「Playlist」GROOVER December 2023
DJ SEO
01.Wishy - Donut
米インディアナのシューゲイザー/ドリームポップ新人。これはまさにマイブラ直系という感じで、Pain of Being~が出てきたときを思い出しました。他の曲は、Hatchieっぽいのとかドリーミーなのもあるんですが、自分的にはこの路線でゴリゴリいってほしいところ。
02.carpetgarden - Cheerleader
以前にはAlfie Templemanとの共作曲もリリースしていたLA拠点のlo-fiポップアーティスト。
イントロのナレーションに「カーペットガーデンの曲の多くはセックスとドラッグについて歌っている。」とあるように、クィアが一般的になったZ世代以降のラブソングを歌っています。
03.Friko - Crashing Through
Horsegirlの登場で活気づいてるシカゴのインディーシーンよりまた新たなバンドが。デビューALは来年2/16だそう。注目ですね。
04.Scarlet Lastrapes - Shady Little Lady
LA生まれのLA育ちの19歳。まだ1曲しか聴けませんがこの強いフックだけても非凡なセンスが伝わります。クレジットを見るかぎりおそらく全て自分でやっているのでしょう。MVはお父さんがディレクションしてるみたい。肩書にあるコメディアンも気になりますね。
05.Stella Maris - Stella Maris
スペイン俳優/映画監督であるハビエル・カルボとハビエル・アンブロッシによって生み出された、超クリスチャン・ポップ・グループ笑。プリマヴェーラへの出演で一気に話題になりましたが、その出演スロットも1ステージのみの(皆が見る)前夜祭ということで、否が応でも注目されることでしょう。ロザリアに次いでラテン・ポップ・スターへの階段を上るのか、はたまたキワモノとして終わるのか?
06.ELIO - A2B
チャーリーXCXによるフックアップで日の目を見たELIO、いわゆるエレクトロポップですが、Monday~Tuesdayって曜日リリックが入ると一気にキャッチーに聞こえます。
07.Yarden - Time
ナイジェリアはラゴス出身のSSW、Tylaの大ヒットを受けてアマピアノ/アフロビートな曲が矢継ぎ早にリリースされてますが、このビートがツボなのか、どれも好みで困りますね。2024年はこの辺りがブレイクスルーしそうな予感。
08.Tyla - Water
というわけでどさくさに紛れて(年末やし)その大ヒット曲も。個人的にもギター音楽以外ではSZAの"Kill Bill"と1、2位を争うくらい大好きなナンバーで、来年リリースされるアルバムで大ブレイク確実かと。
09.ilykimchi - agony
米サンディエゴのミュージック・プロデューサー。PinkPantheress以降なエレクトロニック・アーティストが増えてきましたが、ポップなマーチだけでなく魅惑?の会員サイトなど、DIYな活動が目を引きますね。キムチっていうくらいなんで韓国系なんですかね?ググってもこれすらわからんくてすみません汗
10.quannnic - Comatose
米フロリダのアーティスト。前作1stのベッドルーム/ハイパーポップに潜んでいたヘヴィ成分を一気に押し広げた今作2ndの音像はさながらDEFTONESのよう。若手アーティストが総じてエモに流れるのは世代かも。
11.Etta Marcus - Snowflake Suzie
サウスロンドンの注目22歳SSW、Phoebe BridgersやSharon Van Ettenが引き合いに出されてますが、この最新曲ではよりパンチある感じが伺えてよさそうです。
12.Hotel Lux - The Carvery
クリスマスの祝祭感にあふれたポップソングが実にいい感じ。ザ・ポーグスやスレイドなどのクリスマス・クラシックスとも引けを取らない出来だと思います。
DJ GAMMY
13.The South Hill Experiment - Snake at the Altar
BROCKHAMPTON(Kevin Abstractも)とよく絡んでたBairdのニュープロジェクト。ポストロック調の一筋縄ではいかないエクスペリメンタルな折衷さが良い。同アルバムのex.トータスのJeff Parkerとのコラボ曲もむちゃくちゃ良い。
14.Sam Akpro - Death By Entertainment
ANTIからリリースとなったロンドンのアーティストによる、Yvusの影響も受けたであろう夜のポストパンク。以前よりかはこの路線のが良いですね。
15.Joe Armon-Jones, MALA - A Way Back (ft.Rider Shafique)
UKジャズの重要アーティストとDMZのマーラとの去年出てたコラボ曲に、欲しかったフロウが載ってくれました。ジャズをダブワイズするUK御家芸のその最新。
16.Gabriel da Rosa - Cafuné
Stones Throwのサンパウロ出身のアーティスト。こちらはブラジル御家芸のボサノヴァ〜MPBのその最新。良い歌を良いプロダクションで。
17.Bosq - Meji Meji (Folamour Remix)
コロンビアのDJボスクのアフロファンクな曲を、フランスのビートダウンハウスDJフォラモアがリミックス。彼らしい跳ねすぎず盛りすぎずで、アフロハウスをちゃんと理解したお仕事。
18.Antony Szmierek - How Did You Get Here?
マンチェスターのラッパー/クリエイターのアントニー・シュミエレクの最新EPからのハウストラック。詩的なリリックと、90sドラムンベース〜ガラージから続くこの叙情的なビートはもろにストリーツ・フォロワー。
19.Champion, Sammy Virji - Hot In Here
UKガラージのDJ同士という相性抜群コラボ。ベースライン2STEPなフロアバンガーで、今の流行りの流れに合わせてドヤ顔してるところが目に浮かびますね。
20.BEYONCÉ - MY HOUSE
ビヨンセ新曲はダーティーなトラップハウスときました。メインの潮流はハウスミュージックであるところを推し進めて引っ張ってくでしょう。
DJ Case
21. Memphis LK - Black and Blue
オーストラリア発のDJ/プロデューサーMemphis LK、今年2枚目となるEP『True Love and Its Consequences』より冒頭のトラックを。10'sベッドルームポップにビートをプラスした、アンダーグラウンドとポップの絶妙な狭間を行く注目株。
22. Kllo - Affection
こちらもオーストラリア、ご存じ従弟エレクトリック・デュオKlloが3年振りのカムバック。硬質なビートにアンニュイなヴォーカルが最高のマリアージュ。夜明けに無心で踊りたいですね。
23. Gee Lee, Remedy Club - Way We Do It feat. Scrufizzer
人気急上昇中のDJ/プロデューサーGEE LEEとRemedy Clubがタッグを組み、ウエストロンドンのリリシストScrufizzerをfeat。クラシックなUKガラージにうねる低音と温かみのあるコード、疾走感溢れるフロウが加わった唯一無二の出来。
24. Tokischa - Daddy feat. Sexyy Red
ネクストブレイク確定(というかブレイク中?)フィメールラッパー、セントルイス出身のSexyy Redとドミニカ共和国からの刺客Tokischaのクロスオーバー。なんとも挑発的でお下品な内容ながら、Yeti BeatsとEl Guinchoのプロデュースでその質の高さは流石といったところ。中毒性も高くリピート中!
25. Joey Valance & Brae - CAN'T STOP NOW
デビューAL『PUNK TACTICS』も上々の出来で2023年はフィニッシュかと思いきや、すぐさま新作をリリース。まさに"CAN'T STOP NOW"な彼らが狙うは脱Beastie Boys?スポンジボブの古いエピソードで使用された楽曲をサンプリングすなど、センスも遊び心も◎
26. Sjowgren - newrules
米カリフォルニア州を拠点とするインディーバンドSjowgrenの2年振りとなる新曲。わかりやすくてもっと人気が出ても良さそうなのに…次作はこのシングルの勢いそのままでお願いします!
27. Alice Ivy - Wildlife
00'sリバイバル感を感じるアコースティックとエレクトロニックな要素を巧みに組み合わせた緩めの展開が好み。久々の口笛ソングということで激推しです!2024年には待望の3rdAL『Do What Makes You Happy』をリリース予定。
28. Ugly - Hands of Man
BCNRがサポートに起用したことでも話題になったUglyの新曲、物語の挿入歌のようなストーリーのある展開は5分を超える内容でも全く飽きないですね。4人のボーカルがユニゾンで歌い上げる最後のサビは鳥肌もの。
DJ PIGSY
29.Post Sex Nachos & The Greeting Committee - Talk About It
アメリカ、ナッシュビルの5人組バンドPost Sex Nachosの新曲。ファンキーなシンセポップは聴いてると踊りたくなりますね。The Greeting Committeeのボーカルのハマり方も◎。
30.Heather Russell - Medicine
トロント出身のシンガーソングライター。幼少期からピアノを習ったり作曲をしていたそうで両親も音楽家と、音楽一家で育ったヘザー。この曲も良いですが今後どんな曲を作るのかも楽しみですね。
31.lovelytheband - nice to know you
サビのメロディーがキャッチーで脳内再生しちゃいますね。ベースラインが主張しすぎていないから、メロディーをなぞってるギターリフが相まって、ポップな一体感がある一曲。
32.Alec Benjamin - I Sent My Therapist To Therapy
以前はlo-fiサウンドでゆったりとした曲が多かったですが最近はビートの立った曲が増えてきた印象ですね。相変わらず透き通った歌声には引き込まれてしまいます。
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