「Playlist」GROOVER March 2023

DJ SEO

01.Blondes - Love in the Afternoon

英ノッティンガムの新人ギターバンド。なんか00's前半を思い出すようなメロディアスなナンバーで、KEANEやBLOSSOMS、そしてTHE UPPER ROOM(!)が出てきたときのようなムードを思い出させてくれますね。期待!

02.Slow Pulp - Cramps

前作1stも好評だったシカゴ拠点の4人組。

ANTI-とサインしてから初となる新曲は、インディ/オルタナ好きなら全員好きと言い切れそうな、ファジーなギターナンバーで、入りのドラムだけでも気合が入ってるのが伝わりますね。

03.Do Nothing - Happy Feet

UKノッティンガムのポストパンク・バンドによる新曲は、変調子なギターリフは相変わらずながら、ストレートに歌い上げるフックが、意欲的であり野心的にも聴こえるナンバーで、デビューALがいつ出るのかも気になるところです。

04.bar italia - Nurse!

英ロンドンの新人。Lo-Fi~JAZZ調のトラックにひりひりするようなギターを重ねて作り出す、ノイジーなアンサンブルが鬼カッコいい。これはハマりそうな予感。次のALリリースはMatadorからになるそうで更なる注目を集めそうです。

05.maxime. - cherry stems

カナダはモントリオール拠点のベッドルーム・ポップ新人。この曲で知ったんですが、ポストパンク風のエッジの効いたナンバーでかなり気になってます。

06.BENEE - Green Honda

ニュージーランドのポップ系SSWとしておなじみBENEEの新曲が、二度見ならぬ二度聴きしてしまうエレクトロ・パンクで驚きました。シンプルにあがる1曲。先月に入れようか迷ったあげく今月にイン。

07.daine - portal

徐々に注目を集め出しているオーストラリアのalt-pop系SSW"daine"、2作目となるミックステープ「shapeless」より、今風なハイパーポップ・ミーツ・ドラムンベース・トラックを。

08.Softee - Isn't Enough

ブルックリン拠点のニーナ・グロールマンによる「Softee」、浮遊感のあるビートにシンセが交錯しながら倍速ビートでかき回す後半がグッド!アルバムは5/12リリース予定。

09.Kae Tempest - Nice Idea

ジャジーなジャングルとポエトリー・ラップが絡み合った、バチクソかっこいい新曲!もうダンス化したいうてる間に彼女もドラムン・トラックを放り込んできました。もはやダンス化する前とはライブの内容もかなり変わってそう。次のALにも超期待です。

10.McKinley Dixon - Run, Run, Run

2021年には年ベス入りもしていたバージニア州リッチモンド出身のラッパー、今回もグルーヴィーなジャズ・ヒップホップですが、これまで以上に「前へ」の推進力を感じる仕上がり。

11.Augustine - Mary Cookins

デビューALがスウェーデンのグラミー賞にノミネートされたインディポップの注目株。チルウェーヴを思い出すような、ドリーミーかつブリージンなナンバーで春のムードにぴったり。

12.Summer Salt - Campanita

テキサス州オースティンを拠点とするインディポップバンド。4枚目となるフルアルバムのタイトル曲でもあるこの曲は、これまでにはなかったくらいのど真ん中をいく正統派ギターポップな素晴らしい仕上がり。先日の香港フェス「Clockenflap」でも良い演奏を聴かせてくれましたが、この曲を演ったのかは後半2/3しか観ていないのでわからないんですよね、、


DJ GAMMY

13.Hak Baker - Telephones 4 Eyes

ギルスコットヘロンとボブマーリーとマイクスキナーを繋ぐハクベイカー。Speedy Wundergroundのダンキャリーを迎えたいかにもなトラックで、彼の雑食飲み込みっぷりを存分に発揮。

14.Moreish Idols - Between These Ears

モーリッシュアイドルズの新曲がまたもや良曲です。軽やかでフリーキーなスケープは、WoodentopsがThrill Jockeyから出したかのよう。今回ももちろんSpeedy Wundergroundからリリース。

15.Rumbakana, Manu Chao - Déjame

バルセロナでレフトフィールドなルンバを鳴らし続けるルンバカーナがマヌーチャオとコラボ。ともに十八番のリズムなだけあって、さすがに強力なストリート感と祝祭感と官能性を備えた曲に。

16.Gabriel da Rosa - Cachaça

LAで活動するサンパウロ出身のシンガーソングライターの1stアルバムがまさかのStones Throwからリリース。なぜならこれは完全にカエターノやから。斜陽感出まくったサウダージなサンバのこの曲が特に秀逸。

17.comment debord - blood pareli

モントリオールの7人組バンド、コマーンドゥボールの新曲ですが、ベースラインもピアノラインもコンガも余計なことはせず、ファンクさせるために特化してる良いディスコファンクをやってて好印象。

18.U.S. Girls - Tux (Your Body Fills Me, Boo)

あらやだ恥ずかしくなるぐらい突き抜けた90sダンスポップですが、彼女らがやるから違和感なくてむちゃくちゃ良いですね。いや〜すごい。

19.Ten City - All In One Night

シカゴのヴォーカルハウスユニットの復活第二弾アルバムからの多幸感溢れるハウストラック。バイロンスティンギリーとプロデューサーのマーシャルジェファーソンの2人になっちゃってますが、スティンギリーのファルセットももうハウスそのものなんですよね。

20.Isolée - Rumour

ドイツの天才イゾレが遂にニューアルバムを出すっぽくて舞い上がっちゃってます。深みのある洗練さと可憐さをいとも簡単に両立させるこの極上のトラックが先行シングルとのことで、アルバムが待ち遠しい。


DJ Case

21. Eliza Rose - Better Love

昨年リリースのB.O.T.A.で紹介済みのEliza Roseですが、新曲があまりにも良いので再登場!それもそのはず、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのMura Masaとの共作。

角度を変えた抜け感のあるUKガラージに現代女性のエンパワメントを込めた重要作。

22. The Blessed Madonna, Jaime Principle - We Still Believe

シカゴのハウスプロデューサーJaime Principleを迎えてリテイクされた作品。

遊び心のあるアクセントとうねりが特徴のアシッドファンク、タイトル通りの希望に満ちたダンストラック。

23. Juice Menace - Pink Notes

"Creepin"のようなダークなミドルテンポから"Pink Notes"のハウストラックまで、またまたレベルの高いフィメイルラッパー出てきたな~、ウェールズ出身というのもポイント。

24. Nix Notrhwest - You Ain't Got A Chance Boy feat. Enny

2年の時を経て再度タッグを組んだジャズに根付いたこの2人。数多のジャンルが行き交うロンドンアンダーグランド交差点を象徴した1曲。

25. Kali Uchis - Deserve Me feat. Summer Walker

各メディアからも評価の高いKali Uchisキャリアハイアルバム『Red Moon in Venus』より、Summer Walkerをfeat.したこの曲をば。

感情が目まぐるしく動く様を、惑星に見立てた表現力は圧巻。

26. Cafuné - Perspective

NYを拠点とするこのデュオ好きなんです。

2021年の秀作『Running』から約2年ぶりの新曲。

ノスタルジー香るアルペジオから疾走感あふれる展開が胸熱。

27. Beach Fossils - Don't Fade Away

こちらはノスタルジアたっぷりに聞かせつつも、これまでの作品を再定義。このタイミングだからこそ映えるBeach Fosslisの神髄。

28. boygenius - Not Strong Enough

先行3曲はメンバーそれぞれの色が聴いてとれる内容でしたが、この曲の絶妙な折衷具合、これぞインディーマリアージュ。

今年の話題総なめの予感むんむんのboygenius圧巻の最新曲!

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