「Playlist」GROOVER June 2023

DJ SEO

01.Baby Keem, Kendrick Lamar - The Hillbillies

爆裂ヒットとなった従兄弟の七光り「family ties」以来となるコラボ曲で、DrakeのビートとBon Iverの上モノをサンプリングしたアップリフトなトラック。MVの最後でタイラー・ザ・クリエーターが音楽フェス「Camp Flog Gnaw Carnival 2023」の開催を発表するという演出もかっこいいですね。

02.J Hus, Drake - Who Told You

プロデューサーP2Jによるアフロビートなジャジー・ハウスで、客演のDrakeにもろに寄ったサウンドに。今年のサマージャムとしてもヒットしそうな予感。めっちゃ気持ちいい。

03.Metro Boomin - I Can't Stop ft. Big Boss Vette, Omah Lay

先日のコーチェラではWEEKNDが何曲も歌って観客の度肝を抜いたUSプロデューサー。

彼がサントラ全編を取り仕切る映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』より、腰にぐいぐいくるアップテンポなレゲトン/ヒップハウスを。

04.Water From Your Eyes - True Life

ニューヨークはブルックリンを拠点とするNATE AMOS、RACHEL BROWNからなるデュオ、先日リリースされた新作ALより、左右に振ったノイジーなギターとミニマルなビートがクール!なポストパンク・ナンバーを。ニール・ヤングやCAKE"Short Skirt / Long Jacket"を意識しているそうです。

05.Foo Fighters - Under You

テイラーの急逝から全く立ち直れてない中、そのままの心情を吐き出した新作より。「今は乗り越えれないけど、いつかはテイラーの影響から抜け出す日が来るでしょう」と歌うこの曲がグッときます。わかりみ。「Generator」と「Time Like These」を掛け合わせたようなポップなメロディもいい。

06.Jeff Rosenstock - LIKED U BETTER

スカ、エモなどを基調としたサウンドで、NYのDIYパンクシーンでは広く知られているJeff Rosenstock、パンキッシュで元気なナンバーは2年ぶりとなる新曲。ちゃんとMVがあるのも嬉しい。

07.Bickle - Big Blues

デビューシングル「Naked」がスマッシュヒットした、アトランタ出身~マイアミ拠点のベッドルームポップ新人によるデビューALより。BeckとThe Drumsを掛け合わせてもっとチープでスカスカにしたようなインディポップがいいですね。

08.Miss Tiny - The Beggar

Speedy WundergroundのDan CareyとChildhoodのBenjamin Romans-Hopcraftによる新プロジェクト「Miss Tiny」、まさに真打ちの登場といったところですが、もろにベータバンドの影響を受けてそうなサウンドで、この世代のスノッブが向かうのはやはりここか、、とうなづいてしまうところまで含めて良いです。

09.Aluna, Pabllo Vittar, MNEK, Eden Prince - Oh The Glamour

Disclosure"White Noise"で歌っていたので知ってる人も多いAlunaGeorge、現在はAlunaソロで活動中。7/7リリースのソロ2ndからのリードトラック。ウネる低音ベースがぐいぐい踊らせてくれる、今の気分にジャストなR&Bハウス。

10.KiLLOWEN - 2GEVA

西ロンドン出身の新鋭。オラつきすぎないUKガラージ/オルタナティヴ・ラップがクラブライクに洒落てていい。声サンプリングも聴いたことあるようでないような、、気になりますね、、

11.Bricknasty, Tomike, Chi-chi - guilt2001

アイルランドはダブリンのオルタナティヴ/R&BバンドによるデビューEPより。しっとりしたピアノ旋律、踊るベースラインが素晴らしいジャジーハウス。Jorja SmithやENNYも在籍するFAMM所属とのことで今後も要注目かと。

12.Tora-i - 17suns

ロンドン出身のR&B新人による新EPより。この滑らかにグルーヴしていくビートテクスチャーが好みです。プリマヴェーラ2019年でソランジュを観て感動したそう。僕も同じ場にいたんでわかるし、めっちゃ親近感わきました。


DJ GAMMY

13.Angelo & Jacoby - In Your Mind

Multi CultiのDreemsのAngelo CruzmanとJacobyとのコラボEPが気持ち良い。AvalanchesとFour Tetの桃源郷を音響派で包んだ至福の音。

14.Voodoocuts - B-Boy Paco

ファンキーブレイクスのVoodoocutsがラテンリエディットEPをリリースからは、懐かしのChoco The New Harlem Soundのような陽気なこのブレイクスが特にいいね。

15.Mitchum Yacoub - Empire

ハードアタックなホーンセクションとアフロビートでぐいぐい引っ張るNu-Jazzスタイル。もうすぐ出る1stアルバムはクンビアもレゲエもあり楽しみです。

16.Hak Baker - DOOLALLY

ストリートな折衷性がたまらんギルスコットヘロンとボブマーリーとマイクスキナーを繋ぐハクベイカーのNewアルバムがツボでした。4/4で確実にハメてきたこの曲で。

17.ernest rareberrg - Blimp

出すもの好き勝手で掴みどころのないブルックリンのアーティストでしたが、何か覚醒し始めてます。不規則でキレのあるギターリフにドラムンベースで突っ走る。

18.Genesis Owusu - Leaving The Light

ガーナ系オーストラリアンの2ndアルバムからの先行曲。シンセベースのタイトなグルーヴの合間のノイジーなブレイクを挟むところがニクいね!

19.Nickodemus & The Illustrious Blacks - Plastic (A Bigger Name)

ニコデマスとイラストリアスブラックスの久々のコラボは、ウィリーコロンとルーベンブレイズのブーガルー名曲Plasticoをサンプリングしたファンキーなナイスハウス。

20.rRoxymore - We Can Do

実験と実践を両立させる現行最良のレフトフィールドテクノ、ロキシモアの最新シングルはUKファンキーのバウンスをもったメロウなブレイクビーツで、質感・層・時間感覚の全てが研ぎ澄まされた流石の逸品。


DJ Case

21. Clark - Clutch Pearlers

英国プロデューサー/コンポーザーClark最新作『Sus Dog』より。ヴォーカルを含む楽曲は彼にとっては珍しく、ある意味デビューアルバムなのかもしれない。エグゼクティブプロデューサーにThom Yorkeを迎え、細部までこだわりぬかれた1曲。

22. Deki Alem - Shadwman

インダストリアルなビートを縦横無尽に駆け回る重めのヴォーカルが印象的なヨーテボリ出身の双子デュオSammy & JohnnyことDeki Alem。どの曲も逸材な最新EP『Fluent Stutter』からキャッチーなこちらを。既にGorillazのサポートを務めたのも納得の中毒性と期待値!

23. Sad Night Dynamite - Sick of Your Sound

スロウ~ミドルテンポで心地良くも不安を煽るトリップホップ×ダブサウンドに疾走感をプラス、勢いそのままに大きく飛躍しそうなバンガー!The Connor Brothersの手掛けるアートワークもばっちりハマり、英国サマセット出身のデュオSad Night Dynamiteニューターム。

24. Amaarae - Co-Star

ガーナにルーツを持つ米国出身のAmaarae、アフリカンミュージックの定義を揺るがすべく制作された意欲作『Fountain Baby』からのリードトラック。ちなみにCo-Starとは彼女のファンベースの多くが使用する占星術にちなんだ米国産SNSだそうです。

25. Liza Anne - Cheerleader

前作『Bad Vacation』より3年、拠点をNYに移したLiza Anneの新曲です。ポップさをキープしつつも軸をミネアポリスサウンドに寄せた、癖になるクィアアンセム!

26. Bennett Coast

作曲、レコーディング、撮影まで自らでこなすという多彩なLA発アーティストBennett Coastの2023年初となる作品。青臭さくもどこか気怠さを残した良曲。ポップパンクにより過ぎる前の(笑)KennyHooplaを継いで欲しいと願いを込めて。

27. Ratboys - It's Alive!

シカゴ出身のインディーバンドRatboysの新曲。

Julia Steinerのソロプロジェクトという認識から正式なバンドへ、その影響が如実に現れた厚みを増したプロダクション。梅雨を吹き飛ばす爽やかインディーソング。

28. Lonely Pirate Committee - Can You Really Blame Me?

オハイオ州クリーヴランドを拠点とするインディーロックバンド。Pearce GronekとFletcher Bartonの幼馴染が織りなすどこかノスタルジックなサウンドは、George ClantonやAlex Gなんかともリンクしそうな温度感。

0コメント

  • 1000 / 1000