「Playlist」GROOVER November 2024
DJ SEO
01.Tyler, The Creator - Noid
最新作「CHROMAKOPIA」からのリード曲。「Ngozi Family」の曲をモロ使いしてるみたいですが、ギターをさらに歪ませることでブラックサバス的ヘヴィロックをラップフィールドに持ち込んだかのようなサウンドが斬新でぶっ飛びました。アルバムもこの路線を期待したんだけどそうはならなかったみたいです。
02.Amy and The Sniffers - Chewing Gum
豪メルボルンのガレージ・パンク!これはライブで飛び跳ねたくなりますね。これまでは爆走オンリーなイメージだったけど、新作3rdでは1~4曲目をはじめ、少しテンポを落としたロックかつポップなナンバーも増えていてDJにもありがたい。
03.THUS LOVE - Get Stable
米/バーモントのポストパンクトリオ。最新2ndはより王道的なロックに足を踏み入れたサウンドで燃えますね。前作もアクモン感あったけど今作ではスローな曲などでさらに感じられるように。Captured Tracksが世界に向けて売ろうとする気概が感じられるのもよい。NYにあるいいお店なんですよ。
04.Renny Conti - South Star
ティ―ネイジファンクラブなAメロからサビでノイジーに爆発するシンプルだけど絶対好きなやつ。最後はそのメロに大サビまで乗っけてくる容赦なさも良い。NY拠点のSSW、この曲で知ったのですがすでにアルバムは3枚発表してるみたい。
05.Monobloc - Irish Goodbye
ロキソニに決まってビックリしました。まだAL出してないのにフェスに呼ばれるとかあるんですね。UKっぽい音像ですがNYの5人組。終盤のカオスな展開が最高。The Virgins(懐)Been StellarといいThe Strokes以降のNYロックの系譜がしっかり受け継がれています。
06.The Garden - Bullet
米LAのパンク双子デュオの新曲、ドラムンテクノパンクで最高っすね!最近のこの方向性でガンガン行ってほしい。悪くてカッコよい従来のロックの匂いを残したバンドでライブもヤバい。今のタイミングでなんとか観たいところです。
07.Roy Blair - Amberwood
LA出身のインディラップ/SSW、UKガラージにラップが絡んだ美しいストリングス・サウンドは、UNKLEやイアン・ブラウンを思い出しました。5年間のブランクを経てリリースされた新作2nd「Chasing Moving Trains」より。
08.Carlita, DJ Tennis - Trouble Symphony
イスタンブール出身NY拠点の女性DJ/プロデュ―サー、今月末にNINJA TUNEからリリースされるソロデビューALより。これは久々な超A級なディープハウスがきた感ありますね。
09.Killen. - Get Lost
Swedish House MafiaやRL GrimeのRemixを手掛けるなど現在スウェーデンで最も有望なエレクトロニック・アーティストの一人であるキレン。待望のデビューEP「Highlight」よりアッパーなSTUTTER HOUSEトラックをどうぞ。
10.Skeleten - Viagra
豪シドニーのプロデュ―サー。去年出たアルバムでは一歩引いたサウンドが魅力でしたが、新曲ではFoalsやFriendly Firesも頭に浮かぶダンサブルなフューチャーファンクでパワフルな仕上がり。
11.Primal Scream - The Centre Cannot Hold
名盤「スクリマデリカ」をアップデートしたようなアフロビートxフィリーソウル。プライマル、久々の快作ですね。ロキソニも楽しみ!
12.Wisp - I remember how your hands felt on mine
米サンフランシスコ出身。春にリリースされたデビューEP「Pandora」以来となる新曲。再生回数ではTiktok効果か、他の新人シューゲ勢の追随を許さないほど聴かれていてビックリ。
その真価を香港Clockenflapで確かめてきます。
DJ GAMMY
13.congratulations - Hosepipe Ban
ブライトンの4人組の2ndEPより、ホワイトストライプスをディスコパンク化したかのような、展開力もある熱量が伝わる一曲。
14.Lambrini Girls - Company Culture
ついでにこちらも楽しみなブライトンのライオットガールズの来年1月のデビューアルバムからの先行曲も。しかもCity Slangから!
15.Dazy - Big End
ミリタリーガンとのコラボも記憶に残る、リッチモンドのDazyの新曲。メロも音も90sパワーポップ全開!
16.High Vis - Guided Tour
ロンドンのポストハードコアバンドの3rdアルバムが今回も相変わらず折衷的で良作です。マンチェ〜ネオサイケにも振れる絶妙なバランス。
17.BigXthaPlug - The Largest
Warの4thALのSlippin’ Into Darknessの遅回しでセンス良くキメるダラスのビッグXザプラグの傑作2ndアルバムより。
18.Duki, Headie One - Brindis
ブエノスアイレスのラテントラップのトップランカーのニューアルバムからは、UKドリルのHeadie Oneをフィーチャーした曲を。
19.Flying Lotus - Ingo Swann
突如リリースしたEPからだが、結局既出のこの曲がズバ抜けてます。ロータスのライブ見てれば違和感のないファンキーなハウストラックで舞えます。
DJ Case
20. Lola Young - Charlie feat. Lil Yachty
6月にリリースされた話題作『This Wasn't Meant For You Anyway』、そしてTyler, The Creatorにfeat.され話題の南ロンドン出身SSW。Lil Yachtyとの共作でその創造性をさらに押し広げた注目のライジングスター。
21. Major Lazer, M.I.A. - Where's The Daddy?
Major LazerデビューAL『Guns Don't Kill People... Lazers Do』から15年…!M.I.A.との未発表曲が眠っていたなんて。今聴いても全く色褪せない流石のクオリティと散りばめられたくすりポイントがたまらない。
22. Chanpan - election year
NYを拠点とするアジア系アメリカ人バンド。まだまだ数えるほどのリリースしかないが既にニューヨーク・タイムズ誌などでも特集されている注目株。米大統領選に合わせてリリースされた軽快なサウンドに痛烈な社会批評を込めた一曲。
23. Arcy Drive - Under The Rug
自らをベッドルームポップならぬ"屋根裏ロック"と形容する、NYを拠点とする久々の(?)正統派インディーロックバンドArcy Drive。渋いベースリフに枯声のヴォーカル、初期のCage The Elephantを思い起こす佇まい。
24. Anna Shoemaker - Game of Thrones
インディー・ポップ界の逸材とも称されるAnna Shoemaker新曲(昨年のEPも良かったね)。内省的なリリックと親しみやすいポップ・ビートを組み合わせ20代後半で大人になるまでの感情のジェットコースターを掘り下げた痛烈なトラック。
25. Fickle Friends - Feral
英国のアルトポップバンドFickle Friendsの約3年ぶりのカムバック!徐々にポップが退色しつつも変わらずキャッチャーならしさ全開の新曲、日本でももっと人気でそうですね!
26. Joesef - Cynical
貴方の知らないうちに名曲は生まれている。Rostamの到達点みたいな音楽を一人でやっているグラスゴーの逸材。温かみあるリフとクリアなボーカルが美しく調和した一曲。
DJ PIGSY
27.Siobhán Winifred - Killers feat. Stevie Bill
ロンドンのSSW。僕好みのインディー・ポップサウンドで、Holly Humberstoneに近いがもう少しオルタナ寄りにした印象。
曲良し、ルックス良しで、EPとしての曲の構成も最高。
28.Halsey - Panic Attack
今月一番リピートしていたのはこちらの曲。美しさと懐かしさを感じるメロディと、タイトルからも分かる少し重めな歌詞から生まれる至極のバラード。
29.Wallice - I Want You Yesterday
Dirty HitのSSW、Walliceの11/15リリース予定のデビューALからこちら。ドリーミーなサウンドに引き込まれていたところに、ラスサビの煌びやかながらもシンプルな持っていき方にやられました。
30.State Champs - Light Blue
米NYのポップパンクバンドState Champsの2年ぶり5th ALをリリース。All Time Lowみたいにどこかでポップ路線に走るかなと思ったりしましたが、今作も期待を裏切らない。同世代のNeck Deepくらい売れて欲しいなという期待も込めて選曲。
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