「Playlist」GROOVER April 2020

DJ SEO

01.JESSICA WINTER / PLAY

レフトフィールド/エレクトロニカなサウンドに洗脳的なコーラス。そして後半の爆発。ビリー・アイリッシュやグライムスらが生み出した歪んだフィールドに続くロンドンの新たなダークスターがWARPより。

02.JEAN DAWSON / BRUISEBOY

LAのシンガー/ラッパー、インディーロックのメロディとシンセウェーヴ、トラップが絡み合うJIMI SOMEWHEREとも共鳴しそうなサウンドで注目中。

03.THE VACCINES / ALL MY FRIENDS ARE FALLING IN LOVE

陽気なギターとキャッチーなコーラスな最新ALからの先行曲。僕の好きなザ・ヴァクシーンズが久々に戻ってきたような。

04.THE STROKES / BROOKLYN BRIDGE TO CHRUS

これまでもジュリアンの80's趣向はソロやAL曲であったとはいえリード曲でもくるとは。入りがめちゃヒューマンリーグで笑いました。

05.JELANI ARYEH / STELLA BROWN

サンディエゴの19歳R&B/ラッパー。今年後半リリースの新譜に向けたインディーポップに寄った新境地的ナンバーで、昨今のジャンルを飛び越えた普遍的な歌への回帰は良い流れですね。

06.LITTLE DRAGON / HOLD ON

布石だった一昨年のep"Lover Chanting"を経て、生音よりの質感やグルーヴを推し進めた大正解の新作。もうゴリラズのフックアップから抜けた地点に到達したのではないかと。

07.SPACE GHOST / FEELIN REAL GOOD

カリフォルニアはオークランドのDJによる3作目。ウィスパーヴォーカルにアーバンなムードがたまらないローハウス。そこにトロピカルなシンセが実にいい具合に乗っかっててドツボなんです。

08.GUM COUNTRY / SOMEWHERE

The Courtneysのメンバーによる新バンド。Yo La Tengoを思わせるこもったノイジーギターにRIDEっぽいリフが絡んだシューゲサウンドで好み。

09.YUNG HEAZY / U GOT ME

新作ALが4/20にリリースされるカナダはバンクーバーのlo-fi/キャッチーポップ。一度曲がしっかり終わってからまた始まったりと、自由かつ一癖あるのがインディポップ好きにはたまらんです。

10.BICKLE / NAKED

Bandcamp上では既に4枚アルバムをリリースしているアトランタのエレクトロニカ・ポップ・アーティスト。Spotifyではお初ながらもindie系リストでは早くも話題になっている煌びやかでキッチュなディスコ・ポップ。

11.VLOSSOM / MISSING YOU

Empire of the Sun, PNAUの活動で知られてるNick Littlemoreと、Cloud ControlのAlister Wrightによる新ユニット。Miami HorrorなどAUS系シンセポップが好きなら確実ハマります。

12.AXEL BOMAN / EYES OF MY MIND

春の陽気の下で踊りたいアンビエントでサイケなバレアリック・ハウス。

コクトーツインズからのサンプルなど小技も効いていて、マーキュリーレヴのケミカルREMIXを思い出しました。


DJ GAMMY

13.WILL CLARKE / HALLELUJAH

先月選曲したヴォンちゃんのレーベルDirtyBirdで巣立ったブリストルの彼の、ゲットー気味に寄せた得意の形のテックハウストラックですね。

14.HEADIE ONE & FRED AGAIN.. / SMOKE (ft. JAMIE XX)

UKドリル〜グライムで名を馳せるヘディがインディR&Bのフレッドと手を組んだミックステープからは、ジェイミーの手も借り、コラボとして1番バランスの取れた曲になったこれで。

15.MANGA SAINT HILARE / AT ALL TIMES (ft.IZZIE GIBBS)

かつてのグライムスーパーチームRollDeepのクルーでストーリーテラーマスターことマンガのnewアルバムからは、やっぱりスピードガラージなこれで。最近のグライム勢はアルバムとしてしっかり作り込みが出来てて傑作多しですよ。

16.JELANI BLACKMAN & BIG ZUU / P2P

ジェラ二は元々ビート作りやサウンドがユニークでアングラR&Bな感性なので、グライムチームMyTeamPaidのクルーであるビッグズーとのこのコラボトラックもまた新鮮でナイス。

17.FLUME / THE DIFFERENCE (ft.TORO Y MOI)

これもリキッドファンクで、やはりダンスミュージックはしばらくはこのまま90s参照が主流ですね。ついでに言うとくと20年代前半はBPMも140以上と速いのが主流になりがちですよ。

18.TOOTARD / MOONLIGHT

“シリアの”ゴラン高原のバンド、トゥートアルジの新曲がアナドルディスコ化してて最高。レゲエ→ブルースときて3rd ALはディスコしてるてことでしょうか。

19.ELLIE MOON / PROMISE IT WON’T BE BORING

春めいた曲も。イギリスのシンガーソングライターの2nd SG。変なんばっかり聴いててもこういうスローバックしたオーソドックスなポップスも聴きたいのです。つまり去年のJade Birdと同じ枠。

20.HINDS / GOOD BAD TIMES

新曲どっちも良かったので流れに合わせてこっちで。こちらの勝手な邪推を蹴散らしてくれるぐらいにほろ苦い歌詞が音と相まってとっても良い表情してますね。彼女たちはやっぱり強過ぎる根があるので愛着補正が多分にかかりヘビロテ入りです。


DJ KiM

21. Machine Gun Kelly x Travis Baker - Misery Business

インスタでやってたロックダウンセッションが発展したナイスすぎるカヴァー。

22. Charli XCX - Forever

こちらも自宅でニューアルバム制作中を発表からのシングル。エレクトロノイズよろしくなギラギラした質感がパンチあるポップチューン。瞬発力を伴ったクリエイティヴさはリスペクトの一言。

23. Kehlani - TOXIC

絶対色々あっただろうケラーニ(めっちゃメンヘラっぽい)の新曲。

色々あったんですね、、、と察するに余りある重た〜いリリック。サウンドはダークだけどこのモードだと自分好みのアルバム

になりそうとかは思っちゃダメです。。。

24. TOKiMONSTA - Renter's Anthem

前回来日時サマソニでみたハウスを織り交ぜたセットは今回のアルバムのモードだったことを確信。

間違いなく過去最高傑作。

25. Sink Ya Teeth - Somewhere Else

とにかくクラブでストイックに踊れるトラック。インダストリアルテクノ/EBM、ポストパンクっぽさまで孕んでも

ハウスになっちゃうブレンド力。

26. Bicep - Atlas

一聴すると地味、、と思いきや程よい、いやめちゃくちゃアンセミックな展開をみせる、スルメキラートラック。

早くフロアでめちゃくちゃデカい音で聴きたい。


DJ Case

27. Htiekal / Fast Life

先月と同じくNetflix案件ですが、Atlantaのダリウス役でも有名なLakeith Stanfieldが名義を変えて再始動。この人才能は抜群なのにとっても気まぐれそうなので本格的な活動に過度な期待はできませんが…それにしても現実世界ではPaper Boiよりお付きの2人のほうが才能に溢れているところが面白い。

28. Childish Gambino / 19.10

そして何かと話題なお付きのもう片方。アルバムのリリースは突然方式でしたが、混沌とした世の中に突然差し込むお導きのようで、Gambinoがステージに降臨するあの光景とダブりませんでしたか?黒人であることの美しさと困難を歌ったこの曲、考えさせられますね。

29. Hot Dad / Fitness Boy

圧倒的センスを全ておふざけに注ぎ込んだとってもお馬鹿な曲ですが、こういう時だからこそ元気が湧いてくる!外出規制に伴うワークアウトミュージックビデオの流行を予見していたフィットネスアンセム。

30. Reuben James / My Line

来たる6月に2作目となるEP発売を控えているReuben James、プロデューサーとしては既に名だたるアーティスト(Sam SmithとかDisclosureとか)への楽曲提供を行っています。最近、地盤を固めてから独り立ちの流れ多いですね。ジャズをルーツとしたムードある1曲にUKの才能ある若手をこれでもかとfeat.しています、お洒落で豪華。

31. Sasami / Mess

正直なところ前作はあまりピンときていなかったのですが、今回は無視できないぞと。流石は(?)元Cherry Glazerrということでオルタナサウンドはお手の物なのか、PJ Harveyよろしくな緊張感漂う1曲です。彼女曰く、ビジュアルではなく耳で楽しんで欲しいということなのでビデオは期待できなさそう、残念。

32. Laura Marling / Held Down

ギター1本と歌のみで勝負するアーティスト、というイメージがあったんですがしっかりリズム隊が入って過去最高の仕上がりに。彼女がフォークをベースにポップ化したらすぐに天下取ってしまいそう、なんて妄想が膨らみます。


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