「Playlist」GROOVER July 2025
DJ SEO
01.Pacifica - What You Doing
The StrokesとWet Legのいいとこどりがバッチリはまった、アルゼンチンのインディロックバンド。ここ数年はグルーバーでもよくプレイされていましたが、いよいよ来日も決定ということで日本でもブレイクも秒読み段階。フロアでも踊らせてくれそうな新曲、香港も来てくれたら祭り確定ですね!
02.Olivia Dean - Nice To Each Other
昨年のサマーソニックでの来日の記憶も新しい彼女の新曲。これが今までになかったアップテンポ曲で、淡々としながらも華やかで爽やかな心地よさが際立つかなりの名曲なんです。バイラルでも上がってきてます。
03.Daffo - Habit
米フィラデルフィア出身、Gabi GambergことDaffoは、どこにでもいそうな歪んだギターのオルタナポップですがその枠を超えてきそうな才も俄かに感じます。アルバムは9月。今秋にはWednesdayの米ツアーのサポートにも抜擢されている注目株。
04.Bulgarian Cartrader - Brizzle
ベルリン拠点のオルタナティブ・ポップ・アーティスト。数年前から活動していますが、今回の新曲が欧州ポップ・マナーの軽やかに跳ねるヒップホップ/ブレイクスで最高なんですよ。
05.Florence Road - Figure It Out
アイルランドはウィックロー出身の4人組。先日リリースされたデビューEP「Fall Back」より。どの曲も表情豊かでヴォーカルの声質とグルーヴ感も好み。WallowsのUkツアーにも抜擢されましたね。最近よく聴いています。
06.Golomb - Staring
Apples In StereoやOlivia Tremor ControlからHorsegirlまで頭に浮かんでくるジャングリーインディーポップ/シューゲ。アウトロから曲(残響音)の終わりまで2分あるのもよい。
07.Blood Orange - The Field
久々となる新曲。ゲストの組み合わせの凄さだけでコメント終わりそうですが、このストリングスとコーラスの美しいブレイクビーツは復活の狼煙としては十分でしょう。
08.Louis the Child, Nikita, the Wicked - HOLDSTILL
最新シングル。"RUMBLE"と繋ぎたくなるキラーダブステップ。
09.Jessica Winter - All I Ever Really Wanted
カイリーミノーグにインダストリアルメタル演らせたようなサウンドがいい。1stALリリースに合わせて、かなりポップになりました。
10.Gelli Haha - Tiramisu
米カリフォルニア拠点のアーティスト。詳細はよくわからないんですがこの曲とか下っ足らずのVOがキュートなテンション高いディスコ・ポップで最高。せっまいステージを大人数で暴れまくるライブ映像がYouTubeで観れるんですけどめっちゃ楽しそう。
11.Pebbledash - Cartography
アイルランドはコーク出身の4人組。気の抜けた交響曲のように音が重なり合ったインディロックにささやくようなパッパラ・コーラス、この響きが抜群なギャップを生み出してます。Divorceに続いてきそうな楽しみなバンドの登場です。
12.Big Thief - All Night All Day
あまり踊れる曲を書かないバンドから踊れる曲がリリースされると本当に嬉しい。全インディロックDJがむせ泣き叫び踊ってるらしいのもうなづける新曲。ニューアルバムは9/5!!!
DJ GAMMY
13.sombr - we never dated
サマソニでも注目のNYのシンガーソングライター、ソンバーの新曲。サビに向けての展開が素晴らしいし、プロダクションもガチガチでもう洗練どころか本気。
14.KAROL G - Tropicoqueta
詰め込んだニューアルバムの最後の最後に大ネタが潜んでるとは…。もちろん元ネタはマンボNo5。それをもちろんレゲトンバージョンに落とし込んでて強力です。
15.Rizzle Kicks, Rachel Chinouriri - Follow Excitement!
ブライトンのラップデュオの昨年の復活劇は憑き物を落としたかのようなスカっとしたものでしたが、その勢いのままレイチェルチノウリリを迎えての新曲がこれまた夏仕様で良い感じ。
16.Sunborn, Clap! Clap! - Acaraje do Salmao
デンマークのジャズバンドの新たなタームは、イタリアのClap! Clap!のヒプノティックなビートを借り、そこにアフロブラジルのリズムとボサノヴァのムードが合わさった、見事な異文化クラッシュとなった夏に良いトラック。
17.Peggy Gou - D.A.N.C.E
ジョセフ・コシンスキー監督の映画F1のための提供曲とあって、アッパーで疾走感あるドライビンなテックハウスとなってます。
18.Bianca Oblivion - Move It
LAの注目DJ。アタック強めのベースに追い打ちをかけるホイッスル。彼女のベースミュージックと折衷的な持ち味が存分に出たハードテクノ。
19.Entranas - Sigue Ahi
ラテンのアイデンティティを持ったベースミュージックを繰り出すエクアドルのDJによる新EPからの、煽りまくりの高速ゲットークンビア。
DJ Case
20. Fred again.., Skepta, PlaqueBoxMax - Victory Lap
Fred again..の新曲!勢いが弱まるどころかぐんぐんギアを上げる怪物っぷり。UKグライムとヒップホップを職人技で緻密に融合し、ビートもリリックも隙なし。Doechii × Rico Nasty - Swamp Bitchesのサンプルをここまでパワフルでダンサブルに仕上げた手腕は見事。
21. Maxo Kream - Cracc at 15
テキサス出身のラッパーMaxo Kreamの新曲。彼のリアルなストリートライフ描写がTyler, The Creatorの奇抜なビートに絡み合い中毒性を生んでいる。独特なドラムのグルーヴが耳に焼きつき、一度聴けばリピート必至の仕上がり。
22. Amaarae - S.M.O.
Amaaraeのジャンルを超えた音楽性と、ガーナン・ルーツを活かしたポップ・センスが融合した新曲。大胆でフェミニン、そして圧倒的に踊れる、彼女の新章Black Starを象徴するトラック。
23. Moses Yoofee Trio, ENNY - GREEN LIGHT
この曲自体は昨年のものですが、アルバムリリースのタイミングで。ダンスフロア向けのビートとジャズ的即興性を兼ね備えた、現代的かつ情緒あふれるクロスオーバートラック。ENNYのしなやかなボーカルが、ベルリン発の新生代ジャズバンドMoses Yoofee Trioの緻密かつ爆発力ある演奏に品格と彩りを添えています。
24. Pina Palau - Letter To The Editor
スイスを拠点とするインディー/フォークSSW、Pina Palauのユーモアと知性を兼ね備えた社会的メッセージソング。静謐なサウンドに乗せた確信のボーカルが、自然とリピートしたくなる中毒性を生み出し、Courtney Barnett的な文脈に溶け込みますね。
25. Rocket - Wide Awake
LAを拠点とするRocketの新曲。90年代のオルタナティヴ・ロックの影響を色濃く受けた、ノイジーでありながらメロディアスなサウンドに催眠感のあるボーカルが良い。Mommaとはまた違う魅力がある注目株。
26. Kim Tee & koby - LEMONHEAD feat. JDM Global
Clairoのツアーギタリストでお馴染みのKim TeeとLAを拠点とするSSW kobyのエレクトロクラッシュ風のポップソング。MV勝ち案件です。Clairoとその周辺は活動的ですね、この後のShellyとセットでお楽しみください。
DJ PIGSY
27. Shelly - Cross Your Mind
Clairo率いる4人組のバンドShelly1が5年ぶりに新曲をリリース。前回のローファイな質感も良かったですが、今回は厚みのあるインディーサウンドで、全インディー好き必聴の新曲!同時リリースの『Hartwell』も最高です。
28. Juliana Madrid - Jamie
個人的には以前から注目の米テキサス出身のSSW。彼女のメロディーを引き立てる小気味いいリズムセンスが魅力のアーティスト。
新曲はそんな彼女の良さが味わえる仕上がりに。
29. St. Lucia - Giving It Up
12/5リリース予定のAL『Fata Morgana: Dusk』から。3月にリリースしたALの第2章という位置付けの今作。
前作のサイケポップなサウンドから、今作は先行リリースされた2曲はディスコポップな印象に。ALの全体像が気になります。
30. Noisy - EARTHQUAKE
個人的に大好きな英のトリオ”Noisy”が今年初の新曲。爽快感のあるビートに、ベタな構成だけどもヴォーカルのピッチを1オクターヴ上げ下げして展開をつけているのが、今までの曲の中でもかなり上品なまとまり方で、一番好みな曲です。
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