「Playlist」GROOVER April 2023
DJ SEO
01.Blondshell - Salad
LA新人SSW、BlondshellことSabrina Teitelbaum、"私なら銃を持ち出し、彼のサラダに毒を入れるわ" "ユダヤ人の女の子を殺し屋にするんだ"と殺人ファンタジーを歌う、デビューALからの先行曲。一般的なインディー新人で、早くもJimmy Fallonの"The Tonight Show"に出るのはペース早すぎるけど、出自に恵まれただけではない非凡な才気も感じます。
02.DEADLETTER - The Snitching Hour
ヨークシャー出身サウスロンドン拠点のポストパンクバンドの新曲は、従来のキレはそのままに、ホーンやモッズ要素も絡んできてステップ刻んでガンガン踊りたくなるやつ。
03.Wednesday - Bath County
今年のベストインディアルバムとの呼び声も高い最新作「Rat Saw God」より、KarlyのヴォーカルとMJの歪んだギターがシンプル・イズ・ベストに大炸裂したオルタナ・アンセム。
04.Bully - Days Move Slow
4枚目からの先行曲が、過去最高にアガるグルーヴィーなオルタナ・ギターチューンでもう気分は90年代!バンドとしては正念場ともいえる時期に、目が覚めるような最高曲を投下するバンドは生き残れるぞ。頑張れ~
05.Pacifica - With Or Without You
The StrokesとPlaceboミックスしたようなソリッドなギターナンバーを演る、アルゼンチンの注目デュオによるデビューシングル。南米からこういうバンドが出てくるのが現代ですね。シンプルにカッコいいサウンドで佇まいもグッド!Wet Legみたいに売れたら面白くなりそう。
06.Mura Masa - Whenever I Want
25歳の大人気プロデューサーによる久々の新曲は、ブチあがり確実のジャングリー・ブレイクス。先日プロデュースで参加した「PinkPantheress - Boy's a liar Pt.2」も大成功で、今年もシーンを牽引してくれそうです。
07.KAYTRAMINE - 4EVA ft. Pharrell Williams
AmineとKAYTRANADAによる新ユニット”ケイトラミネ”によるデビュートラック。ケイトラのシグネチャーともいえるビートにファレルの客演&プロデュースという抜かりなさ。コーチェラでも早速披露されていました。アルバムは5/12リリース!
08.Jayda G - Blue Lights
文句なしに最高!去年のアンセムがDisclosure"Waterfall"なら今年はこれになるのかな?これで踊るためだけにクラブに足を運びたくなる。
09.Romy - Enjoy Your Life
フジロックへの出演も決定してるThe xxのRomyからまたアンセムが登場!プロデュースにStuart Price、Fred again..、Jamie xxを迎えて、できたのが90年代風なハウスってのがまたいい。「Beverly Glenn-Copeland - La Vita」のフレーズがタイトルのフックになっているそうです。
10.Depeche Mode - Ghosts Again
アンディ・フレッチャーが亡くなってから、2人体制での初となるAL「メメント・モリ」より。バンドのクラシカルな魅力に溢れた叙情的かつ高揚感のあるグルーヴに、何度も聴き入ってしまうスルメ的名曲。
11.Sharktank - H-A-P-P-Y
インディーポップとヒップホップを遊び心溢れるカラフルなビートで仕上げた、ウィーンの3人組。女性Voのハスキーさの違いかな?The Go!Teamよりお祭り感やアタック感が控え目でもちゃんとキャッチーなめっちゃいい感じのバランス!
12.Rahill, Beck - Fables
ブルックリンのバンドHabibiのリーダーによるソロ作からの先行。"The New Pollution"風ビートのサイケデリック・サマーポップな仕上がりで、ベックの幽玄なヴォーカルもいい感じ。野外でゆらゆら聴きたいなあ。
DJ GAMMY
13.Salt Cathedral - Strong Emotions
ブルックリンで活動し続けてるがメンバーも2人だけになり、音もそれにともないミニマルに移行してきてるがこれが良い塩梅。ヒプノティックでエキゾチックなビートで誘い込みます。
14.Porter, Ximena Sariñana - Mamita Santa
メキシコのインディバンド。同郷のグラミーノミネート歌手サリナーニャを迎えての曲は夕陽が似合うエレクトロニック・サウダージ。
15.Bowling For Soup - Hey Mario
もちろんマリオネタ!音もMVもふんだんにマリオ。ボウリングフォースープらしいパーティーサウンドなマリオ。つまりマリオらしいマリオソング。
16.STONE - Left Right Forward
YUNGBLUDのツアーサポートも務めたリヴァプールのポストパンクバンドのニューシングル。パンクの言葉の重要さを理解したスタイルで好印象。リズムの変わり方もライブ向け。
17.Fake Turins - Beatnik
LCDよりフリーキーなセンス良いノースロンドンのオルタナディスコバンドのもうすぐラストとなるシングル。クールかつ沸々と煮えたぎる温度感が痺れる。
18.Mazey Haze - Back to the Start
アムスのシンガーソングライターのニューEPより。War On DrugsとFleetwood Macの間のようなクラシカルで伸びやかな曲で好みです。
19.Shermanology & The Godfather - Can’t Let Go ft. Tony Sherman
大ネタのメイシオパーカーとフレッドウェズリーによるMaceo & The Macks「Cross The Tracks」を使い倒したファンキーハウス。
20.JPEGMAFIA, Danny Brown - Lean Beef Patty
待ってましたのコラボアルバムより。早回しネタとラディカルなビートのOutkastに追いつくかのような爆裂トラック。
DJ Case
21. The Orielles - Tableau 002
高評価だった前作『Tableau』の楽曲を切り貼りして再構築するというかなり実験的な内容ですが、そのクオリティはお墨付き。所謂ゾーンに入ったThe Oriellesの遊び心が詰まった1曲。
22. BAMBII - One Touch
ジャマイカ出身、トロント発のDJ/プロデューサーBAMBII。
Kelelaの『Raven』が約束された内容だったのはこの人のおかげでもある。ガラージ、ジャングル、ドラムン、3つの円の重なりが巧みに表現された攻撃的トラック。
23. Two Shell - mum is calling
ロンドンを拠点とする正体不明のデュオ、ハイパーポップ界の"バグ"と称されるTwo shell。
中毒的なバウンシーピコピコサウンドをUKクラブシーンへ落とし込むある種の天才。
24. Daughter - Dandelion
実に7年振りとなる傑作アルバム『Stereo Mind Game』からのハイライト曲。
緊張感と疾走感、返事を待つ気持ちを巧みに表現した楽曲とリリックに感服。
25. Napoles - Pretty Flow
ストックホルムを拠点とするクリエイティヴ集団LADIESLOVEのメンバー。
南アフリカをルーツとするダンスミュージック"Amapiano"からのインスパイア!
26. Allie Kelly - GUNSHY
Billboard の10 Cool New Songsにも選出されたLAのSSW、Allie Kellyの2023年初となる新曲。
あまり情報が見つからない彼女ですがそのポップセンスはピカイチかと。
音も映像も夏にぴったりヘビロテでどうぞ。
27. George Clanton - I Been Young
これまた90'sフォーカス、お得意のドリーミーアレンジで最高の出来。
Savage Gardenを参考にしたアルバム制作中ときいて今から楽しみが止まりません!
28. Hannah Jadagu - What You Did
5/19に<Sub Pop>よりデビューALを予定しているHannah Jadagu。
ファジーなギターに透き通るボーカルが心地良い、期待大の新人です!
他の先行曲も申し分ないので是非。
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