「Playlist」GROOVER December 2022
DJ SEO
01.Dove Cameron - Girl Like Me
近年、様々な映画/ドラマに出演しているアクター/シンガー。エドウィン・コリンズの代表曲「Girl Like You」を大胆に使っていて、ワイルドに鳴るギター・パートが現行のR&Bとは一味違ったAlt-Popの趣も感じられて良いです。
02.brakence - venus fly trap
オハイオのコロンバス出身のRandy Findellによるポップ/エレクトロニック・SSW。
最新作「hypochondriac」より。ハイパーポップ以降のエモラップがいまどきですね。
03.Chance The Rapper, King Promise - YAH Know
ここ1~2年は単発リリースが続いているチャンスの新曲は、アフロビート・シンガーのKing Promiseを客演に迎えたナンバーで、ゴスペルやビートを切り刻んだアッパーな仕上がり。
04.Quasi - Doom Scrollers
90's-00'sに活躍したポートランドのインディーロック・バンド。なんと10年ぶりに出る新作からの先行曲で、The Flaming LipsとPavementとBen Foldsを掛け合わせたような、インディー良心たっぷりなサウンドが変わらずグッドですね。
05.Sparklehorse - It Will Never Stop
こちらも同じく90's-00'sに活動していたUSインディ/オルタナ・バンドの未発表曲。2010年にマーク・リンカスの自死によって活動を終えていましたが、弟がアーカイヴを発見したことにより陽の目を見ることになったようです。これがまたインディでローファイ、そしてキャリアでも屈指のポップさが際立つナンバーなのに驚きです。
06.Ryan Wright - I Am in Love (With a Boy That Cheats)
ヴァージニア拠点のSSW、ライアン・ライト。前作まではいわゆるAlt-Popっぽい音だったのに、その後インディーロックにシフトしてくるという珍しいパターン。ヴォーカル・パートを除けばWeezerやGreen Dayの影も感じるサウンドに才を感じます。
07.Max Mason - I Don't Know How To Get Away
ロンドン拠点のインディ/エレクトロニック・アーティスト。鼻にかかった歌い方とシンセの響きが、少しArab StrapやDestroyerを思わせます。
08.Supershy - Don't Let Go
トム・ミッシュのハウス・プロジェクトな位置づけ?のSupershy、前の「Happy Music」がキラーだったけど今回もいい感じ。ベースが入る瞬間の気持ちよさだけで成立してしまう、まさにフロアで聴いて踊って欲しいトラック。
09.Foushee, Lil Uzi Vert - spend the money
ニュージャージーのトラックメーカーで、2枚目のアルバムとなる「softCORE」からのリードトラック。グリッチ―なリフと不穏な雰囲気のトラックにフーシーのソフトなヴォーカルが抜群に映えますね。ゲストのリルウジもロー&メロウでいいバランスに仕上がってます。
10.TAALIAH, Loraine James - Fuck It!
グラスゴー拠点のトラックメイカー。同じくここ数年で頭角を現してきたLoraine Jamesとの共作で、硬質なビートがガンガンに踊らせてくれるハイパーポップ/グリッチ・エレクトロ。
11.Take Van - What's on Your Mind ?
南フロリダのシンガー/トラックメイカー。いわゆるPinkPantheress以降のベース・ミュージックですが、彼女はよりディープなハウス~R&Bサウンドとのブレンドも絶妙でかなり気になってます。
12.Ninajirachi - Things I Never Nu
オーストラリアのDJ/Producerニーナ・ウィルソンによるNinajirachi、デビューミックステープ「Second Nature」より、エモーショナルなヴォーカルが映える穏やかなエレクトロ・ポップ。ゲームからの影響が伺えるバーチャルワールドが広がるMVは、ヴィジュアル・アーティストEgoと作り上げたもの。
DJ GAMMY
13.hey, nothing - Too Drunk to Drive
アトランタのティーネイジャー2人組ですが、これで大いに期待できるシングルがリリース。00年代からの穴をちゃっとだけ埋めるかのようで力まないスタンスもよし。タイトルもいいよね。そらそうよっていう。
14.SZA - F2F
今月傑作のニューアルバムからのロックテイストナンバー。あんたがこれをやっちゃぁダメでしょってな感じもありますが、アルバムの流れでも映えるように組み込まれててやはり一際耳をひきます。
15.Coi Leray - Players
これまでの感じからは想像できなかったThe Messageモロ使いできた新曲。女性が大胆にサンプリングすることに意義があるしどんどん臆せずやってほしいかぎり。
16.Jelani Blackman, Kojey Radical - Izit
このタッグは強力。ロンドンの革新的な2人のラッパーによるコラボ曲は権力に楯突くラディカルトラック。飽きさせないミニマルさでバウンスさせます。
17.Fatoumata Diawara - Nsera (ft. Damon Albarn)
もうだいぶ裾野を広げて馴染んできた彼女。ゴリラズとでもやってたので2回目のコラボになるわけですが、モジュラーシンセでグルーヴさせる作りはお見事です。
18.Anitta, Lexa, POCHA - Avisa Lá (ft. Rebecca)
ブラジルのアニッタによるバイレファンキ〜ダンスホールな新曲。たま〜にこういうの出してくるから気が抜けませんな。
19.Toumba - Multipack of Limes
ヨルダンのアンダーグラウンドシーンを引っ張るトゥンバのニューEP。東欧のチャルガをミニマルなエレクトロニック・ベースに収めたこの曲をはじめ、ハッとするエピックなトラックばかりの好EPです。
20.Autarkic - Cymbals Powder Rush
好調リリースが続くイスラエルのクリエイターのニューEPもおすすめです。シンセウェイブ〜サイケエレクトロニックな幻惑的ディープハウスで、印象的なシンセフレーズが絶妙。
DJ Case
21. GINGE - Take My Picture
オランダ出身GINGE、2nd EP『Bummer』からのリードトラック。R&B~ネオソウルをポップに昇華させた情熱的な1曲。
22. Låpsley - Dial Two Seven
19歳で発表した1st ALからとにかく期待も声は高かったLåpsley、マイペースに質の高い楽曲をリリースしていますね。
来年に予定されている3rd ALから、ミニマルなアーバンソウルでFrank Oceanを思わせる洗練されたリードトラック。
23. Billy Lemos, Dua Saleh - Concentrate
次世代を担うオルタナポッププロデューサーBilly Lemosの最新トラック。トラップをベースとした跳ねる音にDua Salehの声がベストマッチ。期待の若手同士がフックアップするとわくわくします。
24. 404 Guild - The Evening Star
毎月1組サウスロンドン、それくらい層が厚くて面白いのがこの地域。
<Dirty Hit>へ移籍したのに(?)、相変わらずの"地下感"と"不安感"、これぞ404 Guildといった貫禄さえ感じさせます。
25. Cupidon, Ric Wilson, Jereena Montemayor - Electric Photograph
ドイツを拠点とするトラックメーカーCupidonが、シカゴの新鋭ラッパーRic Wilson&アジアで人気を獲得しつつあるJereena Montemayorをフックしたバウンシーなダンストラック。
26. YEИDRY - KI-KI feat. ENNY
ドミニカ生まれイタリア育ちYEИDRY、自身のルーツと向き合ったラテン・エレクトロサウンドにUK実力派フィーメルラッパーENNYをfeat.した、これまた極上の1曲。
27. Y2K - DIRT feat. JPEGMAFIA
bbno$との"Lalala"を忘れかけた頃に、ある意味真逆の格好良すぎるこちらをしれっとドロップ!JPEGMAFIAの起用もばちりと決まった意表をつく一手ににこり。
28. Biig Piig - Picking Up feat. Deb Never
Deb Neverがロンドンに移住してからNiNE8との絡みが増えてうっきうきです。
Youtubeにライブ映像が上がっているんですが、これはもうアンセム化間近では?
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