy - Something on My Mind
フジロックで来日が決定したTom Mischの別名義ニュープロジェクト。2曲が公開となり、こちらのブレイクビーツ全開の一曲をセレクト。イタロ・ディスコ、フレンチ・ハウスといった要素を感じさせつつオールドスクールなレイヴをTomなりに現代へ昇華させたような一曲。最高。
26. Dog Unit - Absolute Unit
お店でかかっていて「ん?Mogwaiの新曲か?」と心鷲掴みにされてしまった、audiobooksのDavid Wrench率いるバンドの新作EP。「踊れるポストロック」と標榜する通り、エレクトロニカやポストロックの静寂からロックバンドが持っているダンスミュージックとしての機能が見事に合わさった作品。プロデューサーはなんとあのFour Tetでそりゃそうかと納得の出来。
DJ Case
27. MILLY - Illuminate
インディーレーベル名門の<Dangerbird Records>よりLAを拠点とする3ピースオルタナバンドMILLY。Nothingが急に再注目された時のような、既に擦られまくったこのサウンド、でもやっぱり好きになってしまうのはセンスがあるから。
28. Hater - Far From A Mind
再結成を欲して止まないバンドの1つにexloversがいるのですが、彼らを彷彿とさせる切ないボーカルと力強くもアンニュイなサウンド、ついに来たかとガッツポーズ!
29. Sunni Colón - Supernatural Woman
ジャズ、エレクトロ、ソウル、ファンク、R&B…挙げればキリがない数多のジャンルをシームレスに繋ぐLAを拠点とするSSW、Sunni Colón。質の高いブラックミュージックをお求めの方はこちらを。
30. Flo - Cardboard Box
TLCの再来と騒がれる英国発の3人組ガールバンドFLO。既にDua Lipaなどを手掛ける大物MNEKがバックに付いており、眩し過ぎるポップさと王道R&Bの融合はあの頃が戻ってきたみたい!
31. Overmono - Gunk
90's香るレイブ、トランス、ブレイクビーツなどをこよなく愛するラッセル兄弟によるエレクトロデュオOvermono。Y2K 2-STEPサウンドに2音のシンセリフ、こんな高次元なダンスミュージックで夜通し踊り倒したい。
32. Maggie Rogers - That's Where I Am
新AL『Surrender』より、Maggie Rogersの新章を飾るに相応しいファーストシングル。ギターとドラムが重なる瞬間にぱっと景色が開けるような感覚に。大物達のカメオ出演も見逃せないMVと併せて是非。
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