「Playlist」GROOVER May 2020

DJ SEO

01.PERSONAL TRAINER / ISSUE BOX

Pip Blomのサポートで回っているオランダのインディーロック・バンド。90'sにいたマイナーなオルタナバンドにありがちなローファイ・サウンドだけど応援したい感じ。

02.FIONA APPLE / SHAMEIKA

ピアノの旋律とビートに巻き込まれて怒りと憎悪の世界に引きずりこまれる、これぞ真のオルタナ・ポップ。シャメイカが潜在的に持っていた人種的な劣等感でフィオナをいじめていたことに対してのある種リベンジソングですが、事実とは異なる、もしくは誇張されている気配も?そんな不安定さもフィオナらしくて素晴らしい新作。

03.PLAYBOI CARTI / @MEH

カラフル/ドリーミーなシンセにPlayboi Cartiのやたら声高いベイビーフロウがクセになる新曲。新作がリリースされないことでファンが荒れたり、意味なさげなリリックも込みでコメント欄がバズったりと。とにかく目が離せない存在で次のALでヘッドライナー級トップスター入りしそう。

04.MEGAN THEE STALLION / SAVAGE REMIX ft. BEYONCE

去年から大ブレイクしているヒューストンの女性ラッパー、最新EP(9曲も入ってるけど汗)からのカットは、ただでさえ強すぎるリリックに同郷でもあるビヨンセの客演でスカウターが計測不能(笑)この曲でのTiktokチャレンジも加わって今年は世界的にブレイクしそうな予感。

05.LIL XXEL / LMK

Tiktokから火が付いた急上昇中のフロリダの19歳ラッパー/モデルによる哀愁EDM。今を踏まえたリリックだと思いますが、ただのアイミスユーでも相当エモく響きますね。

06.PEACH TREE RASCALS / THINGS WON'T GO MY WAY

インディーロック/ラップを昨今らしいバランスで鳴らすLAのアーティスト。中盤以降にラップが入ってきてギヤ上がる感じとか好き。基本的にロック/8ビートに寄るの大歓迎です。

07.LAURAN HIBBERD / OLD NUDES

ワイト島出身の新人SSW、ローラン・ヒバードによる新曲は陽気でキャッチーなナンバーで、既存曲の中でもピカ一な出来。ふと昔、大好きだったThe Hussy'sを思い出しました。

08.MICHELLE / THE BOTTOM

NOW,NOW辺りが好きならたまらない、じわじわくるインディーシンセ/ポップ。Transgressiveとサインした流れで2年前のALからのリード曲がリプロ中。

09.CHOIR BOY / COMPLAINER

ソルトレイクシティのインディー/ドリームポップ。スミス直系のネオアコ/ニューウェーヴ路線に舵を切っての2NDアルバム。

10.JENEVIEVE / BABY POWDER

杏里"LAST SUMMER WHISPER"をモロ使いしたLAの新人R&Bシンガーによる極上メロウ。まだ2曲のみですが共にドツボで声も相当ヤバい。今後が楽しみです。

11.KELLY LEE OWENS / NIGHT

コロナで外出できない今だからこそ夜への渇望が高まるよね、、その想いを胸に巡らせてウィズユー。

12.INDIA JORDAN / FOR YOU

エクスタシーでディスコなカットサンプルが笑うくらいにキラー。東ロンドンのプロデューサー/DJによるハネたフィルターハウスをフォーユー。


DJ GAMMY

13.PURPLE DISCO MACHINE / HYPNOTIZED

シェフィールドのSophie & The Giantsを迎えたポップスに切り込んできた新曲。ガチャガチャさせ過ぎずに低めにまとめてきてるのが好感度大。

14.EMMA-JEAN THACKRAY / BRAND NEW

注目のUKジャズからはトランペッター/DJの才女の新曲で。今回も得意のビートダウン・クロスオーバージャズで変拍子もなんのその!

15.KATZU OSO / IN TOO DEEP

ロスのラティーノSSWだが、ラティーノ感が全くないやんっていうのはおいといて、アゲきらないディスコ感とバレアリック感といなたさが◎!

16.QUEENIE & LIONESS & STUSH / THIS ONE

グライムクイーン達が再び集結!これは強力!グライムシーンはほんま元気ですね。

17.JOCKSTRAP / THE CITY

ロンドンの何かと注目新人デュオ。程よく変態的で、かつタメを意識したビートチューンでこれはいいですね。

18.ARLO PARKS / BLACK DOG

こちらもロンドンの新人SSWですが、大事なのはビートニク文化を継いでいるという所ですのでお忘れなきように。

19.YELLOW DAYS / TREAT YOU RIGHT

マンチェのリラクシンファンカーの新曲。彼の良いところはミクスチャーのひと言に尽きますね。ソウル/ファンク、インディ/ディスコに橋を架ける良曲。

20.STILL WOOZY / WINDOW

てことで、もう前からセットみたいなもんですが、海を渡って西海岸でYellow Daysと共鳴する彼の新曲も併せてどうぞ。


DJ KiM

21. Run The Jewels - ooh la la (feat. DJ Premier & Greg Nice)

4枚目のアルバムも完成した彼らからリードシングル。オールドスクールなブレイクビーツの質感が90sを想起させます。

サンプリング元ネタで客演しているGreg Niceによる象徴的なラインがあったり、スクラッチだけでDJ Premierが参加していたりで痺れます。リリックではジョーカーやバットマンにも言及しているそうな。かっこいい。

Coachellaでライヴ観たかったなあ。

22. Marshmello & Halsey - Be Kind

ニューアルバムもめちゃくちゃ良かったHalseyをフィーチャーした新曲。EDM系の人って耳に残るメロディーラインが本当に上手くて、こういう要素も売れる一つなのかなとか思ったりします。リリックもサウンドもメランコリックで、チルするときにもピッタリかも。

23. Lil Aaron - VANS UNTIED

元々自分がポップパンクとエモ、トラップの掛け合わせがサウンドクラウドなんかで活発になってきた?と発見するきっかけになったアーティスト。今回ギターリフが格好いい。系譜としてはnohitng,nowhere的なところに分類できるかな、と思うんですが、所謂メタルコアっぽいこういうギターリフとラップを掛け合わせる塩梅が本当に絶妙で、見事に差別化出来てますよね。

24. nothing, nowhere. - death

前回の新曲"nightmare"では昨今リバイバルしているポップパンクのような跳ねる曲でしたが、今回はヘヴィなブレイクダウンでゴリゴリ”落とす”一曲。twitchでの配信ライヴでも早速披露されていて、ライブ映えも十分。こういう爆発力のある曲は強いですね。現在USはバーモントでバンドメイトと制作・共同生活をしているようで、アルバムにも期待。

25. Iglooghost - Amu

あの奇才・Flying Lotusから「次世代のAphex Twin」と言わしめたUKの新鋭、Iglooghost(イグルーゴースト)。自動合唱団と一緒に作ったという”Amu (アミュ)” という存在の生態系について描かれた楽曲。って全然意味がわかりませんが、、自身のビジュアル面やその狂った世界観を表現できる所は伊達に「次世代のAphex Twin」と言われてるだけあります。

26. Jean Dawson - Power Freaks

ローファイかつポップパンクっぽい疾走感、エモラップ以降の新しさをさらに更新するかのようなサウンド。

メキシコ生まれで黒人とのミックスという特異なルーツを持つLAの新人ラッパー。溢れ出すエナジーと才能は持って生まれた天性のものを感じます。今年激推しで行きたい。


DJ Case

27. !!! / I’m Sick of This

いつも気づかないうちに新曲が公開されている!!!、前作の”Paranoid”みたいな治安の悪いモードが個人的には好みなので推していきたい。「早く夜通し踊りたい!」を加速させるダブルシングルでのリリース!

28. Elison 404 / PS2 feat. Gia Ford

昨年、創設者の自殺により解体を余儀なくされたサウスロンドンをベースとする音楽集団Guild 404。その虚無感から、時間を潰すためだけに過去の膨大なデモや曲の断片を掘り返していた2人のメンバーが偶発的に完成させた本作”Pebbledash”、同レーベルDirty HitのGia Fordをfeat.した本曲では、最後に”Seeking Tomorrow, Together”と繰り返されるのがとても印象的です。

29. Brad Stank / Breathing Like a Baby feat. Ryshon Jones

気怠いボーカルと催眠術のようなギターリフが癖になるリヴァプール発のSSW、フィラデルフィア出身のラッパーRyshon Jonesをfeat.し、曲中で絶妙な緩急を生んでいます。来たる6/5リリース予定のアルバム”Kinky Om”からのセカンドシングル!

30. Remi Wolf / Photo ID

ポジティブネス溢れるカリフォルニア出身Remi Wolf最新曲。Hall & Oates、そしてDavid Byrneにインスパイアーされたというファンクの効いたポップソング、MVもチープな仕上がりで踊れます。Get Your Booty Wiggling!

31. Ben Chandler / Confession

「カリフォルニアで1ヶ月ほど過ごしていたんだけど、COVID-19のせいで家(フロリダ)に戻ることになってさ、隔離期間中にこのEPを作ることになったんだ。」(Geniusの本人コメント抜粋)ということで、コロナがなければ生まれなかった(かもしれない)、フロリダの風薫るグッドミュージック!前作のEPもおすすめ。

32. Phoebe Bridgers / Kyoto

先月枠ですがどうしても入れたかったので。彼女らしいユーモアと皮肉の散りばめられた歌詞に、力の抜けたMV、加えてタイトルが「京都」だなんて言いながら「東京」が出てくるんだからもう確信犯!プチ情報ですが、WarpaintのJenny姐さんも参加してるらしいですよ~早くサビ部分を大合唱したいNo.1ソング、I’m gonna k**l you~


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