「Playlist」GROOVER August 2025
DJ SEO
01.The Cords - Fabulist
C86の影響をモロに受けたスコットランドの新人デュオ。これはすごいのきましたね。6月に紹介したRuby Doomsdayを20年代最高のギターポップ新人と書いたばかりなのに、早くも危うくなってきてビックリです。このまま一周回ってトゥーレイト・アノラックとかきたら最高なんですが。
02.The New Eves - Highway Man
英ブライトンの新人、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドからザ・レインコーツ、ザ・ヤング・マーブル・ジャイアンツまで思わせる呪術的で歪んだフォーク、それにチェロが拍車をかけるように重なった新たなる現代ポストパンク。
03.Picture Parlour - Talk About It
いよいよリリースされる(のか?)デビューALに向けて強いのきました。ライブではすでに定番、彼女らにしては珍しくポップに疾走するナンバーで、Burn Baby Burn級アンセムになれるポテンシャルすら感じます。
04.Laufey - Lover Girl
去年はMitskiのサポートを務めるなど、成功への階段を一気に駆け上がった彼女。ここで紹介するのはたぶん初?かな?ようやくDJでもかけれそうな、踊れるジャジー・ポップ。
05.Afternoon Bike Ride - Abigail
カナダはモントリオール拠点のトリオ。3RDアルバムより、インディとエレクトロニック、そしてアコースティックの温かみある質感とグルーヴがミックスされた楽曲。すごく素敵ですね。
06.Silver Gore - Dogs In Heaven
ロンドン拠点の才気溢れる若手Ethan P. Flynnと、そのツアーメンバーでもあるAva Goreによるデュオ。最初、詳細全く知らなくて聴いて即ハマったこの楽曲は、アニメ映画『All Dogs Go to Heaven』にインスパイアされているそう。とにかくインディー感丸出しのサウンドとファルセットが最高。来月のReeperbahnでちゃんと観てきますね。
07.Teethe - Holy Water
米テキサスのスロウコア・バンドによる2ndより。シガー・ロスとエモのフィーリングを掛け合わせたようなサウンドでめちゃ好み。しかし自分の知ってるスロウコアとはキャッチーさに雲泥の差がありますがジャンルなんてそんなものですよね。これはいいバンドを見つけました。
08.Westside Cowboy - Drunk Surfer
大注目のUK新人、まだ4曲しか発表してませんが、そのどれもが創造性に溢れていて、かつカラーの異なる楽曲ばかり。今回はThe War on DrugsにSnow Patrolのエッセンスを振りかけたような力強いギターサウンドを聴かせてくれます。インディに固執せずデカい音もやれるのもいい。
09.Post Animal - Setting Sun
サイケみあるビーチサイドにThe Posiesを思わせる90'sパワーポップがガガっと入ってくるのがいいですね。今まで知らなかったバンドですが、アルバムも今作で4枚目。他の曲もちらちら聴いてます(でもこの曲がダントツいい)
10.crushed - cwtch
Temple Of AngelsのBre MorrellとWeekendのShaun Durkanによるデュオ。インディ、トリップホップ、エレクトロニカと、何の変哲もないドリームポップ・サウンドですが、この曲のあま~いメロディセンスがひと際抜けてますね。どうやら国内盤もリリースされるそうで、日本のリスナー好みのサウンドに仕上がってそうで楽しみ。この曲のMVもお願いします!
11.Far Caspian - Here Is Now
アイルランドのFar Caspian、リリースするたびに好みに近づいているんですが、今作3rdにはこんな踊れるシューゲ曲も入っていて気づけばど真ん中に。
12.Sophia Stel - All My Friends Are Models
バンクーバー拠点のインディ/エレクトロ・アーティスト。儚いヴォーカルと躍動感あるビートのギャップが、終盤に向けて生のムードをがんがん高めていってくれます。
DJ GAMMY
13.Stealing Sheep - I Wanna Go Back
リバプールのインディポップトリオ。もう10年選手ですが、緩急つけたアタックと自由自在な構成が魅力的なこのダンサブルな新曲がツボ。
14.Tyler, The Creator - Ring Ring Ring
タイラーの新作ディスコアルバムからは、レイパーカーJr.のAll In The Way You Get Downをサンプリングしたレトロフューチャーなこの曲を。
15.Tame Impala - End Of Summer
90sテクノとケビンパーカーのサイケデリアがマッチした新曲。コロムビア移籍のわりには良い意味で地味。サブベースの効いたイーブンキックなので、しっかりクラブ(グルーバー)でも聴いてほしいですね。
16.Basement Jaxx - Bambina ft. Martina Camargo (Rhythm Of Summer Edit)
コロンビアのクルラオにインスパイアされたこちらのバージョンが好きですね。ジャックス久々の新曲、そろそろ本腰入れてくださいな。
17.EVERYDAY DARTY - Doh Doh Doh
ナッシュビルのバンドで、この手のフュージョンバンドは一発屋にもならないのが通説ですが、70sサザンロックの感じをバカ楽しくフュージョンさせてるところに何か微笑ましく惹かれました。
18.Haute & Freddy - Sophie
LAのALT-POPデュオの新曲が今回も素晴らしき狂おしさでもう完全にハマりました。猥雑なディスコ/ハウスさも見え隠れしてるところがポイントです。
19.Dagger Polyester - Father Panik
ブラッククロウズの兄がプロデュースしたLAのグラムロッカーのニューアルバムから、ヒプノでカオティックなずっしりとポップな新曲で。当然Silver Arrow Recordsです。
DJ Case
20. WAAX - Ur A Rat
ブリスベン発のロックバンドWAAX、3年ぶりとなる新曲。鋭いサウンドと毒のあるユーモア、生々しいヴォーカルがライブさながらのエネルギーを放ち、バンドの再始動を力強く印象づけています。
21. Ciutat - Quiero Verte Bailar
スペイン・バルセロナ出身のデュオCiutatによる新曲は、2000年代後期のインディースリーズやクラブサウンドを現代的に洗練させたダンスチューン。ピアノ主体のメロディと高揚感のあるループが、ノスタルジックかつエレガント。
22. Sofia Kourtesis - Canela Pura
ペルー出身、ベルリンを拠点に活動するお馴染みSofia Kourtesisの新曲は、官能的な温もりと躍動感が織り成すラテンハウス!豊かに響くハウスコードと、甘美で少し秘められた愛情の歌詞が、官能と自由を解放する幸福の瞬間を描いています。
23. Disclosure, Anderson .Paak - NO CAP
英国のエレクトロ・デュオDisclosureとAnderson .Paakのありそうでなかった初コラボ。期待を上回るパフォーマンスはさすがの一言。ファンクとハウスがほどよく交錯し、初期のDisclosureを思わせるビートが直感的にダンスを誘う、この夏間違いないバンガーです。
24. Bakar - Lonyo!
ロンドン出身のBakarによる最新シングル。2000年のUKガラージ・クラシック「Lonyo - Summer of Love」を大胆にサンプリングしつつ、ユニークな感性で完全再構築したノスタルジックなダンスチューン。学校の校庭で子どもたちが踊るMVも良い。
25. DAMEDAME* - Promise
Jorja Smithの『Falling Or Flying』を手掛けたことで知られるEdith NelsonとBarbara Bokoによるプロダクション&ソングライティング・デュオ。温かくテクスチャ豊かな洗練されたポップR&Bで、この季節にぴったりの仕上がり。
26. Emma Louise, Flume - Easy Goodbye
8月22日リリース予定の共同アルバム『DUMB』の先行シングル。Flumeお得意の不規則でメリハリのあるビートに、Emma Louiseの繊細で息を呑むようなヴォーカルが融合した、感情豊かなエレクトロニカ・トラック。
DJ PIGSY
27. Lydia Night - Pity Party
元The RegrettesのギターボーカルLydia NightのソロデビューALがリリース。
The RegrettesのラストALみたいなポップ路線で、当時ハマらなかった人も今回のソロALを聴いてから改めて聴くとすんなりとハマりそう。
28. Charlotte Lawrence - Somewhere
米SSW、Charlotte Lawrenceが4年ぶりのALリリース。
エモーショナルなボーカルと散りばめられた浮遊感が相まって、音像が大きくなっていてそれが良い仕上がり。
サビでのファルセットの心地良さに何度もリピートしてしまいます。
29. Don Broco - Cellophane
英4人組ポスト・ハードコアバンド。今回から米レーベルFearless Recordsからのリリース。
Don Brocoらしいおしゃれなアレンジメントは残しつつも今までで最もヘビーは仕上がりに。
30. Surusinghe - FTRW!
オーストラリア出身でロンドンを拠点に活動するDJ、SurusingheがDirty Hitのサブレーベルdh2からEPをリリース。
Dirty Hitだけでなくdh2もこれから更に盛り上がっていきそう。
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