「Playlist」GROOVER November 2022

DJ SEO

01.Caroline Polachek - Sunset

元Charliftなんて肩書きも忘れそうなくらいの存在感を放っているソロ名義。シャーデー~トレイシー・ソーン~エンヤなど、偉大な先人たちにも負けず劣らずなアーティストになる予感しかしないね。ぶっちぎり最高曲。

02.feeble little horse - Chores

ペンシルベニア/ピッツバーグのオルタナ/ノイズ・ポップ・バンド。去年リリースの1stアルバムですが、Saddle Creekと契約して来年に再リリースされるそう。前のめりに突っ込んでいくギターナンバーで、笑い声が入ってくるとことかSorry?のラインに痺れました。Broken Social Scene~Divorceにも通じるエクスペリメンタルなインディー感がいいですね。

03.M(h)aol - Asking For It

ダークサイド堕ち確実なポストパンク新人、これまでもアングラ全開なヤバい曲あったけど

今回はアルバム発売も決まって一撃カマしてきました。後半ぶっ飛びます!

04.Shake Chain - Mike

の中、発狂し泣き叫びわめくポストパンク・ディストーション!この金切り声、カオスなグラインド・ホラー・ダンジョン感が最高。ロンドンの新人バンドでデビューALは11/18だそうです!

05.Blondshell - Cartoon Earthquake

LA拠点のSSW新人、90'sライクで伸びのあるフックが爽快なナンバー。じわじわくる魅力を持った楽曲で、「世界の中心はここだー!」って拳を突き上げたくなる大サビもアンセミックで最高。Porridge RadioやHorsegirlのサポートもしているそうです。注目!

06.Molly Payton - Ruins

ニュージーランドのSSWによる疾走ドライヴィンなギターナンバー。エネルギッシュでシューゲみもある好きなタイプで、ハスキーなヴォーカルも◎

07.Drugdealer - Baby

LAで活動するマイケル・コリンズによる"Drugdealer"の3rdより。ソフトロック/モダン・ポップがクラシカルに響くナンバーで、一昔前なら多くのクラブでかかってそうなアンセム感もいいですね。

08.Almond Joy - San Francisco

Lo-fiでサイケでポップ!これぞ西海岸インディ!な愛すべきバンドが出てきました。スーパーオーガニズムを生音にしたらこんなバンドになるかも。Kレコーズがまた面白くなってきてるみたいです。

09.MICHELLE - PULSE

NYのR&Bコレクティヴによる今年3月に出たアルバム以来となる新曲は、聴いたら身体が動き出してしまうダンスフロアのためのナンバー。きらきらとシャープに輝いたグルーヴがたまらんですね。

10.Chris Lake, Aatig - In The Yuma

以前にはグラミーにもノミネートされていた、ベテランの英ハウスプロデューサーによる新トラック。毎月1曲はテックハウス入れたくなるんですよね、、

11.Riovaz - Tell Me Your Fears

ニュージャージーからの新人。アップビートでエレクトロニクスなハウス・プロダクションが今どきですが、高速ブレイクビーツからハウスまで過去曲はどれもクオリティ高くて才を感じますね。注目!

12.YAZ - Anymore

イギリスはロンドンの新進気鋭トラックメイカー。PinkPantheress以降のエレクトロニックかつハイパーポップな高速ブレイクビーツがいいですね。最新曲"Overgrown"もおすすめです。


DJ GAMMY

13.Ezra Collective - Life Goes On (ft. Sampa the Great)

アーティスト教育プロジェクトTomorrow’s Warriors出身の中でも最強のバンドの3作目。今作はよりアグレッシブになっており、冒頭はこの挨拶がわりのアフロジャズファンクから。傑作アルバムが多いこの秋の中でも愛聴盤。

14.Raz & Afla - Survive

イスラエルとガーナ出身でロンドンで活動するアフロエレクトロニックデュオによる1stアルバムからの、エネルギッシュだが適度にミニマルなブギーファンク。

15.STR4TA - Lazy Days (ft. Emma-Jean Thackray)

ジャイルス・ピーターソンとIncognitoのブルーイによるプロジェクトの極上2ndアルバムより。センス抜群のサックレイがヴォーカルをとるウォームなソウルジャズで最高です。

16.Bibio, Olivier St.Louis - S.O.L

ジャケ通りにクリアトーンのギタープレイを中心に、素直にポップに振り切った、うっとり腰くだけの10作目より。

17.Nakhane - Do You Well (ft. Perfume Genius)

南アフリカのシンガーソングライターによる、パフューム・ジーニアスとナイルロジャースがサポートしたユーフォリックなディスコトラック!

18.Suki Waterhouse - Neon Signs

ロンドンの俳優による新EPは前作同様SUB POPからのリリース。先人の系譜に連なりつつも、気怠い感じから後半のテン年代的なアゲ方にハマる曲。

19.Orbital, Sleaford Mods - Dirty Rat

オービタルのニューアルバムに向けての先行シングル。現UK最高のパンクバンドの1つ、スリーフォードモッズを迎えてのダーティーなレイヴでワクワク度アップです。

20.Hagop Tchaparian - Right to Riot

Four Tetのレーベルからの、アルメニア出身の遅咲きの注目クリエイターによるアルバムが良い。フィールドレコーディングを中心にトライバルテクノに載せ込んだ構成で、ズルナの音階がマッチした破壊力抜群のトラック。


DJ Case

21. Mr Twin Sister - Resort

NYを拠点とする実験的なインディーポップバンドMr Twin Sister最新EPより7分を超えるロングトラック。

昨年くらいからクラブミュージックへのアプローチが際立ってきて、面白い動きをしてます。

22. Kelela - Happy Ending

LSDXOXO節の利いた固いブレイクビーツに柔らかなKelelaのヴォーカルが中和剤のように作用する1曲。

単純なダンストラックになりがちですが、彼女が歌い上げると別物になります。新作への期待を込めて。

23. Ice Spice - Bikini Bottom

Bronx Drillの新生、人気はTik Tok発進で、歴も浅いみたいですがバイラルヒットするだけはあって格好良い。

でもRolling Loudのパフォーマンスは酷評されていたので悪いイメージがついてしまった。ここからの巻き返しでどう転ぶか。

24. Cakes da Killa - Sip of My Sip

2022年のラップアルバムの中でも上位に食い込むであろうCake da Killaの最新作『Svengali』からのリードトラック。

ヒップなハウスビートを追い越しそうな淀みのないフロウがキレキレです。クィア・ヒップホップの先陣を切る重要人物。

25. Louis Culture - Grime

こちらはサウスロンドンのラッパーLouis Culture、洗練された出来で11月末のEPにも期待大。エレクトロニック×ハウスの要素を取り入れた独創的なトラックはKarma Kid。

26. Babyfather, Tirzah - 1471

Dean Bluntの描くダーティ・サウスの不穏なトラックにTirzahの囁き、この組み合わせは完璧。

この手の不気味な音楽をやらせたら右に出るものはいない。

27. Coco & Clair Clair - The Hills feat. DEELA

Deaton Chris AnthonyのトラックでClairoとラップをしていた姿を思い出すCoco & Clair Clairのデビューフル『Sexy』より。

とにかく中毒性が高いし質も高い。自由な発想でポップを鳴らすアトランタの若き才能。

28. M.I.A. - The One

自身のバックグラウンドを存分に活かした M.I.A.らしさ全開、賛否の分かれそうな新AL『MATA』からのリードシングル。

パーカッションを多用したお得意のバウンスからレゲトンももちろん捨てがたいが、個人的にはキャッチーなこちらの曲がお気に入り。

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