「Playlist」GROOVER July 2023
DJ SEO
01.Corinne Bayley Rae - New York Transit Queen
2000年代を代表するオーガニックソウルの女王が、ガレージ・パンクでまさかのカムバック。めちゃくちゃ上手くやれば、まだまだLana Del Rayクラスも狙えるか?まずは復活ALに期待。
02.Lifeguard - 17-18 Lovesong
HorsegirlのPenelopeの実弟が参加するこのLifeguardも、かわいすぎてビックリな3ピース。
その見た目の幼さと釣り合わない音楽的純度の高さが、今のシカゴインディの面白いところ。まさかシカゴのインディがこういう方向に進むなんてポストロック全盛の頃には想像もつかなかったし、去年に引き続き、今年もこの界隈には注視していきたいところ。
03.Lewis OfMan, Empress Of - Highway
ブラジリアン・フュージョン風なギター・グルーヴに、Empress ofによるヴォーカルがいい艶を出してますね。80'sと現代のコンテンポラリーが絶妙にミックスされたサマーブリージン・ポップが最高すぎます。
04.Dominic Fike - Mona Lisa
スパイダーバースに提供された新曲で、先日リリースのフルALにも収録。滑らかなフローとアコースティックギターがチルく踊らせてくれます。
05.Troye Sivan - Rush
ハウシーなトラックにあま~いヴォーカルがまとわりつくように絡み合う、清々しいくらいに男の色気全開のアンセミックなポップ・ナンバーが登場。夏なんで!
06.Priya Ragu - Easy
プロデューサーでもある兄Japhna Goldと書いたUKガラージな新曲。ビートに絡みつくようなヴォーカルがポップでキャッチー。テコ入れ具合としては上々でしょう。
07.underscores, gabby start - Locals (Girl like us)
以前にも紹介済みのハイパーポップ/グリッチ・ポップ新世代。9/22にMom+Popよりリリースの新作「Wallsocket」より。100 gecsのオープニングを務めたりといよいよハネそうな彼女、要チェックです。
08.d4vd - Dirty Secrets
ヒューストン出身のまだ18歳の才気あふれるSSW、今年フジ出演。踊れる曲無さそう、、と思ってたらありました!既発曲ですが、JDポストパンク風の現行R&Bポップスでハマれます。
09.Natural Wonder Beauty Concept - Natural Wonder Beauty Concept
Ana RoxanneとDJ Pythonによるプロジェクト。今のジャングルやドリームポップ/アンビエントの流れと、00'sエレクトロニカが交ざったいいバランス感覚。Mexican Summerからってのが、かつてのWashed Outを思い出したりして、それもまたいい。
10.Slowdive - kisses
今、コンスタントに活動してるなんて20年前には誰も信じない、伝説のシューゲイザーバンド。2017年の復活AL以来となる新曲は、Longwaveを思わせる真っすぐないいラインで、そんなチルドレンに寄っていくサウンドも興味深いです。
11.Diners - Domino
LA拠点、ベルセバとティーネイジの間を行くような正統派ギターポップ。キャッチーかつドリーミーで日本ウケも良さそうだけど、すでに10年以上のキャリアもあるんですね。初めて知りました。
12.Sunshine Convention - Dawned on Me
ノイジー&サイケなパワーポップで90'sインディ好きには刺さること確実な、NY/ブルックリンの新人!デビューALは7/21だそうです。
DJ GAMMY
13.Skepta, Jammer, Etta Bond - Touching My Body
Boy Better KnowのSkepta & Jammerによる2ndシングルは、イビサの夜を彩るサマーディープハウス。スケプタとの仕事は実績十分のエタ・ボンドもハマって自分達の色も出した良いハウス。
14.Quantic - Run (feat. Andreya Triana)
クァンティックことウィルホランドの新作ですが、チェンバーポップ〜ブラジリアンポップスへと入る導入部も流麗だが、そのままオーセンティックなディスコのピークタイムまで持ってく手腕はさすが。
15.Stuzzi - efyo (feat. Boko Yout)
スウェーデンの陽気なクリエイターによる2ndEPより。同郷のボコ・ヨートは意外な組み合わせと思たけどエナジックにアゲたサマーアフロハウスに仕上がってます。
16.Red Axes - Hey (feat. A. Lonzo)
中東音楽やサイケレイヴから始まりどんどん触手を広げてミクスチャーしてくイスラエルのデュオの新作はアッパーなレフトフィールドディスコでこれは最高。
17.Armand Van Helden, Brittles - First To Convert (Club Mix)
もうキャリアもだいぶ長いヴァンヘルデンもいろいろ手を出してやってますが、このスピードガラージの90s後半の遊び心もいれたバウンシーハウスは良いんじゃないでしょうか。
18.SHY FX - Good Morning (feat. Kojey Radical & Nile Rodgers)
こちらもベテランのジャングリストが、サマーマッドネスなナイル・ロジャースのギターと注目すべきコジェイ・ラディカルを迎えてのアンセミックなD’n’Bをリリース。
19.Dolores Forever - I Love You But You’re Making Me Sad
ロンドンで活動する注目のインディデュオバンドの最新シングル。Baby Teethから一気にメロディセンスを開花させた印象ですが、最近はその活かし方、コツを掴んだ感じで良いリリースが続いてます。そろそろアルバム希望。
20.chlothegod - Outta My Mind
エリカバドゥやコリーヌベイリーレイのようなネオソウル以降のアーティストの系譜に連なるであろうクローザゴッドの新曲が。懐が深いのか、はたまたストレートなだけなのかは今後出してく音でわかるとして、まあ世代的に不思議ではないのでちゃんと響くし良曲です。
DJ Case
21. The Armed- Sport of Form
凶暴なヘヴィ・ハードコアサウンド、内臓を持ち上げる重低音、静⇄動へ目紛しく展開しつつも、ポップに仕上げてしまうのがThe Armedというバンドの真髄。
Julien Bakerのヴォーカルを贅沢にポイント起用するところも憎い。
22. Petey - I'll Wait
<Capitol Records>よりリリースされる新AL『USA』からのリードアンセム。
アルバムタイトルも曲の疾走感も、全てが真っ直ぐで気持ち良い、インディー小僧を擽ぐる仕上がり。
23. Pixey, Tayo Sound - Daisy Chain
最近ではかなりツボにはまったリヴァプールの妖精Pixeyの新曲。ALTER-NITEではお馴染み(?)の”Len - Steal My Sunshine”をサンプリング、Tayo Soundのヴォーカルで角を取ったサマーチューン。
24. saturn 17 - magazine
2019年にカリフォルニアにて結成されたインディーロック/ポップバンドsaturn 17。”could be this love?”のポップなイメージからノスタルジー香る大人な表情へと、若手注目株!
25. Sipper - mood
NYを拠点とするインディーアーティストSipperの新曲。ありそうでなかったインディー×ドラムン、ギターの音がThe XXにしか聴こえないのは狙いなのか。
26. Haviah Mighty - Zoom Zoom feat. Omega Mighty
トロントを拠点とするラッパーHaviah Mighty待望の新ALからのリードシングル、妹のOmegaをfeat.した肌に纏わりつくようなトロントの夏を表現したアマピアノサウンド。
27. Sampha - Spirit 2.0
引っ張りだこ過ぎて6年振りとは思えないSamphaの新曲。
ソングライティング:Yaeji, Sampha, Yussef Dayes
プロデューサー:El Guincho, Ricky Damian, Owen Pallet
このビッグネームを並べられるアーティストが他にいるのか、これは凄いことになりそうだ。
28. James Blake - Hammer
実験的なダンスミュージックへの回帰、自身のルーツへ立ち返ることを示唆していると噂のJames Blake最新曲。そのカムバックに相応しい歪で暗雲漂う攻撃なトラックからはまだまだ底の見えない不気味さを感じさせる。
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