「Playlist」GROOVER August 2019

dj SEO

01.ANGEL OLSEN / ALL MIRRORS

神々しいダークシンセ・ストリングスにこれまで以上に力強いVoが響く新曲。ベタな方向性とはいえ一気に変えてきた夜オルセン、アルバムに超期待。

02.CLAIRO / SOFIA

遂に出たーマスターピースともいえる決定的な新曲。これはベッドルームポップ化したマイリトルラバーだ!と貧しいJ-POP知識で語ってしまいたくなるくらいには最高。

03.TEGAN AND SARA / I'LL BE BACK SOMEDAY

女性Vo曲ばかりでスミマセンですが、今月は豊作すぎます。シンセ・ポップ寄りな彼女らがこのタイミングで時代に逆行してバンドサウンドに寄ってきたのは手放しで祝福したいし、このサビとか青春すぎて最高、あーもう無敵感しかないなぁ!

04.HAIM / SUMMER GIRL

ルーリード/アトライブコールドクエスト・インスパイアの90'sサウンドを現代に消化させた最高曲。ラナデルレイといいこの流れから90'sが掘り起こされるのオルタナイト的にヤバいです。

05.HONEY LUNG / NOTHING

こっからイギリス男子編。世間的にはHEAVY LUNG推し?でも僕はこっち。前曲は長すぎるのがDJ的に難点だったけど、今回は90'sすぎる強弱法でシンプルにまとめてきました。気長に応援。

06.SQUID / THE CLEANER

ロンドン発、今年注目のポストパンクの一つ。ディスコ/ポップに寄ってきた新曲。フル尺とEDITと分けてくれてるのもDJポイント高めですね。

07.WORKING MEN'S CLUB / TEETH

オリジナル世代のポストパンク/エレクトロニック・ボディ・ミュージックに勝るとも劣らないヤバ格好さ!そして名前負けしてないサウンドも最高すぎるウエストヨークシャー出身の新人。

08.CHARLI XCX & CHRISTINE AND THE QUEENS / GONE

チャーリーらしい上モノにこのエレクトロベースが入ってくるとゾクゾクします。互いのサウンドがハーフ&ハーフに交わったコラボかくあるべきな1曲!歌詞もグッときた。

09.YOUNG GUV / EVERY FLOWER I SEE

FUCKED UPのメンバーBEN COOKのソロプロジェクト3作目は、

ティーネイジファンクラブが現行USインディを鳴らしたような極上パワーポップ!

10.TONES AND I / DANCE MONKEY

急激に話題になりつつあるオーストラリアの新人ポップ・シンガー。

中毒性のあるヴォーカルで一気にハマれるし、これは本物感ありますね。

11.BLANCO BROWN / THE GIT UP

クリス・ブラウンやピットブルを手掛けるプロデューサーがカントリーラップブームに便乗デビュー。カントリーラップというかここでも90'sミクスチャーリバイバル要素が伺えるし、

シュガーレイがゴッドファーザー化する未来に賭けてみようかな。笑

12.TY SEGALL / TASTE

近年ではキングギザードと肩を並べる多作家タイセガール新作ALより。90'sビッグビート期みたいなグルーヴィー・ガレージ/サイケ。間を空けてちょうどよい頃合いにアンセム放り込んできますね。


dj GAMMY

13.MELT YOURSELF DOWN / BOOT AND SPLEEN

懲りずに現行UKジャズ界隈から2曲。

まずはバンド名も最高(James Whiteね)なポストパンクバンドの新曲。ちなみにデビュー時には今年のフジでThe Comet Is ComingでSAX吹きまくってたシャバカも在籍。

14.EZRA COLLECTIVE / QUEST FOR COIN

その現行UKジャズてどっから入ったらええの?って方はここからがおすすめです。メンバーが才人の集まりでそこから広げやすいし、ライブも最高やから。まずはアフロビート主体の雑食ジャズのリード曲を。

15.MLiR / EL BAILE DE LOS MUERTOS

スウェーデンからのデュオの新曲。でもおもっくそ南米サイケですよねこれ(笑)。そういう意味でも本来の「バレアリック」感で良いです。

16.THE VISION / HEAVEN

ベン・ウェストビーチの新プロジェクトですよー!しかも相方はKon&Amirのコン!サマーソウルフィーリングで展開も素敵なニューディスコ。

17.MOODYMANN / I’LL PROVIDE

自宅の裏庭やのに不法侵入で逮捕という人種差別甚だしい冬の悲しい事件から半年、待望の新作。ちょっといつもとトーンとか景色が違うが紛れもなく彼にしか出来ない音色。

18.MASALO / YERA (ft. Doussou Koulibaly)

マリの歌手ドゥースー・クリバリのボーカルをイタロディスコに重ねるという荒技。しかし今の南アのクワイトをはじめ確実にアフリカは今音楽で繋がろうとしています。そのドキュメンタリーのようなEsa Williamsのコンピより。

19.DEATON CHRIS ANTHONY / SONSHINE

スケボーの映像クリエイターAndrew Lovgrenとしても活躍し、バスケ好きにはニヤリとするジャケばかりの彼の、UMIをボーカルに迎えたブリージングなR&B。

20.GREENTEA PENG / DOWNERS

今年注目したいルックスも最高な彼女。レゲエ、ジャズなどブラックミュージックが根っこにあり、ローリンヒルでサマーマッドネスなこの曲はこの夏どハマり中。


dj KiM

21. Skrillex - Mumbai Power (feat. Beam)

待望の新曲は、ジャンルやこういう類いの音楽の限界に挑むような一曲。最初に公開されたビデオもAbletonのプレビュー画面をそのままみせちゃうというDTMer歓喜な手法。音楽もそうですけど今までと違う視点で、こういうトライをし続ける姿勢はリスペクトの一言。

22. Tierra Whack, Beyoncé, Moonchild Sanelly - MY POWER ft. Nija

女帝・ビヨンセがプロデュースするアルバム”The Lion King: The Gift”から。『Black Panther』のOSTと同等の現行USヒップホップ・アベンジャーズ揃いではあるけど、このアルバムはアフリカ出身のアーティストが多数参加しており、本曲はアフロビーツを大胆にフィーチャーしたサウンド。曰く「サウンドの一部を使用するような解釈ではなく、アフリカ音楽本来の美しい形」だそうな。

23. NF - Time

チャノのニューアルバムを抑えて全米チャートで1位を獲得したUSラッパー。先行で配信した楽曲の総ストリーム数は既に約3億回を記録と、既にコアなファンベースを築いています。フロウやスキルフルなラップは、本人も「インスピレーションの全て」と語る通り、エミネムの後継者とも称されていて、そこにダークでオルタナラップ寄りのサウンドが特徴。Logicが好きな人にもおすすめ。ビデオはリリックに合わせた別れた恋人との関係を逆再生で描く、エターナルサンシャインよろしくな内容。

24. nothing,nowhere. x Travis Barker - destruction

nothing,nowhereのインスタグラムでレコーディング風景やスニペットが上がっていたものが遂にリリース!

エモ/トラップビートを倍テンで行き来しながら、両サイドの良さを活かしまくったナイス仕上がり。00年代エモやポップパンクが世代の人は必聴。

25. BROCKHAMPTON - I BEEN BORN AGAIN

サマソニ目前!間違いなく今年の目玉間違いなしの彼らが先行ドロップした新曲!Kevin Abstractから始まり、Merlyn Wood、Dom McLennon、Jobaがマイクリレー、

トラックはミニマルかつ不穏なグルーヴの曲ですが「これまでで一番ポジティヴなヴァイブス」を据えて制作したそうな。

26. A$AP Ferg - Floor Seats

その昔ラッパーに席はなかった、という意味のリリック。必要であればヒップホップは時代すら変えて進んでいける。自らの成功になぞらえながらその強さをひしひし感じさせるリリックに痺れます。しかもサンプリングネタはThe Prodigyの"Smack My Bitch Up"。

27. Rat Fancy - Never Is Forever

90sオルタナノスタルジー全開、誰がなんと言おうとこのハイライト感はPixies, Weezer, WaxahatcheeからDiet Cigまで、感じさせる。そんなオルタナでエモでパンク脳な人は必聴。

28. Lauren Sanderson - In My Head

こちらはオルタナティブガールシンガーとトラップビートライクで、90sオルタナ脳くすぐる成分も混みな夏のチルにぴったりな一曲。



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