「Playlist」GROOVER December 2024

DJ SEO

01.Ok Cowgirl - Little Splinters

ブルックリンのインディロックバンドによるデビューアルバム。めっちゃWednesdayっぽいと思ったらプロデュ―スからレコーディングまで手掛けてるんですね。伸びやかなフックがミツキっぽくもあって人気出そうな予感もします。

02.Father John Misty - She Cleans Up

歪んだギターリフが光るロックンロール・ナンバー。めちゃよい。6枚目となる今作、会心の出来やと思うのですがラスト・アルバムになるという話も。果たして。

03.Witch Post - Chill Out

Dylan FraserとAlaska Reidが組んだ新バンド(ユニット?)90s風ギター/オルタナティヴ・サウンドは大好物。もっと話題になってくれないと再度ソロに分裂してしまうかも、というファンにとってもチキンレースなので今後の活躍に期待したい。

04.The Laughing Chimes - High Beams

米オハイオ拠点のインディ/ジャングリーポップ・バンド。Slumberlandらしい、The Pains of Being Pure at Heartを思わせるキラキラギターポップは、2025年1月31日リリース予定の2ndアルバムからの先行曲。

05.Camille Schmidt - Stanley

米ブルックリン拠点のSSW、デビューEP「Good Person」を経ての新曲。軽快なビートとローファイ・ギター、そして「Going Nowhere」と語りかけるロードのようなヴォーカルも魅力的。これは気になる新人です。

06.MOULD - Chunks

ブリストルの3人組。ザクギザノイズが暴れまわるポストパンク/ハードコア。デビューEPを経ての新曲。これはめちゃくちゃかっこいい!

07.Horsegirl - 2468

シカゴのインディトリオ、待望の2ndアルバムからの先行曲は、後半の不協和音のリフレインがヴェルヴェット・アンダーグラウンドやザ・レインコーツを思わせるポストパンクな響き。歪んだギター音からは距離を置いたようにもみえますがアルバムはどんな内容になるのでしょうか。

08.Kendrick Lamar - squabble up

「Not Like Us」が無双した今年のラップ界でしたが、暮れにまさかの新作ドロップ。Debbie Deb - When I Hear Music使いのフックが効いてますね。「Not Like Us」のフロウをそのまま被せてくるパートもあったりと、この勢いでスーパーボウルまで突っ走りそう。

09.Stepz - Rock

UKはサウスロンドンのラッパー。今年、最もバイラル・ヒットした曲のひとつになりました。軽快なビートに入ってくるギターのジャーン♪がクセになります。

10.Kassie Krut - Reckless

元PalmのEve Alpert and Kasra KurtにMatt Andereggを加えて結成された3人組。彼らのテーマソングと銘打つキラー・ブレイクビーツ。

11.Jack J - Wrong Again

カナダはヴァンクーヴァー拠点のインディSSW。Erlend OyeやWild Nothingをよりムーディな音像で包みこんだニューエイジ/メランコリック・サイケ。前作「Opening the Door」も評価高かったみたいですが、今作で一気にハマりました。

12.Florence Adooni - Vocalize My Luv

ガーナ出身のヴォーカリスト。以前にフィンランドのJimi Tenor名義でリリースされていた同曲でも歌っていましたが、装い新たに再リリース。原曲もいいのですが、こちらはよりフューチャーアフロなゴスペル・サウンドに仕上がってます。


DJ GAMMY

13.Helen Ganya - Chaiyo!

ブライトンで活動するタイ人シンガーソングライター。後半にかけてのカタルシスが最高な先行シングル。

14.Auntie Flo - Green City

アウンティ・フローの4thアルバムが各大陸を回ったかのようなまさにワールドミュージックな大傑作でした。その中からはやはりこのアフロハウスで。

15.Emma-Jean Thackray - Black Hole (ft. Reggie Watts)

エマジーンのファンク好きが前面に出たシングル。弾力のあるパーラメントなファンクを、物凄い歌唱力でおなじみのコメディアン、レジーワッツが引き締める。

16.Crazy P - Human After All

UKのハウスシーンを作ってきたCrazy Pの9thアルバム。バレアリックディスコのこの曲は、魅力的な声のダニエルムーアの遺作となる特別な曲に。

17.Decius - Birth Of A Smirk

Trashmouth RecordsのリアムD & ルークEと、Fat White Familyのリアス・サウディ、Warmduscherのクインによるグループなのですが、アーリーシカゴハウスな趣きのある妖艶なトラックで最高ですね。

18.U - Broken Pillar

UKのポストパンク〜プログレ〜フリージャズ〜ブロークン〜グライムの歴史の先にあるのは明らかな激渋カタルシストラック。

19.Go Dugong, Washé - CAOS ARMÒNICO (ft. Clap! Clap!)

イタリアとベネズエラのグローカルビーツプロデューサーが出会ってそこにクラップクラップが混ざるともうそこは目眩くトランシートライバル。


DJ Case

20. Roy Avital, Grape - Wednesdays

イスラエル出身のエレクトロニックトリオGarden City Movementのメンバーとしても知られているRoy Avital。同じくイスラエル出身のシンガーGrapeをfeat.、繊細なビートとミニマルな構成で、静けさと温もりが共存した新曲。

21. Maribou State - Dance on the World

軽快なリズムと温かみのあるハーモニーが心地よい浮遊感を生み出すイギリス出身のエレクトロニックデュオ、Maribou Stateの新曲。Thom YorkeがJungleをプロデュースしたらこんな感じかも。

22. Courtney Courtney - Weakness(is)

サウスロンドンから新たなディーヴァ、Courtney Courtneyの新曲。自己の内面に触れる内相的なテーマながら、小気味よいビートと彼女のソウルフルなボーカルが相反する印象的な一曲。

23. Quiet Light - Love90

米テキサス州オースティンのシンガー・ソングライター Riya Mahesh によるプロジェクト。フォークからエレクトロニック、アンビエントに至るまで、多彩なジャンルを吸収し淡く輝くサウンドが美しい。

24. Baths - Sea of Men

Bathsの最新シングル。Will Wiesenfeldがこれまで以上に率直で生々しい感情を歌い上げる一曲。自らのセクシャリティや孤立感を深く掘り下げた歌詞に不安定でありながらも計算された美しいメロディは圧巻の一言。

25. total tommy - Amsterdam

ロンドンを拠点とするSSW、Jess Holtのソロプロジェクトtotal tommy。自身の孤独感と内面的な葛藤をそのまま音に乗せた疾走感のあるキラーチューン。

26. Julien Baker, TORRES - Sugar in the Tank

Julien Bakerからは目を離せない、TORRESとのデュエットは伝統的なカントリーミュージックを現代的な解釈で再構築した素晴らしい出来栄え。古い価値観が根強い南部の伝統音楽に、クィアの歌詞を重ねることで、皮肉でありながらも、それが受け入れられるべきである、と説く声明文でもあるのだろう。


DJ PIGSY

27.Sky Ferreira - Leash (Babygirl Original Soundtrack)

Capitol recordsとのいざこざがあり音源のリリースが少なかったスカイ・フェレイラですが、そのレーベルを離れてから初となるシングルの発表。これを皮切りに更なるリリースに期待。

28.Ela Minus - BROKEN

1/17リリースの2ndアルバムから。単なるシンセサウドに四つ打ちだけでなく、細かな音色使いとディレイのかかったボーカルが合わさる事で、ディープな奥行きが表現されたナンバー。

29.Saya Gray - H.B.W

Dirty Hit所属マルチ・インストルメンタル奏者Saya Grayの1st ALから。煌びやかで重厚感のある研ぎ澄まされたサウンドにシビれました。

30.Matilda Mann - Meet Cute

ロンドン出身のSSW。曲が良いのは勿論ですが、MV内に映画「(500)日のサマー」のオマージュがあり僕好みの映像だったのでピックアップ!!

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