「Playlist」GROOVER September 2023
DJ SEO
01.Maneskin - HONEY (ARE U COMING?)
かぶせてくるコーラスにドライヴするギターグルーヴ。
「ハニー、来てくれるの?」とカッコ良く誘う、純度100%の最高ロックチューン。
こりゃバービーのKENも虜になること確実だ!
02.Pacifica - Change Your Mind
以前デビューシングルも紹介していた、アルゼンチンの注目デュオ。
夏の気分にぴったりのサニー・ポップなニューシングル。
ザ・ストロークス直系かと思いきや、こういうのも書けるんですね。
ポストWet Leg(意外と出てこなかった)をまだまだ狙えるいい位置にいます。
03.Dizzy - Open Up Wide
カナダのドリームポップ・バンド新作3rdより。
1st2ndともにDJ的には控え目な印象だったけど、
ようやく(といってもほぼ唯一の)ハネた曲の登場です。
こういった徐々にアクセル踏んでいくキャリアもいいですね。
04.Infinity Song - Hater's Anthem
NY拠点のソフトロック・バンドの新曲がグレイト!
最近の(MICHELLE~SAY SHE SHEなど)ソウル~ゴスペル~ジャズなプロダクションで鳴らした牧歌的なポップソングで、The Go! TeamやDave Fridmannとも繋がってくる音像も絶妙にいい線攻めてきたなと思います。以前はKanye Westの楽曲制作に参加したり、前作はJAY-Zのレーベルからリリースされてたそうです。
05.untitled (halo) - spiral
LAの3人組によるサードシングル。気だるいヴォーカルに少しざらついたグルーヴがたまらないインディーシューゲ。これは期待したくなるニューカマーですね。
06.Career Woman - Passing
ガールズ・インディーには目がない僕ですが、これはまたまたハマりそうなLAのバンドが登場です。14歳で最初のEPを出して今は19歳。キャッチーで元気いっぱい!いいですね。
07.she loves boon - have a good time
NY拠点の新進気鋭アーティスト。ハイパーポップみあるエモ―ショナル・ジャージー・クラブ。クラブでガンガンに踊りたくなるね。
08.Babymorocco, Frost Children - SXC
ロンドン拠点のベイビーモロッコとNY拠点のフロスト・チルドレンによるコラボ曲。
ポコポコ、カンカンしたハイパーポップ/エレクトロブレイクスで壊れたおもちゃ箱みたい。
フロスト・チルドレンのポップなヴォーカルが加わる終盤の展開もよき。
09.Healy - Amber
メンフィス拠点のSSW、ヒップホップ、インディーロック、アコースティックな要素がバランス良く混在した音像がいいですね。すでにアルバム2枚リリース済みで、こちらは8月にリリースされた最新EP「Look at God」に収録。
10.Divorce - Screatch Your Metal
デビュー曲から推してるノッティンガムのインディーバンド。新曲で結構変えてきてるんだけど、相変わらずフックのセンスが抜群で大正解。ライブを観てきた感想としても、一旦チェンバー・ポップを捨てるのもありかも?Gravity/EMIとサインしたと知って納得。目をつけてたバンドがちゃんと契約できると嬉しいですね。
11.Whitelands - The Prophet & I
ロンドン拠点の4人組。DovesやColdplayみたいな美メロかつ、Longwaveっぽいシューゲイザーまで感じる、キャッチーでセンチメンタルなナンバー。これはいい。
12.Sarah Jarosz - Jealous Moon
過去にグラミーを3度も獲っているテキサス出身のSSW、これまではアコースティック寄りなサウンド(だから知らなかったのか)でしたが、新曲ではTEXAS(バンド名です)が頭に浮かぶような、80's/NWロック・テイストがいい感じ。
DJ GAMMY
13.Babe Rainbow - Juice of the Sun
オーストラリアのサーフサイケバンドの新曲。キングギザードとも繋がりがあるがこちらはもっとオーセンティックにレイドバック。久々に名前見たが残暑に効くサイケで気持ちいい曲です。
14.La Roux, Chromeo - Discoproof
タイトルでお察しですが、ラルーの2009年の定番曲Bulletproofをクローメオがリワークしたやつで、今年のコーチェラのクローメオのステージで終盤にラルーとやってたやつがめでたくリリースってことで。
15.Spiritual Cramp - Talkin’ On The Internet
サンフランシスコのパンクバンドのデビューアルバム(!?)からの先行曲。The Clashスタイルだったが今回はStiff Little Fingersみたいにザクザク刻んで重くしててこれはアルバムに期待ですね。
16.Mannequin Pussy - I Got Heaven
フィラデルフィアのパンクバンドの新曲。ハードコアから一転してコーラスで一気にパワーポップ化するカタルシスが最高。
17.H31R - Backwards
アメリカは東海岸のJWordsとmaassaiのコンビによるH31R。アバンギャルドなエクスペリメンタル・ヒップホップで、硬めのこのトラックだけでもうすでに期待大。
18.Gratts, Ange Nawasadio - Jour de Fête (version originale)
ベルリンの最近注目してるDJグラッツ。丁寧に深夜を彩るトラックをリリースしてて、今回はディスコファンクで同じようなのを作らない懐の深さが良いんですよね。
19.Cee ElAssaad, Lee Wilson - Music Is The Cure
こちらはモロッコのDJシー・エルアサードの新曲は、意外や意外、トライバルリズムで品のある美しいピアノハウスで来ました。タイトルも歌詞も然り、音は現代の機材でもむちゃオールドスクール。
20.Pale Jay - My Dirty Desire
8月の目玉だったペイルジェイのうっとりねっとり腰砕けなフルアルバムからは、ファルセットとユニゾンするメロディーが気持ちいいこのスウィートソウルディスコで。
DJ Case
21. Wild Nothing, Hatchie - Headlights On
Wild Nothingが5年振りにアナウンスした新AL『Hold』からのリードシングル。Hatchieをfeat.し彩を添えつつ、マッドチェスターみを仄かに感じさせるドリームポップの再構築。新生Jack Tatum、楽しみです!
22. Pip Blom - Get Back
ありふれたインディーバンドの1つといった印象だったPip Blomでしたが今年リリースされた曲はどれも良い。シンセや打ち込みを多用することで荒めのギターが際立ちますね、コラボするアーティストも面白い!
23. Delilah Holiday - Liquid Pearl
ノースロンドン発のDIYアイコンDelilah Holiday、不協和なリフとインダストリアルサウンドが後半になるにつれて複雑に絡み合う。Skinny Girl Dietのメンバーの彼女ですが、パンク畑とは思えないほどの多彩さです。Georgiaの前座も務めるそうな。
24. Tirzah - F22
サプライズリリースされた『Trip9love...?』の冒頭を飾るトラック。お得意の仄暗いアンビエントサウンドと不気味なピアノ、敢えて不具合のあるドラムを叩いたようなくぐもったビート。しかも全編通して全く同じビートが使用されているというなんとも実験的な内容なのに延々と訊けてしまう恐ろしい才能ですね。
25. Cameo Blush, yune pink - Out There
ロンドンを拠点に活動するプロデューサーJohn DunkのプロジェクトCameo Blush。こちらはビートを前面に押し出したエクスペリメンタルトラック。ダークな雰囲気にyunè pinkuのヴォーカルがばちりとハマった1曲。
26. Ama Lou - Range 95'
遠くない将来マーキュリープライズを取るだろうと勝手に予想しているAma LouのデビューAL『I Came Home Late』が遂に到着!本当にデビューALなのかと疑うような成熟っぷりと質の高いR&Bを聴かせてくれるので是非。お気に入り曲をピックアップしました。
27. Hemlock Ernst, Height Keech, billy woods - Inherit My Speech
我らがSamuel T. Herringのラッパー名義Hemlock Ernstも覚醒の予感。同郷バルティモアのいぶし銀ラッパーHeight Keechとのコラボ作品に、billy woodsのゲストヴァースでビートチェンジ…これはかっこいい!
28. Kiew Nikon, Tame One - Walk The Streets
The Weathermenのメンバーだった故Tame Oneをfeat.した南国を思わせるご機嫌なトラックとグルーヴィなベースラインが心地良い。Kiew Nikonの詳細は不明ですが、Franceのヒップホップレーベル<JUNKADELIC>が絡んでいるようです。
DJ PIGSY
29.SOFT PLAY - Punk’s Dead
UKパンク・デュオSlavesがSOFT PLAYへ改名後初の新曲。攻撃的なギターリフとドラムは健在ですが、「Slaves」というバンド名に対する批判に対しての反骨心や皮肉がしっかりと歌詞に込められているのもさすがです。
30.ROYAL BLOOD - Shiner In The Dark
こちらもUKロック・デュオの最新アルバムから。4枚目のアルバムになってサウンドにさらに厚みが増し、そこに乗っかるベースソロが最高に気持ちいですね。
31.Soccer Mommy - I’m Only Me When I’m With You
カバーEPの先行リリース2曲目。Taylor Swiftが13歳の時に書いた、1stアルバム収録曲。こういう音楽に影響を受けたんだ!というのがよく分かるし、リスペクトの感じる落とし込み方でカバーしていて、本家、カバー共にリピートしてしまいます。EPのリリースが楽しみです。
32.Boyish & King Princess - Kill your Pain
ドリーミーな歌声に惹き込まれて、最後には掻き鳴らしたギターサウンドに包まれる、両方の良さが詰まった曲ですね。こういう展開の曲は個人的に大好きです。
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