「Playlist」GROOVER December 2025
01.Yellow Days - Sharon
来年2/13リリース予定の最新アルバムからの先行曲は、
ヴィンテージな輝きに満ちたジャズ/ソウル・ロック。最高です。
こういうのを待ってました。
02.Man/Woman/Chainsaw - Only Girl
ロンドンの新鋭ポストパンク・バンド。すでに何曲も紹介してますが、
今回の新曲はイントロでアンセムを確信できるくらいポップサイドに振りきったナンバーで、彼らの持ち味でもある一癖も二癖もあるメロディをいい意味で裏切った、いくっときゃいくスタンスがかっこいいなと。
03.Kah-Lo - Somersaults
ナイジェリア生まれロンドン拠点の新人SSW、
ポップなグルーヴに思わず身体が動き出すエレクトロニック・ディスコがいいですね。
04.Midding - All For You
英国の新人バンド。ジザメリを思わせるノイジーなギターバンドで刺さる人多そう。注目で。
05.Joji, Yeat - PIXELATED KISSES (Remix)
先日リリースされてた新曲にYeatを迎えたRemixナンバー。キム・ゴードンがトラップを意識して書いた「Bye Bye」を思わせる、いつも以上に重ぐるしいビートが新境地。Jojiのクセあるヴォーカルと客演Yeatとのバランスもオリジナル超えの響きでよい。
06.Ice Spice, Tokischa - Thootie
Pink Panthereressと並んで、突き抜けそうでなかなか抜けないIce Spice
新曲は少しテイストを変えてTokischaを迎えたスパニッシュ・デンボウ・ビートで勝負。
Bb Trickz辺りとも絡んだりしないかな。
07.Sebastien Tellier, Slayyyter, Nile Rodgers - Thrill of the Night
セバスチャン・テリエの来年1月の発売予定の新作より。職人2人は間違いないとして、Slayyyterもイメージを覆すようないいヴォーカルワーク。普遍的、安定的ともいえるディスコ・ポップですが、これがいい。
08.St.Lucia - Summer Nights
今年3月にリリースされた『Fata Morgana: Dawn』の姉妹作として、リリースされたばかりの『Fata Morgana: Dusk』より、ファンキーなベースラインと煌びやかなシンセが彩るディスコ・ナンバーを。こちらもベタなんだけど好きですね、こういうの。
09.Kingfishr - Hold Me Down
アイリッシュ・トラッド/インディー新人。デビューAL「Halcyon」も良かったですが、そのデラックス版に収録されたこの新曲のほどよいグルーヴ感がいいですね。
10.Dirt Buyer - Baseball
インディーロック/エモ、すでに3枚のアルバムをリリース済みでこちらはその次曲になるのですが、Hotline TNTをより王道に聴きやすくしたような、曲の力強さだけで勝負できるナンバーで◎
11.Loose Goose - holding on
Gus Dappertonの別名義"Loose Goose"の最新曲は、A-Trakとの共作。ヒットした前曲"Down Like This"同様に、彼のサウンドの核ともいえるベースラインが際立ったキラーハウス。
12.AVAION - COLORS
ドイツ出身のエレクトロニック・アーティスト/プロデューサー。ピアノの美しい旋律や重なってくるベースラインとビートがハートウォーミングにも響くトラック。1月リリースの新作「TO MAKE PEOPLE HAPPY」より。フレッド・アゲインに続く人気を獲得できるのか、注目です。
DJ GAMMY
13.CA7RIEL & Paco Amoroso - GIMME MORE
中華そば屋で聴いてて途中「あら別の曲?」てなったけどすぐに戻って「あらバッドバニースタイルか」となったカトパコの新曲がこれ。
14.Lildami, Sr. Chen - passaport
途中にChicagoのStreet Playerがスッと入ってくる、カタルーニャのコンビによる夜をサーフするアップリフティングなラテンダンスポップ。
15.bad tuner - let em rock
ブルックリンのDJの新曲。地下の匂いのするクラブシーンで話題であろうことがすぐわかる、熱さと洗練さが交差するトラック。
16.Daphni - Clap Your Hands
来年2月のアルバムがもう名盤までリャンシャンテンという怒涛の勢いでリリースを続けるダン・スナイス。カリブーでは良い顔してるけどやっぱダフニは狂ってなんぼ。
17.nimino - Rest Easy
ロンドンの話題の若きDJ。歯切れの良いチョップ気味のシンセはトレンドですが、MVのような情景を音で描ききれたこの新曲はいいですね。Counter Recordsも抜かり無いですね。
18.Nia Smith - Limit
一音目で「タイトル〜!」てなる、ブラクストンのニーア・スミスの新曲。James BlakeのLimit to your Loveをジャジーに組み換えたナイスR&B。
19.Avalon Emerson - Eden
レフトフィールドなテクノプロデューサーやDJとして才能と評価を得るアヴァロン・エマーソン。ドリームポップ全開の& the Charmでしたが今回の新曲もそれらとはまた違った驚きのインディーブレイクビーツ。
DJ Case
20. Flight Facilities - Forever In My Room feat. BROODS
豪州ダンスミュージックの重鎮 Flight Facilitiesの新曲は、Sandy Rivera の名曲"Come Into My Room"に4年前にリリースした自身の"Forever"を融合させた異色作。BROODS の魅惑的なヴォーカルと耳に残るフックで心地よく引き込まれ、ハウスへの深い愛情が垣間見れます。
21. Gorillaz - Damascus feat. Omar Souleyman and Yasiin Bey
シリアのダブケ界のレジェンド Omar Souleyman と、NYヒップホップの象徴 Yasiin Bey(Mos Def)を迎え、アンビエントな導入から重低音のビートと躍動的なシンセへと展開する祝祭的なコラボ。Gorillaz が長年続けてきたグローバルな探求が今なお瑞々しく進化していることを実感させる曲。
22. Altın Gün - Neredesin Sen
フジロック出演でお馴染みトルコ系サイケバンド Altın Gün 、幼少期からトルコ民謡を親しんできたVo.のErdinç Eçevitのルーツが色濃く反映されているらしく、伝統的旋律への敬意とバンド特有のサイケデリックなグルーヴが自然に溶け合う1曲。
23. Fred Soila - Clean Up Your Act, Sunshine!
スウェーデンを拠点に活動する Fred Soila によるプロジェクト。ローファイでざらついた質感と、感情を抑制したボーカルが印象的なインディーポップ/オルタナ曲。思ったよりベテランっぽいその容姿から出る気怠さとユーモアが同居する空気感が良い。
24. doggone - Unforgiven
Mk.gee フォロワーとして名前が挙がり、賛否両論とともに話題を集める doggone。よりローファイで今っぽい質感のサウンドを軸にしたプロダクションは決して悪くないと思うけど、現時点では情報が少なすぎる。ここから一気に浮上してきても不思議ではない注目すべき存在。
25. DellaXOZ - Sleeping Away My Prime
こちらもスウェーデンを拠点に活動するアーティスト/プロデューサー DellaXOZ。多ジャンルを横断するサウンドで自身の内面を鋭く切り取る表現で評価を高めてきた存在。新曲は躍動的なビートと明るいハーモニーの裏に焦燥や内省を描き出す印象的なインディーよりなサウンド。
26. Raghd - wanna know
三回目のスウェーデン、22歳のシンガー/ラッパー/プロデューサーであるRaghd。Erika de Casier を想起させるミニマルなR&Bに厚めのビートをプラスしたようなサウンド、ユーモアを忍ばせたフレーズと率直な感情表現で、スウェーデン国内ではじわじわと評価を高めている注目株。
DJ PIGSY
27.Madison Beer - yes baby
来年1月16日リリースの4thアルバム収録曲から。
タイトルの"yes baby"がフックとなったリリックが脳内再生され、踊らずにはいられない、ポップシンガーに相応しい1曲です。
28.Cavetown - Rainbow Gal
こちらも来年1月16日リリースのアルバムから、リードトラックとなるこちら。
前半の8ビットサウンドから後半のハイパーポップへのコントラストに一気に心掴まされました。これもまた踊らずにはいられない、そんな1曲です。
29.Joseph - Ready to Let You Down
3姉妹の内一人が脱退し、2人体制となって初のアルバムとなる今作。Jpsephらしいコーラスの美しさと10年以上のキャリアから生み出されるインディーポップサウンドは2人体制になろうとも期待を裏切らないです。
30.ALICE MERTON - Cruel Intentions
"No Roots"でお馴染みのロンドンを拠点に活動するSSW・Alice Mertonの来年リリースのアルバムに収録のこちらは、エネルギッシュなインディーポップアンセム。プロデューサーにはCMATやRina Sawayamaも手掛けるRich Cooperが参加。
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