「Playlist」GROOVER October 2023

DJ SEO

01.The Last Dinner Party - My Lady of Mercy

ロンドンの大注目5人組バンドの3rdシングル。バロック調のヴァースからビートチェンジして、ゴスいABBAみたいなフックにいくとか、かなり斬新で素晴らしいですね。今年後半~来年にかけての台風の目は間違いなく彼女たちかと。最高!

02.bar italia - my little tony

ロンドンのポストパンク・バンドの新曲。ざらついたギターとツイン・ボーカルのコンビネーションが全く飽きさせない、あっという間の3分間。ザ・キルズの進化版かのようで、相変わらずめちゃくちゃかっこいい。あとはライブ次第だ。

03.The National - Deep End (Paul's in Pieces)

約5か月という短いスパンでサプライズリリースされた最新作「Laugh Track」より。前作と同じタイミングで録音されたそうですが、より内省的だった前作よりやや明るい意欲的なエネルギーがあり、2枚組として聴くと良い流れです。

04.rainbow frog biscuits - Clean

イングランド/ラフバラー拠点のSSW、Amber Beresfordによる"rainbow frog biscuits"気持ちよいテンポのギターポップで後半にかけてファルセット・コーラスが重なってくるところが好きです。今年The Great EscapeやLatitudeなどにも出演しており、今後にも注目です。

05.FIEH - Supergod

前作が話題になったノルウェーのフューチャーソウル/ニュージャズ・コレクティヴの最新作より。NYのMICHELLEやSAY SHE SHE辺りともリンクする、カラフルなR/Bポップがいいですね。

06.dexter in the newsagent - More to me

サウスロンドンからまた気になるニューカマーが。と思ったらdexterが改名?したんですね。去年Caseが「pressure」を紹介してましたが、今回の新曲はボッサ調の心地よいギターポップで、系統は似てるけどラップもすごくライトになりました。flowerovloveなど、UKベッドルームポップの流れもなかなか目が離せないですね。

07.Brimheim - Literally Everything

デンマークのアーティスト。春ごろに同郷のThe Raveonettesと共作曲をリリースしてて気になってました。内省的でグルーヴィーなalt-popで、Caroline Polachekが好きな人は要チェックです。

08.Bleachers - Modern Girl

サックスが吹き踊る、ポップロックの真骨頂ともいえる高揚感に満ち溢れた新曲。アンセミック!

09.Brittany Howard - What Now

久々に戻ってきましたAlabama Shakesのブリちゃん!土着的なブルース/ソウルに洗練されたニュージャズが重なって生まれる絶妙なバランス。ACL2019ではビリー待ち地蔵しちゃったけど、やっぱ格好いいですよ。新作ALも待ち遠しいです。

10.Creeper - Cry To Heaven

英サウサンプトンを拠点のCreeper、新作でゴス/グラムロック/HRに寄ったのは大正解。「ヴァンパイアの新たな悲劇的な物語への序章」だそうですが、もうなんというかCOMPLEX「Be My baby」が頭をよぎって離れないんですよ笑

11.Flowdan, Lil Baby, Skrillex - Pepper

スクリレックスと交わって完全に覚醒したフロウダン。UKドリル勢の中でも別格ですね。何より声がシブい!リル・ベイビーには申し訳ないけど格が違う。今一番観たいラッパーです。

12.Busy Twist, Kombilesa Mi - LDN PLNQ

ロンドン生まれ、カリブ海育ちのDJ/プロデューサーBusy Twistによる、コロンビアのKombilesa Miをフィーチャーした、アフロビートとUKハウスが融合したフロア・バンガー。Disclosureが新作で手放したこの領域に入ってくるトラック、待ってましたよ。


DJ GAMMY

13.Skepta - Can’t Play Myself (A Tribute To Amy)

最近のスケプタはコツコツとテックハウスを創作してますが、ここで大ネタ投入。エイミーワインハウスのTears Dry On Their Ownのコーラスを入れてレイヴィーに。

14.X-Press 2 - You Know (Everybody)

大層なハウスにはいかないし多彩にまとめるいつもの彼らが味わえる良作となったニューアルバムからはこれかな。久々にビッグビートなアタック感のあるハウスでおもろい!

15.Pitbull - Bandolero

大層で大好きなピットブルのニューアルバムはほぼほぼカバーアルバムで大ネタ三昧!こちらはジプシーキングスのBamboléoですが、キューバスペイン語になってるので定番空耳はなしです。

16.Mon Lafarte - 40 y MM

グラミーでもよくノミネートにあがるチリのシンガーソングライターのニューアルバムからの先行曲。トリップホップな趣きもある低速クンビアからのラテンマンボのコンボ。これはライブバージョンが楽しみ。

17.Qbanaa - Mundo En Mis Manos

幼少期はキューバで過ごし現在はアイルランドはダブリンで活動する新星。デザートブルースなギター、ラテンリズム、ソウルジャズなホーンセクションとフュージョンしたナイストラック。

18.Mykki Blanco - Magic On My Back

Walk on the Wild Side→Can I Kick It?の手法のように、マカロニウェスタンなギターにスネアにアタックするビートを添えて熱くたぎる曲。え、FaltyDLがプロデューサーなん⁉︎

19.Art Feynman - Early Signs of Rhythm

Here We Go Magicのフロントマンもソロキャリアもだいぶ長くなってきましたが、80sNewWaveのいいところを持ってきた小気味良いこの曲いいですね。

20.English Teacher - Nearly Daffodils

リーズの若きポストパンクバンド。ファジーでスピーディーなマスロックを、アクセルワークとブレーキングでものの見事にじわじわ高揚させてくれる、スカッと気持ちいい新曲!


DJ Case

21. Idris Elba, Sasha GiGi - Oh LALA

異例の速さであのイビザ島デビューを飾ったロンドン発のDJ兼プロデューサーSasha GiGと俳優でもお馴染みIdris Elbaとのコラボ。シンプルな構成ながらダーティなトラックにピコピコサウンド、"Ohh Lalalala"のフレーズが癖になる中毒度高めの1曲。

22. NEIKED, Ayra Starr - You're Hired

スウェーデンのヒットメーカーNEIKED×ナイジェリアのセンセーションAyra Starrの組み合わせ。アップビートな雰囲気を引き立てるAyraのボーカルとアフロビートセンスが見事に融合したフロアに映えそうなポップソング。

23. Jamila Woods - Practice feat. Saba

新AL『Water Made Us』発売前最後のリードトラック、同郷シカゴのラッパーSabaをfeat.した極上のR&Bジャム。Allen Iversonの2002年プレーオフ敗退後のインタビューを題材にした内容も目の付け所が面白いです!

24. Adrian Underhill - Forever and a Day

クラシック音楽にバックグラウンドを持つカナダ・バンクーバー発Adrian Underhill新AL『After This』より。どこか内向的でメロウ、ソウル/R&Bのエッセンスも含んだ独創的なスタイルは一度聞くと忘れられないですね。

25. Sufjan Stevens -  Goodbye Evergreen

SSWとしては8年振りとなる唄ものアルバム『Javelin』の冒頭を飾るアルバムの幕開けに相応しい1曲。壮大さと繊細さが両立した単なるフォークでは終わらない、彼の神髄を感じることのできる内容になっているので是非。

26. Daniel Noah Miller, Lewis Del Mar - Typical

ニカラグアにルーツを持ちロサンゼルスを活動拠点とするミュージシャンDaniel Noah MillerとNYのアートポップデュオLewis Del Marの共作。Danielについては多くは語られていませんが、Lewis Del Marの2020年の作品『August』の中でニカラグアのラテンパーカッションが多用されていたことに繋がりがありそう。

27. Rocket - Portrait Show

LAを拠点とする幼馴染4人組Rocket初のメジャーEP『Versions of You』からのリードシングル。ギターの一音目からこれは間違いないとわかりますね、要注目。

28. PACKS - Honey

今年の3月にリリースされた『Crispy Crunchy Nothing』も好みでしたが、間髪を入れずに次のプレジェクトへ。へろへろサウンドにオルタナのエッセンスもあり。来年頭には既に次回作が控えているとか、楽しみです!


DJ PIGSY

29.I DONT KNOW HOW BUT THEY FOUND ME - WHAT LOVE?

ニューアルバムより先行リリースされたこちらの曲。80年代のクラシカルなロックやポップスのサウンドの感じつつもR&Bのようなサウンドとメロディーが混ざり合っていて、今までのIDKHOWとは少し違う1曲。ドラマーの脱退という少し残念なニュースもありましたがアルバムのリリースが楽しみですね。

30.Record Heat - Keep it In Drive

Record Heatに改名後初のアルバムの1曲目。アルバムタイト「Welcome to Record Heat country」の通り、かなりカントリー調の曲が多いですがこちらの曲は今までのRecord Heatらしいオルタナ感が合って個人的にはベストな曲。

31.Plague Vendor - Keep It Up

カリフォルニア出身の4人組。直近のリリース曲はパンキッシュの物が多かったですが、こちらの曲は彼ららしいサイケでガレージなギターサウンドがかっこいいです。

32.Mckenna Grace - Autumn Leaves

1stアルバムリリースからまだ半年ほどですが、早速新EPのリリース。映画の挿入歌として流れてきそうな雰囲気のバラードナンバー。7歳から子役として活動してきたMckennaだからこそ歌える曲という感じがして映画好きもハマる1曲!

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