「Playlist」GROOVER October 2022

DJ SEO

01.The Lightning Seeds - Emily Smiles

インディークラブでは"The Life Of Riley""Three Lions"のヒットで知られている英リヴァプールのロックバンド。2009年以来となる新作ですが、パワー溢れる楽曲をちゃんと送り込んでくれるのは嬉しいですね。

02.Veps - Mooney Tunes

ノルウェーからの新人Veps。懐かしのMatias Tellezプロデュースが光るアップビートなインディーバンガー。デビューアルバム『Oslo Park』は、Kanine Recordsより11/18リリース。

03.Men I Trust - Billie Toppy

いやー思わず耳を疑ったMen I Trustの新曲。Joy Divisionなポストパンクと彼女本来のドリーム・ポップが融合して白眉なギャップを生み出してます。これが新鮮かつどうにも病み付きになるバランスで、ブランコと曇り空のミニマルなMVまで抜かりなし。次のアルバムの期待値も爆上がりです。

04.Heartworms - Consistent Dedication

Speedy Wundergroundからリリースするサウスロンドン新人。前半のコールドウェイヴから後半の絶叫まで、現行ポストパンクとして完璧なサウンド。軍服に身を包んだライブ・パフォーマンスもすでにオーラ全開で、しかもこの美貌。今後も大注目で。

05.Fleshwater - Kiss The Ladder

米ボストンのハードコア・バンド"Vein"のアンソニーとマット、そしてアンソニーの彼女マリサで結成されたサイド・プロジェクト。WillowとFARを掛け合わせたような疾走ポストハードコアでヤバいくらいかっこいい!けど曲が短すぎるのがDJ泣かせ。Adventuresもそうだけど、ハードコアバンドがやるオルタナが大好きすぎるマンです。

06.Smut - After Silver Leaves

Lush x The Smashing Pumpkinsとも称されるサウンドのSmut、11/11リリースの2ndからの先行曲。メロディックかつエモーショナルに歌い上げる、伸びやかな女性voにめっぽう弱いです。瞬く間にインディーの重要地として復権しつつあるシカゴより。

07.Nana Lourdes - Fuck Up Person

ポルトガルのインディ/エレクトロニック・アーティスト。一見ありがちなオートチューン・トラックですがクセになる上物とパーカッションが中毒性ありますね。このテで気になったのはEMPRESS OF以来かもです。デビューアルバムは11/11リリース。

08.Joesef - Joe

スコットランド/グラスゴーからのインディー/ソウルポップ新人。以前から話題だったけど個人的にはこの曲できましたね。メロとフックに力入れてきていよいよ売る気な感じがいいです。デビューアルバムは来年1/13リリース。

09.Mykki Blanco, Michael Stipe - Family Ties

LAのラッパー、ミッキー・ブランコの最新作より、R.E.M.のマイケル・スタイプを迎えたナンバー。これがストリングスの効いた実にR.E.M.らしい楽曲でマイケルが参加したのも頷けます。ガンビーノやタイラーとはまた別の形でヒップホップを逸脱した最新作も是非聴いてみてください。

10.Todd Rundgren, Rivers Cuomo - Down With The Ship

毎回、次が読めない音楽性で興味が尽きない鬼才トッド・ラングレンの新作。今回は様々なアーティストとのコラボ作品。WEEZERのリヴァースとの共作で出来たのがREGGAE/SKAナンバーという意外性と太めのボトムがいい感じ。

11.Black Lips - Sharing My Cream

"Bad Kids"でおなじみの彼らも最新作ではやや落ち着いた曲が増えてきました。ポストパンクっぽいテイストが増えてきたのも大正解で、特に推しなのがこの曲。曲全体を支配した低くうねるベースラインとヘロヘロなヴォーカルが病的に良いです。

12.FISHER, MERYLL - Yeah The Girls

"Losing It"が近年のダンストラックの中では爆発的に売れまくったオーストラリアのDJ/プロデューサーFISHER。EDM系の人気シンガーMERYLLとのタッグもジャストな好テックハウス。


DJ GAMMY

13.Daphni - Take Two

ダン・スナイスのDaphni名義久々のフルアルバムはまさにダンスミュージックの見本市。余裕で前作超えです。アルバム曲だとこのエネルギッシュだがやり過ぎないハウスが良き。デトロイトテクノ好きはラス曲もどうぞ。

14.Mitch Wellings - Space Wars

ドット絵が似合いそうな、遊び心豊かなファンキーコズミックブレイクス。スピードガラージやビッグビートなアノ感じで最高です。

15.La Pesada - Cumbia y Tambo (Quantic Remix)

去年再発されたコロンビアの名レーベルCODISCOSが送り出したオールスター楽団ラ・ペサダの名盤からのクンビア定番曲を、Quanticがありがたやリミックス。

16.Priya Ragu - Adalam Va!

タミルルーツのSSWプリヤ・ラグーの新曲がパーティーバンガーでまたもや良い感じです。ビートも層もメロも作り方がジャックスなんよね。

17.Hotel Lux - Common Sence

今まではフリーキーな雰囲気は出てるまでは良かったが、そこから一押しが足りなかったホテルラックス。でもこの新曲でブロックヘッズみたいなファンキーさが出てきて俄然良くなってきましたね。

18.LCD Soundsystem - new body rhumba

大好きなバンドの久々の新曲はネトフリ映画のサントラ。このスタイルはもはや伝統芸能ですが、若いポストパンカーもあまり鳴らさないので逆に今新鮮ですね。

19.FLOHIO - Highest

ナイジェリア出身のラッパーの2ndアルバムより。かねてからサポート体制は整っているためもっとライヴ重ねるごとに大きくなりそうな予感。前シングルのSPFはちょっと露骨ですが、この曲とか他のアルバム曲はトラックがとにかく良くて、そのさりげない上音が肝。

20.Piers James - SHOWBIZ

ジャズやR&Bやレゲエを含めたニュースクール感があったりと、懐の深いトラック作りが魅力のロンドンのラッパーの新曲が当たりでした。MVもセンスが出てます。


DJ Case

21. Jenevieve - Rendezvous

マイアミ出身LAを拠点とするR&BシンガーJenevieve、コンスタントに良作を生み出していますね。

よりグルーヴィにサウンドを進化させつつもノスタルジアを感じさせるところは流石。

22. Jean Dawson - PORN ACTING*

BROCKHAMPTONとのツアー帯同からMac DeMercoとのコラボレーションまで、

ジャンルに囚われないそのスタンスが魅力的なJean Dawson。

爆発力のある楽曲が目白押しな最新作『CHAOS NOW*』よりこの曲を。

23. Sobs - Air Guitar

シンガポール発インディーポップバンドSobsの4年振りとなる2nd ALからのシングルカット曲。

まさに僕らの描いたド直球ギターポップ。シンプルなパワーコードにきらきらなメロディがグッとくる1曲。

24. moa moa - Boy Girl

サイケバンドとして頭一つ抜けた存在だったサウスロンドン出身のmoa moa、

シンセのグルーブで彩られたエネルギッシュな新曲は、バンドとしてもう一段階その地位を押し上げるような出来です。

25. Star Slinger - Guinness

英マンチェスターDarren Williamsのエレクトロニック・プロジェクトStar Slinger。

跳ねるベース音にブラックミュージックのエッセンスを取り入れたギネス党も納得のダンスチューン。

26. Shanti Celecte - Cutie

チリ出身、英ブリストル発のDJ/プロデューサー、Peach Discsの共同設立者Shanti Celeste、

バウンスするベースラインと力の抜けたロボボーカルが癖になるドリーミーなハウストラック。

27. Honey Dijion - Show Me Some Love feat. Sadie Walker

5年振りとなるHoney DijionのALも控えています。

Channel TresとSadie Walkerをfeat.したセクシーなダンストラック。

トラックはもちろん、各々のヴォーカル色を最大限活かすところは流石。

28. NiNE8 - Noodle Poodle

ロンドンのクリエイティヴ・コレクティヴと称されるNiNE8の活動からも目が離せない。

ブリットポップ(イギリス大衆音楽の意)×トリップポップから影響を受けているらしく、

Mike Skinnerなんかの影響を語っているところもなるほどな~と興味津々で追っかけています。

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