「Playlist」GROOVER November 2025
DJ SEO
01.Headache - Nineteen Sixty Five
トラックメーカーVegynと、スポークンワード・アーティストFrancis Hornsby Clarkによるユニット。先日リリースされた2ndALのオープニングを飾る、神秘的なシンセ・ビーツが高まりますね。
02.The Neighbourhood - Private
米カリフォルニアのロックバンドによる7年ぶりの最新作。「Sweater Weather」一発屋の印象でしたが、今作は見違えるように素晴らしくてビックリ。オルタナ、サイケ、ヨットロック、80'sの絶妙なブレンドで、アルバム全体も良いトーンでめちゃくちゃ聴きやすい。今年のおすすめアルバムです。
03.Yumi Zouma - Phoebe's Song
2010年代から着実に活動しているニュージーランドのインディポップグループ。新曲は"フィービーの歌”でもプリジャーズの方ではなくて、メンバーのジョシュの恋人の名前だそう。これぞ現代インディなファジー・チューンですが、中盤のブリッジがこの曲のレベルを一段高めてくれています。
04.Annabelle Dinda - The Hand
Tiktokでバイラルヒットした曲が配信にも登場。クランベリーズやアラニスみたいなねっちこいヴォーカルがツボなんです。この曲だけが異様に素晴らしいので今後どうなるかってところです。
05.Salarymen - Just Because You Can
オーストラリアはシドニー拠点のデュオ。サラリーマンて!と日本人なら誰もが食いつくナイスなバンド名に負けず劣らずな、憂いあるインディーポップでレトロでオリエンタルな雰囲気もグッド。アルバムもおすすめ。
06.Sudan Archives - A BUG'S LIFE
フジロックでも来日していた米バイオリニストSSW、バイオリン弾きながら歌うライブも凄いよね。新作では前のめりすぎちゃう?ってくらい、よりダンサブルに。
07.Fred again.., CA7RIEL & Paco Amoroso - Beto's Horns - fred remix
今年の苗場を沸かせた両者のコラボ・トラックがリリース。しかもこれが激アツのフロアキラー。フレッドがシンプルなテック・ハウスやるの(最後にビートチェンジあるけど)意外に初めてかも。
08.Oliver Sim - Telephone Games
再始動を発表したThe xxですが、その前に最後にこれを聴いてくれ!ってドロップした新曲が良すぎて草。もうツアー始まるのにどうすんのこれ?次のツアーは各ソロも織り交ぜて演るのかな?そうとしか考えられない!
09.Anna von Hausswolff - Stardust
スウェーデンの音楽家。すでに6枚のアルバムをリリースしてますが今作で知りました。
アルバムには早耳パンクおじいさんでお馴染みイギー・ポップやエセル・カインも参加しています。アート・バロック・オルトポップとでも言うのでしょうか?ロザリアの新作にも通じますね。にしても声が高い。ライブでもこの圧で来られたら発狂しそう(楽しみ)
10.Hayley Williams - Good Ol' Days
パラモアのヘイリー嬢のソロ作ですが、リリースしてから後付けでドロップされる曲がどれもいい。このつい口づさみたくなる弾んだフックなんて、ここ最近のインディポップ/R&Bの中でも珠玉の出来でたまらんです。
11.Not for Radio - Swan
The MariasのMariaによるソロ・プロジェクト。しっとりとしたピアノとビートが本家以上に儚く鳴り響くナンバー。ほんとはクラブでもこういう暗い曲で踊りたかったりします。
12.Mini Trees - Spinning
LAのベッドルームポップ/SSW、4年ぶりの2ndアルバムの冒頭を飾る曲。聴いてるだけで飛び跳ねたくなるウキウキ・ソング!
DJ GAMMY
13.Spiritual Cramp - You’ve Got My Number (ft.Sharon Van Etten)
US西海岸で活動するパンクバンドの2ndアルバムからは、シャロン嬢を迎えてのこの曲で。ザクザクいきつつダブ気味に落ち着いたビートで良いデュエットに。
14.chokecherry - Major Threat
デビューアルバムですが雰囲気も音のカラーもすでに出ている、サンフランシスコの注目してきたいデュオ。西海岸ハードコアからのスローダウンで歌い上げて揺さぶってきます。マイナーではなくメジャー。
15.Robosonic, Cakes da Killa, Divoli S’vere - Girls (Vocal Mix)
キャリア20年ベルリンのロボソニック。ケイクスとディヴォーリの人選も最高な、得意のナイスフロウなヒップテックハウス。出オチ最高。
16.Danny Brown - Lift You Up
デトロイト出身のアウトサイドラッパーの最新作がかっこよすぎるハイパーポップで流石のキレ味でしたが、それでも結局このアルバムの中では「異質」のヒップハウスを選んじゃうのはDJの性。
17.RØZ, Natt Calma - la vuelta
メキシコのDJデュオの新曲は、同じくメキシコのラッパーを迎えたハウストラック。もちろんロビンSのShow Me Loveサンプリング。ちなみにホイールは日本のRAYSのボルク定番TE37。
18.J Noa - YEH!
プエルトリコのYoung Mikoとともに、最近ずっと注目してるドミニカ共和国の若きラッパー。貪欲に参照点を増やし乗りこなしていく懐の深さとラップスキルが魅力の彼女の、ジャングルステッパーズな新曲。
19. Bomba Estéreo - La Bilirrubina
コロンビアのデジタルクンビアバンドの新曲は、ドミニカ共和国のフアン・ルイス・ゲラのメレンゲクラシックをヘルシーにカバー。こういうのは20年前から好物です。
DJ Case
20. Haley Bridge - Mailman
スウェーデン拠点に活動するシンガー/ソングライター兼プロデューサー。温かみのあるエレクトロサウンドに淡いノスタルジアを忍ばせ、柔らかなシンセと浮遊感のあるメロディが心地良いグルーヴ感。
21. underscores - Do It
サンフランシスコ出身のアーティスト/プロデューサー underscores による、ハイパーポップ以降の“ジャンル無宗教”精神をさらに推し進める一曲。4つ打ちを軸にしたビートからR&Bへと溶け込む転調。質感とリズムの可能性を徹底的に拡張した異端作。
22. Joshua Idehen - It Always Was
ロンドン生まれナイジェリア系のバックグラウンドを持つポエトリーとソウルを融合させる詩人肌のアーティストJoshua Idehen。ジャンプするようなベースと陽気なサンプルが希望を湛える祝祭的なソウル・トラック!
23. Thundercat - Upside Down (Candy Crush)
Thundercatの新曲は「キャンディークラッシュサガ」とコラボしたシングル、1980年のディスコ・クラシックである Diana Ross の名曲を宇宙的ファンクとジャジーな感覚で大胆に再構築した作品。相変わらず素晴らしいベースラインは独創的で新鮮で遊び心のある仕上がりに。
24. Ethel, Banshee the Great - Sorted
パリ出身のエレクトロポップ・アーティスト Ethel ×グラミー受賞プロデューサー Banshee The Great との再タッグ。ベッドルーム・ポップと90sシンセポップの質感を滑らかに融合させた一曲。
25. Horse Vision - Back of My Hand
スウェーデン出身のオルタナ・デュオ Horse Vision。一聴すると“擦られた王道コード進行”のようでありながら、その中に意外性あるスパイスを巧みに差し込み、既聴感を裏切る新鮮な魅力を放つオルタナ・トラック。
26. Bave - Tell Me You're Fighting
(三度!)スウェーデン拠点に活動するオルタナR&Bアーティスト Bavé のニューリリース。ギタードリブンのドリーミーなサウンドとストリングス、サイケデリックな質感とともに深化した彼にも要注目。
DJ PIGSY
27.Stella Donnelly - Feel It Change
来日公園が決まりましたStella Donnellyが11/7に3rd ALをリリース。良い曲ばかりでどれをピックアップするか迷いましたがここではこの曲を。次のトラック『Baths』も最高なんでぜひ通しで聴いてほしい一枚。
28.Man-Made Sunshine - For You, I’d Do Anything
UK5人組バンドNothing But Thievesのフロントマン、Conor Masonによるソロプロジェクト。個人的に大好きなボーカリストの一人で、バンドよりも更に内省的表現をするこのソロプロジェクトではConor Masonの歌声が一段と魅力的に聴こえます。
29.Robyn - Dopamine
スウェーデンの歌姫Robynが新曲でも最高のエレクトロポップをしてくれました。心地良さの中に時折垣間見えるエモーショナルな感情の塩梅が絶妙で、聴き手の心をガッツリと掴むリピート必至の1曲。アルバムのリリースもあるということで楽しみです。
30.Alemeda - Happy With You
SZAやDoechiiを擁するレベールTop Dawg Entertainmentに所属のオルタナ・ポップ・シンガーの新EP。好物は最後に食べる派の人は絶対に好きな展開です。もちろん僕は最後に食べる派です。
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