「Playlist」GROOVER November 2023

DJ SEO

01.Caroline Polachek - Dang

春にリリースされた最新作「Desire, I Want~」のDX版に収録されるといわれている新曲。

アメリカのTV番組「Late Night」でパフォーマンスした際の、いわゆるTEDネタ、

パワーポイントを駆使した教授ルックは必見で、このアルバムを締めくくる最後のピースになるそうです。

02.Dua Lipa - Houdini

テーム・インパラのケヴィン・パーカーとダニー・L・ハールによるプロデュ―スの新曲!

ちょうど両者の間を取ったようなレトロフューチャー&スぺーシーなディスコ・ナンバーで、

ケヴィンはバッキング・ヴォ―カルでも参加。東京で行われるイベントも気になりますね。

03.IDLES, LCD Soundsystem - Dancer

来年2月リリース予定の新作「TANGK」からの新曲。LCD SoundsystemのJames MurphyとNancy Whangがヴォーカルで参加しています。これほどハマる組み合わせもそうそうないので、どうせならプロデュ―スも、、とは思いましたが、ポップ路線は全然ありかと。Clockenflapでのライブも俄然楽しみになってきました。

04.The Kills - Wasterpiece

7年ぶりとなる最新作「God Games」より。ダークでダンサブル、深夜にクラブで踊りたくなる魅力に満ちたナンバー。

05.serpentwithfeet, Ty Dolla $ign, Yanga YaYa - Damn Gloves

来年2月リリースの新作「GRIP」からの新曲。これまでは「静」の使い方が上手い印象でしたが、ジャージークラブなビートで新たなサウンドへ。仰々しくあって、スリリングでワイルド。そしてそこに際立つ「声」、がっつり踊れるようになったのもDJとしては嬉しい。

06.Q - Hello

春に出たデビューALも好評だった、米フロリダ拠点のオルタナ/R&Bアーティストによる新曲。後半に入ってくるドリーミーな上音と、そこに絡んでくるジャジーかつファンキーなグルーヴ。大好きなやつです。

07.Heartworms - May I Comply

すでに話題の英サウスロンドン拠点ゴス/ポストパンク・バンドによる新曲。予告の時点からめちゃめちゃかっこいい!と思って楽しみにしてたけど、いざ聴いてみたらすごく知ってる曲で、今年5月のブリストルのフェスでも演っていました。妖気とカオスとポップが混在したグルーヴが最高!まさに、この曲で彼女の才気に釘付けになったんですよ。

08.Yard Act - Dream Job

こないだの「The Trench Coat Museum」に引き続き、今回の新曲もいい!ダンス/ポップ寄りになったのは大正解かと。Clockenflapでのライブも次のアルバムも楽しみです。

09.MICHELLE - GLOW

NY拠点のインディー・ソウル・コレクティヴによる、パッと気分が明るくなる軽快な新曲。

ライブもステージ上で5人が並んで歌う様が、とてもインディーしててほっこりするんですよね。

10.Hotline TNT - I Thought You'd Change

NYブルックリンのインディーバンドによる新作「Cartwheel」より。8月にCaseが「Protocol」を紹介済みですが、この曲も今年~来年にかけてかけそうな気がするので。インディ/シューゲでありつつもエモい、これほぼRIDEですね。ギターのディストーションの美しさだけでも満足。ライブはできれば小さい箱で観て、このノイズで溺れたい。

11.44 Ardent - onlyknow

オーストラリアのエレクトロニック・アーティスト。エレクトロニカっぽい音だけど、ドライブ感のあるベースラインで踊れるグルーヴに仕上がってるのが良き。

12.Joy Anonymous - JOY (Up The Street)

ロンドン拠点のダンスミュージック・デュオ。最新作「Cult Classics」から陽気なヴァイブス全開のハウスチューン。どこかで聴いたようなビートだなと思ったら、Pete Hellerのクラシック「Big Love」をサンプリングしてるそう。Fred again..に続くブレイク候補でしょう。


DJ GAMMY

13.Sofia Kourtesis - Habla Con Ella

ペルー出身の今注目の気鋭DJの1stアルバムがついにリリース。音の粒子が飛び交うかのようなグルーヴが魅力のアルバムの中で、大地を跳ねるこのトラックもまた素晴らしい。

14.Lucy Rose - Could You Help Me

イングランドのSSWルーシー・ローズの新曲がジャジーブロークンビーツになっててどえらいことになってますが、kwes.がプロデュースということで納得。大歓迎の新機軸でこれは応援。

15.Dizzee Rascal - How Did I Get So Calm

UKハウスは相変わらず元気で、グライム勢もハウストラックを作る昨今ですが、やはりグライムでハウスとなるとディジーラスカルでしょ。活動初期からThe Adventures of Stevie Vのカバーしてたぐらいですからね。

16.Master Peace, Georgia - I Might be Fake

ここまで2000年代に露骨に寄ってくるとまでは考えてなかったのですが、好きなんでしょうね。来年2月リリース予定のアルバムからの先行曲はジョージアも参加のアッパー・マーダーズ!

17.Sun Room - Cut My Hair

南カリフォルニアのサーフパンクバンドによる2000年代よろしくガレージ。Bad Kidsとコード一緒とか言わないように。

18.Narrow Head - Medicine

ダラスのオルタナティブロックバンド。Mommaの「Medicine」を、Mommaは「Sunday」をというお互いの曲をカバーし合ったスプリットシングルなわけですが、お互いカバーのが良くね?っていう珍しいスプリット。

19.Priya Ragu - School Me Like That

上々の2ndアルバムより。ポップに寄った中盤も良いが、自らの出自でもあるバングラビートをアルバム冒頭でしっかりリプリゼントしたこの曲のが惹かれるところがありますね。

20.Dawn Richard - Babe Ruth

活動ペースが止まらないニューオーリンズ出身のドーン・リチャード。かつてはパフダディの下で活動し、今やエレクトロソウルの旗手となったが、新EPのこの曲はルーツを振り返ったナイスソウルとなりました。


DJ Case

21. Terria Jai - Bum Chick

デトロイトを拠点とするMC Terria Jaiのニューシングル。ポップで中毒性のあるトラックと現代SNS文化を風刺するようなリリックが◎。きっかけさえあればグンと知名度が上がりそうな気がします。

22. Tkay Maidza - Ghost!

LA拠点オーストラリア出身のSSW/ラッパーであるTkay Maidzaの7年振りとなる2ndAL『Sweet Juice』は<4AD>より。表現の自由度が段違い、豪華ゲスト陣にも頷けるまさしく彼女のキャリアハイ作品、必聴です。トラックから気づく人もいるかもKaytranadaプロデュースのこの曲を。

23. McKinley Dixon, Blu - Run, Run, Run

今年の6月にリリースされた『Beloved! Paradise! Jazz!?』からのキラートラック"Run, Run, Run"アップデートver。同郷のBluをfeat.し、リリックの奥行きとパワフルさが増し増しに、ジャズとHip Hopの相性の良さを再確認できる重要曲。

24. Jimi Somewhere - Jello feat. Ric Wilson

ご存じBenjamin SchandyことJimi Somewhereが活動的ですね、7月にまとまった楽曲集をリリースしたかと思いきや、2月連続でシングルを発表。お得意のアンニュイなポップソングにシカゴの気鋭ラッパーRic Wilsonのフロウが加わるとグッと締まります。

25. Dream, Ivory, Jay Som - Milk

南カリフォルニアを拠点とする兄弟ディオDream, Ivory、同じフィリピンにルーツを持つJay Somとの共作は必然といったところか。ファズのかかったハイパーポップにJay Somのヴァースでベッドルームポップ的要素を付け加えたナイスな化学反応。

26. Infinity Song - Pink Sky

今年のAOTYに入るだろうInfinity Songの2ndAL『Metamorphosis』からインディーサウンドに振り切ったこの曲をどうぞ。ソフトロックに軸足を置きながら、フォーク、ポップ、インスピレーショナルな音楽も聴かせてくれる、貴方の魂を癒す作品。

27. Kevin Abstract - Real 2 Me

変わることを恐れない男ことKevin Abstractの最新作。誰もが思ったことでしょう、あれこの人ラッパーじゃなかったけ、と。ただ素晴らしきかなそれなりの形(誉め言葉)でアルバムを仕上げてくるんだから今後の動きも追ってしまいますね。

28. Cooks But We're Chefs - Funeka

現代のUKシーンを体現するようなアートロックコレクティヴ、ダブリン発のCooks But We're Chefs最新シングル。3年前にもかっこいい~と自分で呟いてました。人力でこの複雑かつ緩急のついたサウンド、キレのあるラップ、今すぐライブ映像をアップロードするべき。


DJ PIGSY

29.HotWax - Phone Machine

UK3ピースバンド。メンバーがまだ10代ということもあってか若々しくてアグレッシブなサウンドにテンションが上がります。Royal Blood1のツアーにサポートアクトとして選ばれたりとこれからも活躍していきそうなバンド。

30.Momma - Sunday

LAとNYを拠点に活動する4人組。インディー・グランジ・オルタナ、僕の好みにどストライクのサウンドに加えて、ギターソロが刺さる1曲。

31.CVC - The Remortgage Anthem

ウェールズの6人組バンド。今年1月に1stアルバムを出したばかりの若手バンドですが既に大きいステージが似合いそうなサウンドをしていて最高です。こちらの新曲はディスコ調でダンサブルなナンバー。

32.YUNGBLUD, Oli Sykes & Bring Me The Horizon - Happier

先日来日公演の前にリリースされて、ライブでも披露したYUNGBLUDの新曲。以前にもブリングの曲「Obey」でコラボしていましたが、今回が2度目のコラボレーション。今回は激しいシャウトは封印して、エレクトリックで疾走感がある曲に。ライブも最高でした!

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