「Playlist」GROOVER June 2025
DJ SEO
01.The Sophs - SWEAT
久々に話題になっているLA拠点のラフトレード新人。Erland OyeやNotwistがよぎる、いい意味でも悪い意味でもラフトレっぽくないAメロから、Alkaline Trioばりに急に熱唱しはじめる後半と、興味深い展開がなかなかハマります。
02.Been Stellar - Breakaway
先日プリマヴェーラで観て以来大プッシュ中のNY拠点5人組、バンドに進んでいって欲しい方向性そのままの正統派ギター・サウンドで最高。彼らには求めていたものがありました。本物だと思います。
03.Ain't - Jude
じわじわと話題になりつつあるサウスロンドンの新人バンド。4thシングルとなるこの曲、スマパンのグルーヴ感とホールのようなシャウトが合わさったオルタナソング。
04.Ruby Doomsday - Blood and Thunder
聴いた瞬間に好きセンサーが反応した人も多いはず、20年代最高のギターポップ新人になりえるかもの2人組。どうやら片割れJoeyは最近Picture Parlourにも加入してるそうで(レオス君情報)今後このバンドがどう歩んでいくのか楽しみですね。
05.HAIM - Take Me back
来る新作AL「I quit」からの先行曲。とうとうアップビートな曲がやってきました。先日プリマヴェーラで観てきましたが、この「I quit」や「Relationships」にまつわるあれこれが次のBRATかってくらいお客さんにバカ受けで、見事なプロモーションに。
06.Double Virgo - bemused
ロンドンの新人デュオによる、YEAR0001からリリースされた新曲は、冗談みたいな「うおっふぉっふぉ」コーラスがキラーってます。聴いてて笑っちゃうもん。
07.After - 300 dreams
LAから大注目のデュオが登場。「マッシヴ・アタックとミシェル・ブランチの出会い」とも形容されるドリームポップ/トリップホップ。IVYとかHATCHIEあたりも軽く飛びこえそうな、この抜け感はヤバいですね。
08.Saint Etienne - Glad
ケミカルのトムによるわかりみありすぎるビートが最高な新曲。ギターはダヴスのジムが弾いてるそう。ケミカル名義ではなく、あくまでセイント・エティエンヌ側に重心があるのもいい。キャリア屈指の名曲がここにきて爆誕。
09.Getdown Service - Caesar
またもやイギリスからおバカ巨星が爆誕(笑)ドイツのMaifeld Derbyで目撃してきました。
ここまで潔いともう笑うしかないです(詳しくは僕のXのポストなどで)音だけ聴けばフロア・キラー。脱いで踊ればパーティー・キラー!
10.Love Remain - U.K.
素性不明のロンドンのアーティスト。“I’m from the UK, you know.”“UK daddy,” のフレーズが繰り返される硬質テクノ/ハウス。
11.shame - Cutthroat
9/5リリース予定の新作からタイトル曲が先行リリース。shameらしいむき出しのテンションに新たなダンスグルーヴが加わった会心の出来に仕上がってます。
12.Winter - Just Like A Flower
NY拠点のインディ/シューゲイザー。2010年代から活動しているアーティストですが、
今回のこの曲で一気にハマりそう。ギターがギュイーンと鳴って疾走する音楽、だいたい毎月なにかしら入れてますが今月はこれで!
DJ GAMMY
13.Drugdealer, Weyes Blood - Real Thing
仲良し2人によるMexican Summerからのコラボシングル。70年代の西海岸の風を感じさせる、好きな人にはハマる極上ソフトロック。
14.Loaded Honey - Don’t Speak
JUNGLEの3人の内の2人によるユニットの1stアルバムは、本体のアルバムには入れるには違和感あるぐらいの最高なフィリーソウル全開作。
15.Carwyn Ellis & Rio 18 - Hei Ti
ウェールズのブラジル音楽マニア、カーウィンエリスの最新作は、トーラグスタジオでの録音でまた新鮮なラテン音楽が完成。アルバム冒頭のナイスファンクで。
16.Obongjayar - Talk Olympics (ft. Little Simz)
私的トッププライオリティのオボンジェイヤーのニューアルバムからは、リトルシムズを迎えた最もアフリカンでハイライフだがオボン印の2階層ドープなこの曲がハイライト。
17.M(h)aol - 1 800 Call-Me-Back
アイリッシュポストパンクバンドの飛躍の2ndアルバム。段々ペースダウンしてもグルーヴは絶対に崩さない姿勢が生々しく狂おしく愛おしい、そんな推せるバンドになりました。
18.Proper Monday Number - High horse
元Prinzhorn Dance Schoolだが、やりたいこと好きなことがシンプルに明確になってて良いですが、Plastique De Reveみたいにもっと遊んでも欲しいかな。てことでもちろんDFAから。
19.Deki Alem - House Fire
スウェーデンはヨーテボリのヒップホップベースの90s的折衷さを持ったユニットのニューシングル。ミュータントで猥雑な音はいつでも好物ですが、まあこれはプロディジーですわ。
DJ Case
20. 1-800 GIRLS - trust me
ロンドンを拠点とするプロデューサー1-800 GIRLS。UKガラージやローファイ・ハウスの流れを汲みつつ、感傷的ながらどこか気怠い空気感漂う楽曲で注目を集めてきた存在。その美学をさらに研ぎ澄ませた最新曲は、切なさを漂わせるボーカルサンプルのレイヤーが織りなすミニマルなダンスチューン。
21. Sam Binga, Cesco, Emz - No Chase
DJ/プロデューサーSam Bingaが、同じくブリストルのシーンで活躍するトラックメイカーCescoと組んだガラージ/D&Bフロアキラー。Emzのシャープなヴォーカルが冴えわたり、即効性と実験性のバランスが絶妙に仕上がっています。
22. DEBBY FRIDAY - Lipsync
トロント拠点のDebby Fridayによる最新シングル。硬質なエレクトロ・ラップに鋭いボーカルを乗せた攻撃的な一曲。盟友Kevan Funkと共にトロントのMassey Hallで撮影したビデオも印象的で、彼女の多面的な表現力が詰まっている。
23. Water From Your Eyes - Life Signs
90年代ノスタルジックなニューメタルの重厚なビートと、実験的で透明感あるボーカルを絶妙に融合させた新曲は、バンドの進化とライブ感の厚みを示唆している。歌詞は現代の情報過多や内省を絡めたポエトリーリーディング的表現で、彼らの独特な音楽世界の奥行を感じさせる。
24. They Are Gutting a Body of Water - AMERICAN FOOD
フィラデルフィア・シューゲイズの雄、They Are Gutting a Body of Waterの最新シングル。ノスタルジックなギターリフと詩的なスポークンワード、オートチューンやスクラッチ音などを巧みに織り交ぜつつも、ローファイな展開が印象的な1曲。
25. effe - Until June
元WIIGZのメンバーとして知られるオーストラリアのオルタナ・ポップ・アーティストeffe。ドリーミーで耽美なサウンドに乗せて、過ぎ去る愛への未練と静かな覚悟を、エーテルのような歌声が切々と描き出している。
26. Teethe - Holy Water
テキサス州出身のオルタナティヴ・ロックバンドTeethe。彼らが掲げる“サザン・スロウコア”の美学を極めつつ、90年代インスパイアのオルタナ・ロックにストリングスやスライドギターを加え、劇的なシネマティック感を打ち出した1曲。
DJ PIGSY
27. Addison Rae - Fame is a Gun
Charli XCXとコーチェラでの共演も記憶に新いAddison RaeのデビューALが遂にリリース。ポップスターへのスターダムを駆け上がる第一歩目となる今作は要チェック。
28. King Princess - RIP KP
3年ぶりとなる新ALから先行リリースのこちら。King Princessらしい壮大さとダークなグルーヴがわずか2分強という短さに凝縮されたリードトラック。今作からは新たなレーベル"section 1"からのリリース。
29. Tate McRae - Just Keep Watching
6/27公開Apple Originalの映画『F1 The Movie』のサウンドトラックALに収録のこちら。Tate McRae以外にもロゼやエド・シーランらの新曲を収録した豪華すぎる1枚。
30. The Paradox - Do Me Like That
米アトランタの新人4人組ポップパンクバンド。このジャンルのバンドには珍しくメンバー全員が黒人で、楽曲に関しては正直今っぽさはないがそのフレッシュさから垣間見える期待値も大きいバンド。ライブではカバー曲もするほどオリジナル曲はまだ少ないですが、今後のリリースにも注目。
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