「Playlist」GROOVER February 2024

DJ SEO

01.girl in red - Too Much

ノルウェーが誇るAlt-Popスターが新曲とともに帰還。トゥー・マッチと言われることへの反感をアンセミックなポップソングに乗せて歌ってます。こういう経験、子供のころから僕もよく感じていたのですごく共感できる。一番高ぶってるところを否定するんじゃないよ!ってね。

02.Goat Girl - ride around

3年ぶりに戻ってきたゴートガールの新曲は、さらに重くて深いサウンド。謎にシュールなMVで、不穏かつ不適なのは相変わらずってことか。不協和音とポップが紙一重は真理なり。最高。

03.Kanye West, Ty Dolla $ign - TALKING

たびたび延期されていたタイダラーサインとの新作「Vultures 1」より。ロックあがりの僕でもハマれるオルタナティヴ・ラップで聴きやすい。とはいえ賛否両論の今作。人物的には否ですが、、カニエの娘ノースのラップがかわいいです。噂されていた来日はどうなったのでしょうか。

04.Little Simz - Mood Swings

サプライズ・リリースされた新EP「Drop 7」より、冒頭を飾るキラートラックを。シンプルなベース・テクノにブレイクで入ってくるアフロビートがめちゃくちゃカッコいい。

05.Elkka - Make Me

ロンドン拠点DJ/プロデュ―サーによるキラー・トラック。以前にも紹介済みですが、なんじゃあこのマキシマムにかっこいいビートは!?踊りすぎて頭がバカになりそうです笑

06.Home Counties - Uptight

ロンドンの新人6人組。デビューAL「Exactly As It Seems」からの先行曲は、LCD SoundsystemのクールさとConfidence Manの賑やかさが合わさったような、インディー・ディスコ・チューンで、ありふれてるようでどこか一味違ったサウンドに惹かれます。

07.Slow Fiction - Apollo

NYからまたまた気になる新人バンドが。インディロックの王道を行くソングライティングが光るキャッチーな1曲で、So Youngからのリリース。English Teacherとも共演済みということでこの世代が今いい感じですね。今後もっと上がってくる予感がします。

08.Liam Gallagher, John Squire - Mars To Liverpool

話題騒然のビッグデュオ。1曲目もすごかったけど、これはオアシスでもビーディ・アイでもソロでも、ザ・ストーン・ローゼズでもない、という点で凄い曲だと思う。そしてさらにキャッチーなんだからたまらない。

09.Lime Garden - Pop Star

英ブライトンの4人組。以前から話題でしたがようやくのデビューALがSo Youngからリリース。ざらついたポストパンク的な音は後退し、タイトル通りポップで軽快なグルーヴが前面に。デーモン・アルバーンからポップ・スターとしての影響を受けたと語っています。

10.Skepta - Gas Me Up (Diligent)

英グライム・スター。カルドによるポップなビートと切れ味よいフロウがなすニューバンガーは、今年後半にリリース予定の新作AL「Knife and Fork」からのリード曲。

11.Talk Show - Closer

サウスロンドンのポストパンク新人。デビューAL「Effigy」より。その界隈の中ではビートの使い方が抜きんでてる彼らですが、その最たるがこの曲かと。僕の世代で「Talk Show」といえば、Stone Temple Pilotsがスコット抜きでやったバンドだったけど、彼らの登場でその認識が改められそうです。

12.Justice - One Night/All Night

2000年代のエレクトロがリバイバルし始めた絶妙なタイミングで真打ちもカムバック!新曲はTame Impalaとのコラボレーションということで、両者のサウンドのちょうど中間で絶妙に絡み合ったサイケ/ディスコ。さすが一時代を作った彼ら。ただでは戻ってこないのが凄いところです。


DJ GAMMY

13.Les Amazones d’Afrique, Alvie Bitemo - Amahoro (Don’t Get Angry)

女性社会活動家でありマリミュージックのスターでもあるママニ・ケイタ率いるアフリカのスーパーグループの3rdアルバムからは、ジャックナイフリーをプロデューサーに迎えてよりフレッシュに、より強固になったその最たる曲で。

14.Go.Soul.Map. Derane Obika - Right Of Me (On My Dance Side Version)

カターニアのSalvo Dubによるニューソウルプロジェクト。ヴォーカルもスムースで、バレアリックな感覚の心地良いディスコファンク。

15.XL Regular - Bruk Up

4HEROからKaidi Tathamまで、ウェストロンドンのブロークンジャズシーンと共鳴するローマの注目株。サブベース鳴らす深いところからソウルフルに優雅に鳴らす作りが素晴らしい。

16.Dog Race - It’s The Squeeze

ロンドンの新人5ピースバンド。ひんやりとした手触りのポストパンクから80’sニューロマやオペラを感じさせる深みのあるバンド。前作に続き、後半持っていく展開が良いね。

17.Brittany Howard - Prove It To You

アラバマシェイクスの活動はすっかり止まってますが、懐深い傑作ソロ2作目より。がっつり4つ打ちですが上音がとにかく効果的で、ドライブするギターと相まってかなりよく出来てます。

18.Lewis OfMan, Gabriela Richardson - Get Fly (I Wanna)

フランスのシンセポッププロデューサーの2ndアルバムからは、スペインのガブリエラ・リチャードソンをフィーチャーしたELEFANTよろしくフリーソウルで。スティーリーダンやレムリアをも思わす高品質ポップ。

19.The Greeting Committee - popmoneyhits

アメリカ中部オーバーランドパーク出身のインディロックバンドの新曲。成功したいけど何も欲しくないという誠実な歌詞が心を打つ、インディアンセムのポテンシャルを持った好感度高い良曲です。


DJ Case

20. Bleachers - Tiny Moves

超腕利きプロデューサーとしても名高いJack Antonoff率いるBleachersの新曲。音楽業界7不思議であった何故か自分のプロデュースはいまいち説(ファンの人ごめんなさい)を覆す、タイトなグルーヴと透明感のあるコードを中心に構成された80's香るナイスな1曲。奥様が踊るMVも素敵です。

21. Katy Kirby - Cubic Zirconia

2024年お気に入りアルバム第1号と言っても過言ではないKaty Kirby『Blue Raspberry』より。既に去年の8月には既にリリースされていた曲ではありますが、改めてアルバムの核を担う”不自然”であることへの讃美歌。ちなみに”Cubic Zirconia”とはダイヤモンドに非常によく似た輝きを持つ"人工"の石のこと。

22. Jen Island - I Wonder

2024年1月にリリースされたセルフタイトルEPはどの曲も素晴らしい出来。疾走感のあるドリーミーサウンド、滲み出る00'sインディー感が非常に聴き心地が良い。他の曲も粒揃いな新鋭のロンドン出身SSW!

23. Bambina - If I Can't Have Love (God Then Just Give Me Money)

こちらはLAを拠点とするマルチタレントBambinaの新曲。ソフトな80年代風シンセと控えめなディスコ・ファンクが心躍るポップチューン。所々に光るユーモアセンスも彼女の魅力の1つ。

24. Flora Rose - The Brown Eyed Driver

ロンドンを拠点とするFlora Roseの初リリースEPよりエモーショナルな展開と煌びやかなサウンドが印象深いこちらの曲を。既にポストHolly Humberstone争いは始まっている。

25. Mount Kimbie - Fishbrain

新たに2人のメンバーを加え、4人体制へ。そのサウンドもインディー/シューゲイザーを喰らいながら進化し続けているMount Kimbie。4/5より<WARP>よりリリース予定の新AL『THE SUNSET VIOLENT』も待ち遠しい!

26. Royel Otis - Foam

(表現は悪いかもしれないが)青さ溢れるインディーギターロックにはもう魅力を感じないぜ…と夜な夜な偏屈な音楽を掘っているおじさん(私も含む)にも聴いて欲しいオーストラリアからの刺客Royel Otis。UKから傑作を量産するDan Careyをプロデューサーに迎えたデビューALより。Splendour In The Grass 2023でのライブ映像を見る限りその人気は既に確固たるもの。


DJ PIGSY

27.Nothing But Thieves - Oh No :: He Said What?

バンド初の全英アルバム・チャート首位を獲得した4作目「Dead Club City」のデラックス版が3/15にリリースされるということで、こちらは先行リリースされた収録曲。1st、2ndの時の鬱っぽいけどアグレッシブな感じも好きですが、このアルバムはダンス・ディスコ要素があって、バンドの音楽性の幅広さが感じられるので聞き応えあります!

28.L Devine - If I Don't Laugh I'll Cry

イギリスのシンガーソングライターL Devineの1stアルバムからこちらの曲。前作のEPでは打ち込みがメインだったのが、今作はそれをベースにバンドサウンドが組み込まれていてよりライブ映えもしそうなサウンドになってる印象。

29.Courting - We Look Good Together (Big Words)

オートチューンが効いたヴォーカルとグルーヴィーなベースラインに乗っかるギターのカッティングがそそりますね。The 1975っぽさも感じるようなサウンドですね。今回の2nd ALはThe CribsのギターGary JarmanとベースのRyan Jarmanとの共作だそう。

30.gürl - Boys In the 90s

初めましてのバンド。イギリスのブリストルを拠点に活動する4人組。実験的に自分達の好きな音楽を作り続けてる感じで、全体的に重めな曲が多い印象ですが、この曲はポップ路線でエモ要素もあって個人的な好みにハマりました。


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