「Playlist」GROOVER May 2022

01.Gretel Hanlyn - Apple Juice

ロンドン出身の新人SSW、London GrammarとFlorence Welchの中間と評されるヴォーカルで好みだなと思ってたら、Mura Masa「2gether」で歌ってるのが彼女だと知ってめっちゃ納得!デビューEPも今月リリースされてました。

02.MJ Lenderman - Hangover Game

Wednesdayのギタリストによるソロ作より。これがPavement~GBV~HovvdyラインのIndie/Lo-Fideで全編通して好み過ぎる内容。イケ面なのも良し。

03.Crack Cloud - Please Yourself

カナダのアート/ポストパンク・バンドによる2ndからのリード曲は、NO WAVEをベースに現行インディへ昇華させた、創造性に富んだバロック/フォーク・グルーヴで、BC,NRと肩を並べそうなくらい格好いいです。

04.IDK, Denzel Curry - Dog Food

最近ラッパーに引っ張りだこなKaytranadaプロデュースによる最新作より。サンプルでも使われてるLil Wayneらしい荒んだ雰囲気のダンサブルなトラックは、Denzel Curryとのコラボ曲。

05.Jennifer Vanilla - Body Music

NYのトラックメイカー、90'sダンスミュージック風のシンプルな導入から、徐々にサウンドが肉付き、ヴォーカルとサックスが艶めかしく絡み合っていく展開が◎

06.TOVI - I Don't Think We Can Be Friends

カナダ/トロント拠点のアーティスト。MJ「Billie Jean」風のリフとザクザクしたシンセが絡み合った不協和音が殺伐としていて大きな音で聴きたい感じ。

07.100 gecs - Doritos & Fritos

Dylan BradyとLaura Lesによるデュオのチップチューンエレクトロ/ポップパンクな新曲は、

若さが爆発しててバカで最高!グルバではコーチェラでのライブ音源がヘヴィプレイされそうな予感です。

08.Hermitude - Promises ft. Andie

オースラリアのエレクトロ・デュオの新作『Mirror Mountain』より、アップリフティングで高揚感あるブレイクビーツ・ポップでフロア映えしそうな仕上がり。

09.piri, Tommy Villers - words

前シングル「Soft Spot」がTiktokでもバズったマンチェスター出身の新世代Alt-popデュオ。

ポップでカラフルなヴォーカルラインと、早いテンポの4つ打ちがスムースに絡み合うキラーバンガー。

10.Florence+The Machine - My Love

最新作「Dance Fever」より、空虚になってしまったコロナ以降の心境(愛/興味)を歌う、

名曲「Queen Of Peace」を思わせる4つ打ち調のナンバー。いいアルバムですね。

11.Been Stellar - Kids 1995

NYインディーの注目株Been Stellarによる、00'sのNYバンドLongwaveやレディオヘッドのパブロハニー期を思わせる、ノスタルジックでありながらも"今"の推進力も持ち合わせた、キャッチー&ドライヴィンなナンバー。

12.Sharon Van Etten - Mistakes

シャロン嬢の最新作は、曲単体では小粒ながらも全体のストーリーで聴かせてくれる良作。

「私が間違いを犯しても、それよりマシでしょ」ってポジティヴなパワーがいいね。

ラス前にリード曲を置くのも間違いないです。


DJ GAMMY

13.KEG - Kids

異なるジャンルで活動していた(ビッグバンドジャズ〜Spang Sistersのメンバーまで!)7人が集まった、ブライトンのポストパンクコレクティヴの最新シングルは、ライヴのエネルギーを伝えるパーティーチューン。

14.Rudolf Abramov - Cold Feet

ベルリンのオルタナティヴディスコ/ポストパンクデュオがOptimo Musicからリリース。フリーキーで実験的なロウディスコを叩けてるドラムが引っ張る!

15.Emma Volard - My Desire

フェミニストアンセムから2年、フューチャーソウル・アーティストの最新曲は、クリッピーでアシッディーなブロークンビートで引っ張りジャズフィーリングなハーモニーで昇天するエピックな曲。

16.Jimena Angel & Jo Bissa - Nadie

かつてコロンビアのロックバンドPepa GresaのメンバーだったヒメーナとUMOJAのJo Bissaのタッグが織りなす、アフリカはタンザニアあたりの東海岸サウンドなトロピカルでアフリカーノなパチャンガ。

17.Nu Genea - Tienaté

ナポリ〜ベルリンの人気デュオの傑作ニューアルバムより。今作はトルコにまで足を伸ばしたディスコブギーで、ひたすら美しい海も相変わらず脳裏に浮かぶゆったりバカンスで最高です。

18.Loods - Never The Same

MALL GRABのSteel City Dance Discsクルーでサマーヴァイブスをぶち上げさしたら右に出る者はいないルーズの嬉し恥ずかし爆裂フィルターハウス!

19.Porij - Lose Our Minds

マンチェスター期待のバンドの最新曲。スピードガラージをちゃんとバンドでやるところがエライので、ライヴも頑張ってほしい!

20.Primrose - Set My Heart On Fire

ロンドンの今後注目したいクリエイターのデビュー作。流れるような上モノとブリブリのベースと躍動するシンコペーションビートが気持ちいい。またドラムの抜き方がツボすぎ。


DJ Case

21. Grove - Feed My Desire

ブリストル出身のGrove、UKガラージをベースとしたダーク且つスナップの利いた情熱的で生意気なクィアソング。

22. Lu.Re - Ruminate 2 Step

ロンドンのクリエイティヴコミュニティNetil Houseの主導するNetil RadioレジデントであるLu.Re。5月末に予定されているデビューEPより、わざと違和感を残すUKガラージ×UKジャズなトラックが気持ちいいこちらの曲を。

23. JDM Global - Easygoing

テキサス発のアーティストJoshua MehlingによるプロジェクトJDM Global。ClaudのデビューEPのプロデューサーでもありClairoのバンドShellyのメンバーです。Beckを彷彿とさせる緩めのインディー感が気持ち良い。

24. LIES - Blemishes

Mike KinsellaといとこのNate Kinsellaで結成された新バンドLIES。爽やかでポップな印象を受ける先行曲好きですね~どんなプロジェクトになるのか楽しみです。

25. Ethel Cain - American Teenager

Ethel Cain待望のデビューアルバム『Preacher’s Daughter』からのサードシングル。"アメリカンドリーム"に対する痛烈な皮肉が込められた上半期アンセムの1つ。

26. AG Club - TRU RELIGION

あれ、ヒップホップコレクティヴではなかったっけ?という突っ込みはもちろんあるのだが、特定のジャンルに縛られる必要がないことを自ら証明していると考えるのが自然かな。

Junior Versityとの共作と聞いて納得の90's香るロックサウンド、俄然今後の動きが気になるAG Club。

27. grouptherapy. - Risky

LAを拠点とするクリエイティヴトリオgrouptherapy.の新AL『Truth Be Told』、これは良作。枠にとらわれない多彩なプロダクション、飽きの来ないひねりのきいたリリック&トラック、全て好みです。

"don't forget the dot"が合言葉。

28. Kendrick Lamar - The Heart Part 5

毎度膨大な考察が渦巻くKendrick Lamar待望のThe HeartシリーズのPart 5。リリック、MV、その他諸々を紐解いた先に待っている結末とその緻密さにハンマーで殴られたかのような衝撃を覚えますね。

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