「Playlist」GROOVER February 2023
DJ SEO
01.Shalom - Soccer Mommy
ファジーなギターでドカドカ突っ走る、最高なオルタナ・ナンバー!タイトルに惹かれましたが純粋にファンだそうです。NY/Brooklyn拠点の新人でデビューALはSaddle Creekより3/10リリース。
02.The Tubs - Wretched Lie
ポストパンク~トラッドフォークなサウンドがいそうでいなかった、ロンドンの新人バンド。リフ一発でハメてくる曲は最高。クラブ映えもするしめちゃくちゃかっこいい!
03.Yves Tumor - Echolalia
先鋭的なグラム/アートロックで独自の進化を遂げるイヴ・トゥモア。不協和音とサイケデリアが中毒的な新曲は、(ツイッターで知ったのだけど)80年代のイタリアNWバンド「Neon - Lobotomy」のベースラインを使っているそうです。久々に鳥肌が立つくらいの名曲に出くわしたような。新作は3/17リリース。
04.underscores - Count of three (You can eat $#@!)
Cashmere Catや100 gecsのDylan Bradyらと制作された、ポップパンクのように明るくキャッチーに弾けたトラック。ハイパーポップの新たなタームを予感させてくれます。
05.Lip Filler - Haircut
Chess Clubからリリースのロンドン新人バンド。00'sインディーを思い出すわちゃわちゃした掛け合いと、アクモン~ジェイクバグ・ラインのヴォーカル、現行インディーのイージーライフ的な緩さがミックスされており気になります。
06.slowthai - Feel Good
MURA MASA~100gecs以降を思わせるアップビート・パンクでこれは盛り上がりそう!
ダンス・パンクの流れは確実にきてますね。バックヴォーカルをフィーチャーされているのはShygirl、新作3rd「UGLY」は3/10リリース。
07.Django Django - Complete Me ft. Self Esteem
Self Esteemを客演に迎えたブレイクビーツ・ハウスは、まさにバックトゥザ90'sな仕上がり。今後の扱いをどうしようか考え始めたタイミングでカマしてくる彼らは、やっぱり最高でした。
08.ATRIP - All Night
ロンドン拠点のドイツ/ポーランド出身アーティストによる、カラフルでメロディアスなダンス・エレクトロニカ。DisclosureやDJ Seinfeldからもサポートされており今後にも注目したいところ。
09.salute - Wait For It
Ninja Tuneのサブレーベル"Technicolour"からリリースされた、マンチェスター拠点のオーストラリア人アーティスト。ハイエナジーかつアップリフティングなUKガラージ/ハウスでフロアキラーな仕上がり。
10.Dolores Forever - When I Say So
ロンドン拠点のインディ/ドリームポップ・デュオ。パートごとに景色が一変するかのような曲調や、コーラスのハーモニーに才を感じます。既にロンドンではヘッドラインライブが決まっているそうで、今年は話題になりそうな予感。
11.Lael Neale - I Am The River
ミニマルなビートと震えるようなギター、パッパラ・ヴォーカルが織りなす三分半の天国。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドからスーサイド、パティ・スミスまで思い起こさせてくれる素晴らしいナンバーで、前作も良かったけど、次はポップさも加わってきそうで楽しみです。新作は4/21にSUB POPから!
12.comfort - Real Woman
ゴリラズがビースティー・パンクしたような激クールな2人組。グラスゴーのおじさん&おばさんをあなどるなかれ。ある意味フューチャーアイランズ以来の衝撃かも。新作はFATCATより5/5リリース。
DJ GAMMY
13.The Murder Capital - Return My Head
アイルランドはダブリンのポストパンクバンドの2ndアルバムからは、エモコアさながらにドラマチックに疾走するこの曲で。プロデューサーにジョン・コングルトン、なるほどね。
14.Geese - Cowboy Nudes
ニューヨークの5人組バンドのニューシングル。ストーンズのようなロック・ブギーとジョンバトラーなジャムさというまさに正統派なロックをふざけてやってるところが微笑ましい。歌声Phantom Planetに似てるね。
15.Lucas Santtana - Muita Pose, Pouca Yoga (ft. Flavia Coelho)
MPBに新たな息吹をもたらしつつ先鋭的な音で評価されるルーカスサンタナの最新作。かつてはトムヨークかフォーテットかルーカスサンタナかってね。サルバドルらしいリズムで楽しいね。
16.RAYE - Worth It.
今やDisclosureのwaterfallの人のがわかりやすい、レイの大傑作となった1stアルバムの終盤に大団円にもってく屈指のトラック。
17.Floorplan - We Give Thee Honor
デトロイトテクノ第二世代、ミニマルテクノの創始者の1人、ロバートフッド(元UR)のディスコ/ハウス時の名義がフロアプランです。ミニマリズムはそのままのいつもの享楽的ファンキーグルーヴでお祭りです。
18.Sabrina Bellaouel - Eclipse
エクスペリメンタルR&Bのイメージがあるアルジェリアの血をひくパリのアーティスト、サブリナ・ベラウエルのニューシングルが、アシッドアラブなテクノトラックやったから二度見しちゃいましたよ。
19.Paradox - Breakbeater
Alaska名義でも知られるドラムンベースマスターの新作が今欲しい音でさすがです。まさにドラムファンクと言えるミニマルなブレイクビーツで、アーメンに頼らずビートの構築で揺らすこの術が新世代に伝わってほしい、とか。
20.Scratcha DVA, Skream, Mez - X Rated
テラーデンジャーやD Double EとともにReckless Crewの一員として2000年前後のUKG〜ジャングルを賑わせたDVAの新曲。Mezを持ち上げるための相応しい布陣のアシッドグライム。
DJ Case
21. Logic - Paradise II feat. Norah Jones
"Fade Away"のコラボの評判も上々で、再びNorah Jonesをfeat.したLogic新曲。
引退宣言からのカムバック~インディペンデントとしては初となるアルバムからのリードシングル。トラックもフローも良いけど、やっぱりNorahの声が素敵です。
22. Sleaford Mods - Force 10 From Navarone feat. Florence Shaw
Dry CleaningのFlorance Shaeをfeat.したSleaford Modsの最新曲。戦争、物価高、政治不信 etc. 庶民の不満が高まるほどキレの鋭くなる中年パンクデュオは間違いなく今が一番旬です!
23. HMLTD - Wyrmlands
正直彼らの存在を忘れかけていたんですが、期待度高まる問題曲を引き下げての帰還。
ゴスペル、オーケストラを取り込み、縦横無尽に繰り広げられる狂気の4分弱。
24. Squid - Swing (In A Dream)
無機質で抑揚のないポストパンクに飽きていた貴方に刺さる、メロディアスな1曲。
この質で届けてくれるのであればUK群雄割拠時代も終焉が近いのかもしれない、と思わせる会心の出来。
25. Algiers - 73%
こちらは米国産ポストパンクバンドAlgiers、ひりひりした空気感がたまらない最新シングル。Zack de la Rocha、Samuel Tなどなどビッグネームを連ねた最新作『SHOOK』は<Matador>から!
26. Girl Ray - Everybody's Saying That
Dua LipaやJessie Wareを筆頭とした、ニューディスコリバイバルをGirl Rayがインディーで。軽快でキャッチー、彼女ららしい力の抜け具合が抜群です。
27. METTE - Mama's Eyes
Mette Towleyのシンガーとして2曲目となる、金属質なビートにR&Bを乗せたダンスポップ。
Pharrell Williamsダンスチームの長ということで、プロダクションは万全、世界を席巻する日も遠くないかも。
28. Mac Wetha - Fairytale feat. Rachel Chinouriri
NiNE8コレクティヴの創始者であり、ブレインとも称されるMac Wethaもその活動を本格化。清々しさのあるアップビートチューンに、Sound Of 2023にも名を連ねるRachel Chinouririをfeat.した春にピッタリなトラック。
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